ロマンスには程遠い
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ロマンスには程遠い

アマミヤ

めっちゃロマンス!

ネタバレ
2022年1月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●ロマンスでしかないです。出会いも再会も、それからの二人も。海辺の田舎町に現れたキラキラハイスペック英国紳士ルイスと、平凡サラリーマンのアラタ。ドキッとさせられる場面や表情がたくさんあって、きゅんきゅんしながら二人のロマンスを見守りました。
●見守るといえば小松さん…サブキャラに腐女子が出てくるの、あんまり好きではないのですが、そんなにぐいぐい絡んではこないのと、彼女のおかげでルイスのイタズラっ子なお顔が見られたのでOKです!
●作者さんの特徴かもしれませんが、サラリと流れる日常の中にふと相手を意識するような言葉やしぐさや表情があって、そういうものの積み重ねでお互いが特別になっていく過程がすごく好きです。本作だと、異文化交流、おにぎりの開け方、具、お仕事への姿勢、牡蠣小屋リベンジ、お父さんとの一場面…とかとか…
●アラタの初恋(ルイスも初恋?)エピソードもすごく素敵。あんなのお互い恋に落ちないわけない!10年も経って絶対会える確証もないのに海を渡ってやってくるなんて、それだけでもうロマンティック。
●そういういろんな積み重ねがあっての、雪が舞う中での二人の抱擁。コマ送りのような、一瞬一瞬を切り取ったような描写が美しかった。両腕を広げて迎え、一歩近付いて、頰を寄せて、自分がしてるマフラーを外してアラタに巻いてあげるルイス…!
●ルイスもアラタもどちらも色っぽくて、ドキドキしっぱなしでした。特にルイスの愛おしそうにアラタを見る表情とか、アラタの自覚なく誘う目つきとか、最高です。えっちも。カバー表裏、冒頭のカラーも綺麗ですごく素敵でした。
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