蠍と乙女
」のレビュー

蠍と乙女

澄谷ゼニコ

2巻をかけてモダモダウズウズゆっくりと

ネタバレ
2022年1月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さん買いで、2巻完結、1巻目はただいまセール中。少女漫画枠。BがLしてるけどエロなし、結末でようやくスタートラインに立ったところ。背後気にしなくてokです。けれども「恋ではないと思いたい」のBL初心者マーク付き作品よりは大人だから精神的にディープな関係だと思う。
これ自分だったら地獄だろ〜って思うような羞恥プレイつか過去の黒歴史発掘物語。高校生デビューした人気小説家、だけどただ今スランプ中の早乙女に新しく編集者としてついたのが久しぶりに再会した高校時代の友人の笹反。高校の時に一度だけ人のために書いたという小説を笹反へ渡していて、笹反はそれを大事にもっていて、それがもう赤面もので、、というお話。小説上では思いの丈が雄弁なのに、ふたりとも気づかなくて隠していてわかりにくいですわよ〜。散文詩のように漫画内小説の文章が書かれていてとても素敵。ふたりの関係は小説家と編集者であったり、懐かしい友人であったり、そして、、と2巻をかけてゆっくりとふたりの関係について考えていきます。描きおろし20ページで決着がついたようなついてないような。。なので、pixivで読んでいた方も単行本買ってよむとよいですよ。私は好きな終わり方でした。
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