誇張なく一生忘れない宝物のような物語。
数多の漫画作品を読んできましたが、この作品は一巻の時点でマイベストに入りました。芸術作品だと思います。
一巻冒頭から一気に世界観に引き込まれ、心の琴線に触れる言葉、キャラクター、お話の数々に涙しましたし心が温まりました。
一つ一つのお話は時に切なく残酷でありながらも美しくて尊いです。耽美な表現もありつつグリム童話を読んでいるような不思議な味わいがあり印象的。
生きていて誰もが経験する心の痛みや孤独感、弱さに寄り添いつつも、少し前向きになるきっかけをくれるような物語が詰まっていて、何だか胸がいっぱいになりました。
作者様は天才ですし心で描いておられるから琴線に響くんだと思います。感謝しかない!
登場するキャラクターは人の深い部分の繊細さや複雑さが描かれており、好き嫌いハッキリしている方ですが好きになる他ないです。
その中でもやはり主役の羽繕とゴトーの関係性、エピソードの切なさ美しさが際立ちます。ハッピーエンド派なので二人がずっと一緒に居られるよう願ってます。
まだ続いているようなので雑誌掲載の続きを読むのが楽しみです。作者様の他作品も楽しく読ませていただきます。
絶対おすすめの作品ですし、この物語に触れて癒される人が沢山居ると思うのでアニメ化を熱烈に希望します。広まれ…!