性格クズでなにが悪い
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性格クズでなにが悪い

志々藤からり

応援せずにいられない。大好きだ、この2人

ネタバレ
2022年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めの都築が良い!はたから見れば完璧なリア充イケメン。が、すかしたイケメンで無く、湊の前では一途で一生懸命で性欲も包み隠さず人間味あるところが◎笑。スマートイケメンが恋に苦しみ悶える姿は最高に可愛い!!ああ、壁になりたい!私はイチコロで落とされた笑。
しかしひねくれぼっちで自称クズの湊は一筋縄ではいかない。クズはあくまで自称。争い事、面倒ごとからは悉く逃げを貫く。本当は真面目な良い子。だからこそそんな自分をクズだと言うが、それも本当のクズにはなりたく無いという予防線。人間関係に潔癖それ故のぼっち。恋に落ちた自覚はあるものの、都築から貰う愛情と同等のものを返せない限り付き合えないと思っている。面倒くさい性格だけど誠実さに好感が持てるし、思慮深く感情に簡単に流されない所が良い。ちょっと捻くれてるくらいの湊が好みです。やはりツンデレは良いスパイス♪
正反対な2人だけど、だからこその焦れジレ悶モダが丁寧に描かれていて感情移入出来る。
都築は押せ押せだけど、中々踏み切れない慎重な湊だからゆっくりとしか進みません。1巻でやっとお付き合いスタート。
2巻。青葉の登場。価値観が近く少なからず影響を受ける湊。都築の嫉妬と独占欲が爆発。付き合ってるからといって、同じレベルでお互いが好きなどあり得ない。そこの所が丁寧に描かれています。湊はそこを有耶無耶にしない。都築を傷つけても。都築には悪いけど、イケメンが苦しむ姿、最&高!鬼だな笑。
3巻、無事大学生になり同棲開始。湊の恋心も徐々に育って来た様子。が、今度は都築に恋する美少年ライバル登場。湊がトチ狂う所が見所。相変わらず自分の事には逃げの一手だけど、都築の理想ためなら戦う事が出来ると一歩踏み出す。ここまで来てやっと都築の愛情に追いついて来た湊。自信満々に見えた都築でしたが、不安な気持ちはやっぱりあって。長く掛かったけど本当に報われ良かったねと思えるラストでした。
3巻通して、湊の性格に合わせて無理なくゆっくりと愛情が育まれていく丁寧なストーリー。モノローグの言葉も美しい。ずっと大切にしたいお話。
エチ描写は一冊一回程度サラッと。3巻は流石にサービスされてました笑 S字て、初めて聞いたので調べてしまった!ふふ腐。
歓喜!完結後の4巻!?都築の親友で恋敵になる洸吾の登場。湊に一目惚れとか設定に多少無理ありでも、最高だから良し!!
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