屍と花嫁
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屍と花嫁

赤河左岸

愛の形

2022年1月8日
曰くありげな、記憶もおぼろげな妻。裕福で見目麗しく優しい、けれどその妻を匿うように軟禁する夫。

静かに話は進み、やがて真相が明らかになるつれ、おぞましさと切なさがない交ぜになる。

その人の他は、なにも欲しくない。
どうあっても、手放せない。
哀しくも、幸せな愛の形なのかもしれない。
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