フォロー

0

総レビュー数

112

いいねGET

882

いいね

11

レビュー

今月(4月1日~4月30日)

レビュー数0

いいねGET10

シーモア島
ベストアンサー8件
いいね100件
投稿レビュー
  • ディアマイキラーチューン

    否田

    そそそそっち〜〜!!???(狂喜乱舞)
    ネタバレ
    2025年3月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みからまとめ買い、一気読みをしました。
    最初は絵柄が独特で違和感を感じたものの、すぐに目が慣れて、むしろ噛めば噛むほど味がでてくる……
    それもその筈、絵柄も内容も、平成初期生まれ、バンド文化と共に成長してきた私に刺さらないわけがありませんでした。
    メインカプのふたりももちろんですが、脇役がとにかく魅力的。無理くりスピンオフ狙いの同時多発BLにするでもなく、恋愛にフォーカスしすぎていなくて、BLというジャンルでページを捲るのがこんなに楽しいのは久々でした。
    主人公はもちろん憧れのバンドマンと付き合うことになるのですが、憧れのままでいたいと接触を避ける友人の気持ちも一オタクとしては痛いほどわかってしまい共感の嵐……結果的に推しと付き合うことになる主人公との対比というか、中和され具合が絶妙でした。
    メインカプ以外のバンドメンバーについても言えることですが、まともで善良な人がいるってだけで読んでいて安心感があります。
    そして予想外だったのは、年下攻めのおじ受けということ……!主人公の美容師くん、どう見ても昨今流行りの受けちゃんなのに……攻めなんだ……あまり私を喜ばせないでほしいです(?)
    このおじがまた束縛系でかわいい。年下わんこの勢いに押されてえちなおにいさんになりきれないおじ(だがしかし興味津々)がかわいくてかわいくて、拝む手がとまりませんでした。
    唯一残念だったのは焦らしに焦らされたえちシーンが全カットだったこと。これだけで⭐︎ひとつ下げようか迷ったくらい残念だったけど、逆にそれだけで評価を下げてしまうのはもったいないくらいよかったので⭐︎5にしました。
    でもあれだけ引っ張って、上下も判明して、それでも描かないのってなにか理由があるのでしょうか?
    レーベルの問題なのかはたまた作者さんが描けない方?なのか……わからないけど残念すぎる。満を辞しての初えちが丁寧に描かれていたら文句のつけようがない⭐︎5でした。
    だって、せっかくのおじ受けだよー!!!(笑)
    物語の最後で同棲に漕ぎ着けたようなので、もし続編があるのなら濡れ場を入れることも検討してほしいです。切実に(涙)
  • お前のほうからキスしてくれよ【通常版/単行本版】

    やまやで

    試し読みで2話まで読めるのズルすぎる
    ネタバレ
    2024年4月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 良作です。
    最近はあまり冒険せず作者買いに徹していたのに、なんとなく気になったこちらを試し読みして気づいたら即購入してました。クーポンもないのに(笑)
    それくらい続きが気になるお話で、魅力的なふたりでした。
    学生の頃みたいな不器用な恋をいい歳した大人がしているのってなんでこんなにきゅんとするんだろう……リーマンからしか得られない栄養があります。
    結構なボリュームで丁寧に描かれているのに夢中で読んでいたからかあっという間に読了してしまいました。
    エロはほとんどありませんし、ス/マ/タどまり。その代わりといってはなんですが、キスの描写がとても情熱的でグッときます。タイトル回収もじつにお見事。
    そもそもゲイ×ノンケですからね。ご都合主義的にえっちしちゃわないところも、令和のBLっぽくてまた良し。
    というよりこのふたりにはご都合主義えっちはして欲しくないな。じっくり慣らしてじっくり繋がって欲しい。
    唯一気になる点をあげるとするならば毎月金の催促にくる神田の父の件。ああいう身内がいることと、カタがついていないところはなんとなくもやもやします(笑)
    個人的に平和主義の後輩小林くんがとてもいい味をだしていて気になるので、彼の話も読んでみたいなあ。
    続編ありますように。
  • 特装版 恋をするつもりはなかった-double-【電子限定描き下ろし付き】

