このレビューはネタバレを含みます▼
思春期の頃に母から受けた言葉で強迫性障害になってしまった鷲園。側から見たら潔癖症だと思われているけど、実は「自分が汚いから触るものを汚してしまう」と思い込んで生きているので、人に触れ合うことや外で遊ぶことなど当たり前に出来たであろう楽しい時間を過ごした事がなかった。それが梅谷と出会ってできる喜びといったら!ゲームしたりハンバーガー食べたり、全部が初めてで一つ一つのリアクションが本当に可愛い!内容は少し重いものだけど、笑いもあるので読んでて息苦しくなることはありませんでした。上巻では母親最悪だ…と思ってたけど、ちゃんと下巻でクリアされますので最後まで読んで欲しいです。そして生きづらそうな鷲園を、彼のペースでずっと見守ってくれた梅谷格好良すぎ!初めは素手で手を繋ぐこともダメだった2人が最後までできた日にゃ〜…私も泣いちゃったよ。翌日、鷲園の「おはよう」の笑顔が全てを物語ってる。梅谷本当にありがとう!って言いたいわ。