太陽よりも眩しい星
」のレビュー

太陽よりも眩しい星

河原和音

和音先生の作品大好きそしてこの9巻は最高

ネタバレ
2022年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう、ごめんなさい、ホント大ネタバレですけど翠ちゃん!オメデトー!!!9巻最後のあの読み応えのある男子会!仲の悪かった2人が恋バナ始めちゃう程近い存在になっちゃって、神城の考えるな、から翠ちゃんに傾き出した鮎川くん。翠ちゃんを見つめながら自分の気持ちを確かめていく鮎川くん、和音先生の丁寧な描き方素敵です。脳内では勝手に美しい映画の再生が始まります。鮎川くんの実家とかにも皆んなで泊まりに行ったりして欲しいな。お兄より賢い鮎川妹も見たいです。これからミオちゃん編に移って行くようで楽しみです。

さえちゃんと神城を見守った高1の日々がで終わるのですが、ここは特に秀逸でした。77p以降の翠ちゃんと鮎川間の心地良く楽しい会話。この2人絶対相性良いじゃん付合っちゃいなよと誰もが推したくなるはず。告白頑張る翠ちゃんに平常業務の鮎川。バスの中での翠ちゃんの独白に号泣し気づけば140p迄瞬きできない程没頭読みして、更に盛り上がりのクラスのお別れ会。あぁもう!私、このクラスに居たかったなぁ。素敵な8巻。
以下一巻直後のレビュー
主人公の女の子にあざといところが全然なくてすごく真っ直ぐ、そしてそんな彼女のステキな彼氏はどこまでも穏やかで一途で優しい。「素敵な彼氏」の小桜ののかちゃんの幼女時代やこちらの主人公さえちゃんの小学校一年生時代の姿とか、本当に天使のような愛らしさ。和音先生の愛情の深さが感じられます。読み進めていくごとに心の奥深くがじんわりと暖かくなってくる。さえちゃんの呟きは、昔大好きだった人を思うだけで震えるようなため息をついていた、そんな記憶を呼び覚まします。明後日になれば第2巻の発売なのでそちらを読んでからレビューを書けば良いのに、ドキドキの止まらないうちに早く書きたくてその2日が待てませんでした。心の中に淡い色したふわふわの花びらがいっぱい積もってゆく感じ、とっても素敵でした。
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