窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション
」のレビュー

窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション

水城せとな

これを読まずしてBLは語れない(と思う)

ネタバレ
2022年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 私自身がBLの深き沼に引きずり込まれるきっかけとなった作品です。男が男におちていく様をとても繊細に描いている作品だと思います。更に主人公達(恭一と今ヶ瀬)の恋愛模様だけでなく、そんな男に恋をしてしまった女性たちの切なさも見事に描かれている、そこがこの作品の魅力の一つだと思います。二人がこの先、うまくいってもいかなくても、お互いが「たった一人の男」なんだろうな…。悔しいくらい羨ましいですね、こんな恋愛ができて。二人の隘路にたくさんの花が咲きますように…とか叙情的なことが書きたくなります。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!