このレビューはネタバレを含みます▼
この作品を知った時、完結しててよかったです。これは一気に読みたいやつ。BLの甘い要素は薄いですが物語を盛り上げる衣装や小物が丁寧に描かれててストーリーもしっかりしてるので最後まで楽しめました(BLといえばもう1CPの王族と元奴隷の濃ゆいシーンで盛り上げてくれてる)。それにしたってアダム(攻)の美しい容姿に惚れ惚れしちゃうよ。そんなアダムがジョエル(受)には犬並みに懐く姿が毎度可愛く微笑ましい。どんなに感情的に愛を歌っても冷たくあしらわれるアダム…お話が少し堅い感じなのでそんなシーンが息抜きになって丁度いい。ジョエルのお髭…いつか剃ってくれないかな〜と願ってたけど一瞬無くなっただけで最後まであのままだったのは個人的に惜しい…。でも陽の光に透けた服から覗くジョエルの身体ドキッとしたな〜。4巻終盤でやっとハピエンですが、ここまで引っ張った分ジョエルがアダムを誘ってくれたのは嬉しい誤算。王族の争いや宗教的なことが絡んでBLとは一味違うハラハラも堪能できました。2人らしい結末に大満足です。