このレビューはネタバレを含みます▼
上中下巻で、幼少期からの性的虐タイ、新興宗教、ボクシングと詰め込みまくりの重たい話ですが、主人公たちが乗り越えていく様を見守れる感動大作です。
途中の新興宗教はキャラ濃い人物多すぎなのと、裏のある言葉の応酬で読むのが疲れてしまいますね。ケイの兄と新興宗教のボスと精神科医の関係をパッと理解できないとよくわからなくなります。ただケイの愛を形にし、それを正すには必要な舞台装置であった。腹を刺されて、秘密裏に治療受けるにはあれくらいアングラな組織と関係が必要ですもんね。またケイとユタカのPTSDを乗り越える描き方も納得のいくものでした。
別冊のLovegiftにその後の幸せが詰まっているので、そちらで重くなった心を浄化しましょう。
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