このレビューはネタバレを含みます▼
有り得ないかも、だけど、あるかもしれない…。
そして、あって欲しいと思えた。
八百万の神さまがおわす国の人間ですから、受け容れるには容易かったのかも、ですが。
たった一人の力なんて何の影響も及ぼさないと思えるけど、それらが集まると、とんでもない影響があったりするし、
たった一人のせいで世界が変わっていくこともあるのも事実。
出来れば、世界がまぁるくなって変わっていく力になるといい。
そんな事を思い出した作品でした。
…平和呆けしてて戦争が80年近く無い国に住んでるけど、人間の欲は果てしなく、明日…いや今日、食べる物さえ無く寒さに凍えている人々がいることを他人事として忘れることは本望なのか?と考えさせられる。
小さくても世界がまぁるくなって変わっていく何かをこれからも考えてもいいと思えた。
“希望”が持てるラストで良かった。