このレビューはネタバレを含みます▼
父子家庭の藤村遥稀は高校2年生､父親が再婚2週間で亡くなり、義理の母とその息子•同級生で片想いの相手である華井利玖と気まずい同居をしています｡同性で親友で家族である利玖を諦めるために早く家を出て行こうとカフェでバイトを始めた遥稀ですが、オーナーから2Fの添い寝カフェでも働かないかと声をかけられます｡友人から添い寝カフェの噂を聞きつけた利玖は､父親を亡くした遥稀が寂しいのだと思い､遥稀を心配するあまり毎晩添い寝してくるようになります｡遥稀は眠れないのと嬉しいのとで複雑な思いをするのでした｡片想いから思いがけずに家族となり､一気に同居にまで進んだ二人ですが､失恋した場合に逃げ道が無い為､お互いの想いを確かめ合うまでに随分と悩みます｡家族を大切にする二人が､親友から恋人へ､ 恋人から本当の家族へとステップアップしながら寄り添って安らかに眠るお話です｡
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