マイディア・エージェント
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マイディア・エージェント

ヱビノびすく

久々の表紙買いで大当たり

ネタバレ
2022年2月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙のカラーのめずらしい色使いに惹かれて購入。
回収しきれてない話も多少はあるけれど、絵が上手く読み応えがあり、それできて重くなく、すっきりとした読後感。
1〜10に進んでいくというよりは5から始まり1に戻り10へ進んでいく物語なので(?)、上下巻一気に読むのがおすすめです。

攻めの真利生は腕っぷしが強くいい男なのにとても一途でかっこよくて、受けの理一は初心で美人でかわいくて、脇役というには濃すぎる信康坊ちゃんはいいこで、読み終わる頃にはみんな大好きになっていました。
あんな形して一途な真利生がずるいし、全部真利生が初めてなのに、初めてだからこそスポンジのように吸収してどんどんすけべに、魅力的に成長していく理一もずるい。
足りない点をあげるなら信康坊ちゃんのその後と、社長がどうなったのかですかね。真利生を認知してないっぽいのに息子だと思ってる社長だけがなに考えてるのか分からなくて怖かったです。リオに住んでる真利生の家族や理一の家族とのその後も気になりますが、あえて回収してなくて続くとかなのかな……?
ともあれ、デビューコミックスということですし、これだけ満足感のある内容と画力なら文句なしの☆5です。
今後どんなお話を描かれるのかとても楽しみですが、今作のキャラクターがとても魅力的でストーリーもまだまだ膨らませられそうなので、続いてくれたら嬉しいな。
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