少年の境界
」のレビュー

少年の境界

akabeko

そこの君、こちら名作なので読んでください

ネタバレ
2022年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ じわじわ良さが染み込んできて全然眠れない。うっう…
オメガバは運命とか男性妊娠とか、BLの良さの一つである「同性を好きになる葛藤」を描かなくなるご都合主義設定だから好きじゃなかったんですが、この作品のオメガバの解釈は真逆から捉えているように思います。「運命は幸せですか?」と問う中学生の薫、オメガ性と判明した瞬間全てを失ってしまったゆか、運命に執着しながらも運命に嫌われた大我、手に入れられない運命を見つけてしまい傷ついてゆくリン、4人の運命が誰も幸せになれないような絡み方をします。その絡まりは社会、人間関係、感情、いろんなものによってより複雑に絡んでしまうんですがakabeko先生の優しいほどき方が好きでした。ずっと一番そばにいたい、お前のことを考えるとどうしようもなくなる、どうしてもほっとけない、自分を一番愛してくれている、そういう純粋な「好き」が誰も幸せになれないように思われた4人の、2人と2人の関係を繋げていく、そういうオメガバを乗り越えた大恋愛が見られる作品となってます。暗い話ではなく幸せなお話なので身構えないで購入しましょう。(回しもんではない)(ただオメガバを身近に感じてしまうほど現代の見えづらい差別を象徴化していてリアルな仄暗さがあります)
ぎゃー話長いオタクやっちゃった。いやもうakabeko先生大好き!!好きです!!4人もメインキャラいるのに何でこう…全員魅力的なんだろう…特に先生の描かれる攻めがいつも好きなんですよ…顔面やべぇすね…アルファ雄たちの流し目も半目も、ふぬぅ!つってしばらくページめくれないです。画力と内容の圧倒的スモーキーさがたまらんです。全力であざした。好き
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