LOVE HOLE 101号室 ~テッペン↑超えちゃって~
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LOVE HOLE 101号室 ~テッペン↑超えちゃって~

厘てく/YAZIRUSHI label

腹割って話せる二人だからこそ

ネタバレ
2022年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●シリーズ3作、202号室に続いてこちらも拝読してみました。原作CDは未聴です。厘てく先生の作品は何作か読ませていただいたことありますが、絵の雰囲気がこちらのお話にぴったりだったと思います。
●202のレビューにはCD準拠だということが念頭にありすぎて漫画に乗り切れなかったと書きましたが、本作はそういうこと全く気にならなくて、まっすぐな二人の気持ちのぶつけ合いにのめり込んでました。
●幼馴染みモノの王道ではあるかも。一緒にいるのがすごく当たり前なのに、一方が他方を好きな気持ちをずっと隠して“友だち”してるという。その感情が弾けるきっかけが、本作では「終電を逃して二人で入ったラブ ホ」でした。
●無邪気な成生(ナオ)に、あ〜っもう!の駿輔。せっかく隠してきたのに言っちゃうし…触っちゃうし。気持ちが溢れた駿輔の切ない表情がすごく良いです。ナオは大パニック。でもその後の駿輔は以前のまま普通に“友だち”のようで…?
●しゅんちゃんは無かったことにしようとしてるのか?と思いつつも、本気の顔した駿輔の言葉に真剣に向き合おうとするナオが健気です。だけど駿輔に「気持ちを知られたままそばにいるのはつらい」と言われ、距離を取られる。ナオの出した答えは…
●風が吹き抜けるようなナオから駿輔への宣言は清々しかった!(絵での表現が楽しい。)この前向きな明るさがナオの良いとこで、駿輔が好きなとこ。最終話まるまるえっちでしたが、めちゃくちゃ幸せそう&楽しそうでした!
●現時点で303未読のため不確かですが、各話の扉絵には統一テーマがあるのかな?101も202も「バスローブ」「日常」「すれ違い」「手つなぎ」「イチャラブ」って感じでした。あと、本作の描き下ろしで二人が使ってるお部屋は202号室なのでは?!こういうちょっとしたリンク、好きです。
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