BARBARITIES
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BARBARITIES

鈴木ツタ

華麗なる大風呂敷ラブロマンス最高です

ネタバレ
2022年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結の4巻まで一気読み。
はぁぁぁ。とても良かったです。。

中世の異国ロマンスにもうメロメロ。。。
様々な景色や背景、丁寧に描かれた花ばな、木陰から差し込む日の光、衣装のレースやリボンに装飾の数々、宗教的思考と政治の思惑などなど、、
何とまぁ読み応え見応え抜群で、かなり時間をかけてじっくり見入ってしまいました。
警護を依頼された見目麗しき老若男女全てに博愛主義者過ぎる子爵アダムと、真面目で不器用で色事に超堅物な司法卿ジョエルの恋の駆け引き焦れじれラブロマンス。
読み始めは、ジョエルの髪型と薄汚く見える顎ひげビジュアルが気になりつつも、コミカルを取り入れ堅苦しくなり過ぎない物語がとても面白く、読み終わりレビューを覗いてみると、これまた熱き長文レビューの数々が此方の御本の面白さを物語っておりました。
主役CPが焦れじれしている間、サブCPの隣国次期国王ルイスと元奴隷で従者ジルがエロを担っております故にBLのご期待もご安心ください。(笑)
幼き国王クリスと隣国王子ルカも何と愛らしいこと。。
長髪も見目麗しいアダムでしたが、短髪サイコー!
何はともあれアダムよかったね〜。粘り勝ちですわ。
あのジョエルが自分から誘うなんて、、成長しましたわ。(笑)
それぞれの表紙の2人の表情、距離感も本当にステキです。。
あとがきにて先生が、大風呂敷はたためず広げたままですと仰っておりましたが、丁寧で美しい描写に魅入られ大満足です。
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