このレビューはネタバレを含みます▼
コンビニ店長のコウスケの部屋に､シロサキという幽体が現れます｡すぐそこの道で事故に遭い､身体は救急搬送され中身だけがここに残ったというシロサキは､名前以外の記憶がありません｡部屋の掃除から食事の支度までしてくれるシロサキに､昔のプリクラ帳を見られて男の恋人がいることがバレてしまうコウスケですが､シロサキは自分もゲイだった気がすると言うのでした｡少しずつ色んなことを思い出すシロサキとコウスケがお互いに馴染み始めた頃、コウスケの恋人が部屋にやって来ます｡見合いをした女性と結婚するという彼氏を一生懸命笑って送り出そうとするコウスケの前に､見るに見かねたシロサキが現れるのでした｡大まかな筋書きは幽霊モノの定番とも言えますが､最初から生霊宣言しているところや物に触れたり実体があると言う設定がユニークです｡シロサキが何故コウスケの部屋に現れたのかも､シロサキが自分で記憶を辿り解決してゆきます｡コウスケが､姿を消したシロサキの病院を探し当てるくだり､コウスケの心情が良い感じにドラマティックでした｡
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