昨日、君が死んだ。
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昨日、君が死んだ。

ARUKU

世界観

ネタバレ
2022年1月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 世界観の塊とも言える作品ですね。人類がほとんど死んでしまった中、愛する人をも亡くし、授けられた魔法のミシンで愛する人を創る羽繕。そのミシンで縫ったものは命を吹き返し、ゴトーくんの魂探しに旅に出ますが、1話完結のような感じで、小さい生物や悪魔、天使、様々な生きとし生けるものと出会っていきます。それぞれの生き物に愛する人がいたり、夢があったりと、羽繕は出会ったものたちに寄り添い、自分にできることをして助けていくのですが、一つ一つの話にとても感動しました。私の場合、ストーリーはめちゃくちゃ良いにしても、正直最初はイマイチこの世界観に馴染めなかったのですが、護堂が出てきたことにより一変。それから護堂サイドを知ることにより、2人の想いがつながって大興奮するとともに、すばらしいの一言。1話ずつに起承転結のストーリーと、羽繕と護堂の過去と現在をつなぐ大きなストーリーを生み出し、一気に読者を惹き込むARUKU先生に目から鱗でした。先生のエロは濃厚で好きなのですが、主役2人はまだ先のよう。想いを伝えることを諦めてきた2人の想いが報われることをただただ願っています。
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