屋根裏部屋の公爵夫人
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屋根裏部屋の公爵夫人

林マキ/もり/アオイ冬子

続きが気になる。

ネタバレ
2022年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の周りが酷すぎる。でもそれにもめげず、公爵令嬢(公爵夫人)として領民の為に頑張る姿に好感をもてました。

旦那は両親を幼いころになくし、使用人に甘やかされ大人になっても仕事も領地の管理もずっと使用人まかせ。
借金に借金をかさね、主人公が嫁ぐことでなんとかしてもらったのに主人公の話は聞かないは罵声を浴びせるはクズすぎる。言い訳に学校では〜友達は〜とか26歳にもなってそんなの通じるわけがない。主人公の父親に領地経営を教わるのにもプライドを捨てきれない。不良物件にも程がある。
旦那の愛人(旦那曰く天使で一緒に育った妹のような相手)は死にそうな病気を抱えてると言うわりには元気で、てっきり狂言なのかと思ってたら医者が年寄で最新の医療を知らなかったからっていつのには驚かされた。
この天使(笑)も使用人に甘やかされるは母親が屋敷を女主人として仕切ってるせいもあってお嬢様気分のわがまま娘(母親は使用人で身分があるはずもない)。ある意味被害者でもあるけど、同情できる余地なし。

3巻で旦那があんなに邪険にしてた主人公にプロポーズしてるけど、主人公の悪い噂(尾ひれどころか胸ビレ背ビレまでついた悪意だらけの噂で事実無根)の誤解は解けたんだろうか。
そして何処に惚れる要素があったのか謎。3年も主人公の父親の元で勉強してたから会ってないし(手紙はやり取りしてたけど)、あれだけ嫌ってたのに。
主人公からしたら何処も良いと思うところないし素敵な好きな人が別にいるし(身分的に結婚は無理だと諦めてたけど)、4巻でくっつくのかな…。個人的には離婚して好きな人とくっついて欲しい。
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