鬼が慕うは祟り神
」のレビュー

鬼が慕うは祟り神

灰崎めじろ

純愛なのでは…

ネタバレ
2022年2月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 駆け引きとか引っ掻き回されたりとか、恋のあれこれに疲れた〜って時に読みたい。ただただ相手を愛してて「死んでも一緒にいたい!」っていう尊い姿を鬼と祟り神が見せてくれる。何度も涙腺突かれました。森に住む祟り神のしい様は触れるものが朽ちてゆくので生き物に関わることができず孤独でした。序盤で見せるその悲しげな表情が何とも言えない。そこに人間に見せ物として扱われてた鬼と人のハーフ椿丸がやってきて、しい様の時間に花を咲かせてくれるのです。もうしい様からしたら愛おしくて仕方がない!全編通して、いかに椿丸を愛しているかが痛いほど描かれてます笑。勿論、椿丸も同様。鬼らしくがっつくエロさもドキドキしますが、お互いが生きてる事を確認するかのように求め合い、そこに存在することを慈しみ喜んでいる姿に泣いちゃう…エッチィシーンなのに笑。一生2人は息するように好き好き言うてるんやろな。お話も大好き。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!