ピンクポルノで待ちあわせ【単行本版/電子限定おまけ付き】
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ピンクポルノで待ちあわせ【単行本版/電子限定おまけ付き】

三栖よこ

エロ可愛い二人。

ネタバレ
2022年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様の絵柄が好きで、時々作者買いしています。出版にあたり三年前の原稿を書き直したそうです。大人の諸事情が何だか知り得ませんが、無事に単行本として発売された事は嬉しい限りです。
映画館で知り合ったピンク映画が大好きなリーマン御堂と、映画のライター熊野のもだきゅんラブ。
手慣れた熊野にされるがままの御堂がチョロい(笑)
チョロいけど可愛いのです。抵抗しながらも、快楽に負けてしまったり、好きな映画をエサに釣られてしまうチョロさ。でっかいGホイホイの中にピンク映画があったら、簡単にネバネバに捕獲されそうです。
熊野も遊びなれてチャラそうに見えるけど、映画への情熱が素敵だし、二人の映画愛がとてもいい。そんな二人が、徐々に惹かれあって変化して行く様子が丁寧に描かれています。映画が好きなんだなぁって伝わって来るし、お互いに惹かれちゃったなぁって感じが可愛いらしい。カラダが先行してしまったせいで、大事な言葉が伝わってない故の思い込みとすれ違いに焦れ焦れしますが、そこで言わなきゃ!て思うくらい作者様の焦らしがズル~い(笑)ちょっと不自然なんだけど、二人が離れてしまったあとのメッセージに効果的だったと思います。そう来たか。これぞモダキュンですね。
二人のエチエチも良くて、自分たち流の楽しみ方が出来そうです。

ピンク映画とAVの違いとか、ピンクの衰退とAVの普及だとか、映画のマメ知識もあって面白かったです。
御堂のお兄ちゃんが気になるので、スピンオフないかしら…見たいなぁ。
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