うそつきと狼 【電子限定特典付き】
」のレビュー

うそつきと狼 【電子限定特典付き】

やまち

こだわりの陥没乳首でたっぷり299ページ!

2022年2月17日
新刊作者さん買いです。今作品は表題作のみ全6話+描き下ろしでボリュームたっぷり合計299ページ。1作目はおもらし、2作目はふぐり、と来てからの今作品は陥没乳首。またもやこだわりの性癖ガッツリな作品になってます。今作は1作目の「溢れて零れて〜」のスピンオフで、敏腕ヤクザの鷹臣さん×金持ち嫌いな奏のお話です。スピン元の零司×綾さんもチラッと登場しますが前作未読でも問題なく読めるかと思います。ところで今回の攻め・鷹臣さん、「溢れて零れて〜」では食えない感じでビジュアルもそんなに好みではなかったんですが、こちらの作品ではすんごい魅力的でした!確かに過去2作の攻めキャラとちょっと違う路線のビジュアルですが、角度によっては格好良く見える(笑)し、余裕たっぷりで理知的な感じが大人でとても良かったです。受けの奏は過去のトラウマから金持ちが嫌いで横暴なんですが、実は真面目で人懐っこく、こちらもとても魅力的なキャラでした。鷹臣さんとのやりとりもテンポ良くて面白かったです。過去2作はどちらかと言えばエロメインっぽいイメージだったんですが、今作は既刊と比べると少しストーリーにも手が込んだ印象でした。今回はただヤッてるだけではなく、人物の掘り下げとかキャラ同士の相関が凝っていたような気がしました。とは言え、やはり性癖ガッツリなエロもあり、氷を入れたりペットボトルで吸わせたり(文字にするとすごいですね…)、なんか色々攻め方が斬新でした笑。奏のお父さんのことは辛かったしかなり胸糞でしたが、鷹臣さんがいい形でけじめをつけてくれて、すっきり良い読後感で読了できました。
いいねしたユーザ16人
レビューをシェアしよう!