南くんはその声に焦らされたい【コミックス版(電子限定20P有償小冊子付)】
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南くんはその声に焦らされたい【コミックス版(電子限定20P有償小冊子付)】

相野ココ

『声』の魅力はヤバいです。

ネタバレ
2022年1月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人気も評価も高いこの作品を、ずっと読みたかったです。そして気になるタイトルの『声』。めっちゃ良かった!えっちで可愛い二人にやられましたぁ。
シチュエーションボイスを題材にした作品にテンション上がりました。AMSRは経験がないのですが、BLドラマCDを聴いていた作品があり、声だけのエロが想像力を掻き立てられ、そのエロさが際立ちます。漫画を重ねて聴くと更にドキドキが増し増しに。耳元で囁かれるような甘い声にゾワゾワするし、ブワッと熱さが込み上げて来る。声は秒殺腰砕けの武器であり、イン靡な世界へ導く麻◯のような中毒性があると思います。(特定の声だけですが…)なので、突飛な設定のようでいて、南くんがハマるのも頷けるんですよね~。
地味で人付き合いが苦手な烏丸が、まさかのイケボで南くんのエチのお手伝いをするなんて…
この二人がめちゃめちゃ可愛い。デフォルメされたチビキャラがちょこちょこ顔を覗かせるのもありますが、とにかく可愛い。可愛い上にえっちなんだよぉ。意地悪な焦らしプレイをする烏丸が、本当の言葉攻めをしてるようで、なりきりのSくんなのか、素質十分な攻め具合にドキドキ。手を出しそうなくらい接近してもギリギリすれすれで、見てるこちらが焦れてしまいます(笑)でも、それがなんだかやらしッ。テレセも顔から火を吹くくらい恥ずかしい。交わりのないエチでも、こんなにかと思うほどエロい。
そんな二人が声とエチだけの繋がりに、すれ違って空回りして、両片思いの恋模様がもどかしくて、切なくて…南くんの涙がグッと来ます。
声だけじゃない自分を見てくれていたリスナーと同じように、南くんも自分を見てくれていた事が勇気をくれましたね。諦めない強さが素敵でした。
初エチよりも、思いのたけを言葉にしながら抱き合った二回目のエチが良かったかな。でもやっぱり烏丸の言葉攻めが一番ドキドキしたかも。
南くんや明虎と関わって、ちょっとした感情を上手く出せるようになった烏丸の変化が嬉しいですね。
明虎もいい子だったし、可愛いかった。

続編決定のお知らせが嬉しくて、とても待ち遠しいんですが、ただ1つ気がかりが…烏丸の嫌~なお兄さんが登場するらしい。二人の溝が埋まるように、お互いに歩み寄る事が出来たらいいですね。もうこれ以上、家族が烏丸を傷つけないで欲しいと願います!頼むよ、お兄さん。

紙派の私は電子特典を見ていないのですが見たい!
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