みずのいろ。
」のレビュー

みずのいろ。

槇えびし

ロマネーーーー!!!

ネタバレ
2022年1月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ っと、読後はただただロマネをぎゅーっと抱きしめたくなりました。モヤッとする方も、もちろんいるとは思いますが、個人的にはこの上ない終わり方でとても良かったです

表紙で泣いているセツ
記憶を無くしセツに拾われたリーシア(シン)
セツを過去から救いたいロマネ
(セツが愛しているリーシア)

あとがきで、『同じ世界を生きていても見ているものは違う』テーマの一つでもありますが、セツはずっとリーシアの世界だけでしたね。彼に赦し愛される事が幸せ、それ以外はいらないのかな?あとみずのいろ重いです。
セツがしてることは、周りを傷つけることなんだけど
全く嫌な気持ちにはならず。全てをなくし、あの死んだセツを見るくらいなら、リーシアの世界で笑っていて欲しい…っと2人のように思っちゃいます。
また、拾われたリーシア(シン)は、『天国』という国で育ち、外から見れば、最低最悪な国なんだけど、そんな国でも幸せはある。恵まれた環境に行ったからと言って幸せとも限らないし、セツがちゃんと愛してくれていたから、あの場所が特別なんだと。リーシアになったとしてもセツといる事が幸せなんだと。
そしてロマネ…彼が一番見ていて辛かったのですが、
セツが笑っていてくれたらもう幸せだよね。泣

セツとリーシアがイチャイチャしてるとこを、いつも邪魔しにいきそうなロマネですが、これが3人のたどり着いた希望(幸せ)なのかなって思います。
ロマネは、ずっと違う世界を見てると言ってたけど昔一緒に過ごした時間、セツは幸せだったと思うし、少しは見ていたんじゃないかな(*´∇`*)
ロマネ!落ち込むなよ!

はぁ〜。個人的に結構難しい作品でした。
全然レビュー出来てないですが、表紙に惹かれた方、
シリアスなBLが好きな方はおススメです!!
エチとかそんなのは期待せずに^_^;
いいねしたユーザ8人
レビューをシェアしよう!