吸血鬼は甘露(ち)をすする【電子単行本】
」のレビュー

吸血鬼は甘露(ち)をすする【電子単行本】

菫野さとみ

音が…聞こえてきそうな…( ̄ー ̄)

ネタバレ
2022年2月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何百年も存在していて、精神は疲れたりするかもしれないけれど、唯一の相手に出逢ったなら、その魂が老いることなくその相手を欲して全霊で向かうんだろうなぁ…な美しき吸血鬼。
唯一の相手と判ってしまってから、その相手を想い、欲して、“耐えてる”ワケですけど…
耐えすぎて、その想いを遂げる時…激しい、烈しいんですねー!
吸血する行為は、生きる為、手に入れる為、永遠に“繋ぎ止める為”。
その性愛行為の最中の音が聞こえてきそうなくらいの迫力。

歳をとらない(歳が止まるのかな?)吸血鬼と生きる時間が短い人間との一途な想いのぶつかり合い。
滅びゆく種族に奇跡を起こす『ヒロイン』…2巻完結ですが、読み応えありでした!

未来あるラストと飽くなき溺愛吸血鬼に不思議とほっこり呆れてニヤけました( ̄ー ̄)ノ☆
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!