このレビューはネタバレを含みます▼
なかなかのボリュームですがあっという間に読めちゃいます!!草間先生の世界観をたっぷり堪能です!
表紙がカッコイイですよね!!!この探偵社の文字が書かれた窓が見える部屋で起きる出来事を、時に外から、下から覗き見るようなアングルがその場にいるようでワクワクしちゃいますね〜!
そして草間先生のキャラクターの描き方!
松田の黒縁メガネと短髪いかにも堅物そうに見えるイメージを初っ端の寝相の可愛さで崩してくるこれ!!!好きですーー。初対面で取っ付きにくいなって思った人が急に親近感湧く感じ笑
この人の無防備な天然エロス神子には見えてたんでしょうね〜。簡単に触らせちゃうのなんなん!!キャンキャン吠えたってかわいいだけなんですけどー。
松田の鋭い観察眼持ってるくせに情にも流されるおおらかさ、自分で気付いて無さそうなのも魅力的。
神子が松田を翻弄して1枚上手に見えるんだけど、そういう所認め合った対等な関係なのがこの2人の好きなところ。
商店街で起きる事件がその関係をも変化させて…でも何事も無かったかのような日常にしれっと戻って来る。
あんなにお互いのために奔走し、ハラハラドキドキさせられたのにも関わらず特別ドラマチックでもない最後のシーン、相変わらず松田がギャンギャン怒っている。それがもうめちゃくちゃ愛しいなって思いました!
草間先生の着地のさせ方やっぱり最高です。
ゆっくり何回も味わいたいなって思う作品ですね!
素敵でした〜!!!