このレビューはネタバレを含みます▼
命を救ってくれた「聖なる癒しの民」を探し旅をするクラウスと「運命の片翼」を求めるルル。声を無くしたルルはクラウスに自分がクラウスの探し人であることを告げられず、2人は離れ離れになります。健気受け不憫受け好きですが、こんなに可哀想なの初めてかも。攻めに冷たくされるBLはよくありますが、大体 好きなコをいじめちゃうパターンや何か理由があって冷たくせざるをえないパターンなのでマジもんに放られるコレはキツくて このボンクラウスッ!ぐぬぬってなりました。はじめのクラウスが優しいだけに悲しい。ルルの気持ちを知っていて1番苦しめるためになんて酷い、酷すぎる。あんまり腹が立ちすぎて ルルが死ぬのがクラウスは1番苦しいかなー?なんて悪魔の思考に陥りそうになりましたよ。アカン、ルル幸せになって!でもなー、簡単に許してほしくない。クラウスがびゃーびゃー泣く展開を希望します!いいところで終わりすぎて昨夜は寝付けませんでした。泣けて泣けて目え腫れちまいましたよ。続編が待ち遠しすぎてツライです。続編出るのを楽しみにして生きていこうっと。
2021年3月 総244ページ
(4月15日追記)2巻読みました。お、終わらなかった...。続編あります。次巻は今回ほど待たなくていいとのことです。周りがみんなクラウスをかばうのがなんだかなあでした。ダリウスもう出てこないんでしょうか?3巻で完結予定らしいですが、続く限り追いかけたいです。
2022年3月 総336ページ
(追記)最終巻を読了しました。う~ん、勢いを盛り返してきたかなと思ったりもしましたが、1巻ごとに星が1つずつ減っちゃったかなという印象です。元王妃のハダルが出てくるところが余計に思えました。ダリウスは出てこず(まあいいのですけど)。「天の浮島」のくだりが長くて(内容もフワフワ)、魔族との戦いの結末やそれからのふたりについてはさらっとまとめられていて、なんか惜しい感じ。1巻がよすぎたなあって思います。すごく引き込まれました。あとがきで六青先生が「とんでもない過ちを冒してしまった攻め(もしくは受け)が、その報いを受けつつ愛をつかみ取るお話が好き」と書かれていて、今回は過ちに気づいてからの部分が長かったですね。上下巻くらいがよかったかもしれません。雑誌に番外編を掲載されたようで電子で読めたらいいなと思います。
2022年10月 総321ページ 3巻とも挿絵あり