    鈴丸みんた

    わたしは普通に楽しめたけど…
    ネタバレ
    2024年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ みんた先生作者買い。
    評価が極端な続編だったので身構えて読みました。
    たしかに、わりとあっさりめに描かれているなという印象。
    低評価の方のレビューを見ると、ニコが当て馬として機能していなかったことに疑問を感じている方が多い印象でしたが、わたしは彼に好感が持てました。
    だって、恋愛観がすごくまともだったから(男の趣味は最悪だけど)
    ロウを帰らせようとするところも、彼氏がいる男とどうこうなる気なんてさらさらないところも、よしのに直接会うところも。
    よしの自身が言ってましたが「悪いのはロウくん」であって、ニコじゃない。
    ロウに「相手の立場になってモノを考えなよ」と言えるニコにはむしろ好感しかなかったです。
    けれど、ロウだって経験豊富でも恋愛においては初心者同然。
    「恋をするつもりはなかった」がよしのの成長物語だとしたら、続編はロウの成長物語だったのではないでしょうか。
    たしかに、とくに物語の中盤は辺りはロウとニコが中心でよしのの影は薄かったし、これだけ登場しておいて当て馬にもならないのかと肩透かしくらったような気持ちになるのもわかります。当て馬で愛が深まる展開が好きな方はとくにそう感じるのかも。
    スピンオフを意識しているのも伝わってくるし、純粋にロウとよしののイチャラブ社会人編が見たいんじゃー!という方にはあまりおすすめできません。
    でも、だからといってキャラクターへの愛が感じられないなんてことはなかったですよ。
    期待が大きかった分、落胆した気持ちになるのもわかります。前作が好きなら尚のこと。けど、思い通りの展開にならなかったからといって作者のキャラクターへの愛まで否定することはないんじゃないかな…。
    わたし自身、明らかに担当者の力量不足お感じるお話はたくさんあるし、がっかりすることも多いのでどう感じるかは人それぞれですけどね。
    個人的にはスイとニコのお話も読んでみたいなと思いましたし、ロウとよしのがどんな風に関わってくるのかも含めて楽しみです。
    評価が割れているので続編があるのか謎ですが…。
  • 愛ってやつを教えてくれよ【単行本版】

    塩味ちる

    久々に試し読みからそのまま購入しました。
    ネタバレ
    2023年10月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 284Pというボリュームでありながら、読後は「えっもう終わり!?」と思ってしまうぐらい、すらすらと読めました。
    女にだらしないクズ×ノンケ彼氏と別れたばかりのゲイ。黒髪の方が受けです(優勝)(最高)(百点満点)
    クズの方が居候になるパターンはBLあるあるではあるし、ありふれた設定なんですけど、なんかいい。スッと頭に入ってくるというか、先が読みたくなる、不思議な魅力があります。
    主人公は受けですが、恋を知らない下半身ゆるゆる男(攻め)が恋をしていく過程を楽しむ漫画というのが個人的な感想。
    絵柄は流行りのソレではないし独特ですが、濡れ場は濃厚で色っぽく、すぐに目が慣れました。喘ぎ声がアンアン系じゃないところも雄っぽくて好き。
    シリアスになりそうなノンケ元カレとの一件については意外とサラッと描かれていて、攻め受け共によく泣きますが、シリアスにはなりません(笑)登場人物のなかでこの元カレが一番カスですが、サラッと描かれているのが逆にストレスにならなくてよかったのかも。
    言語化が難しいけれど、わたしはすごく好きでした!
    次回作が今から楽しみです。
  • ヤバめの恋は計画的に【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】

    Mりあ

    リバですよん
    ネタバレ
    2023年7月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 苦手な方が気づかず買ってしまいませんように。
    わたしは好きなのでその点だけでいえば⭐︎5。BLって基本的には左右固定だと思うんですけど、私の場合受け攻め逆だったらもっと好きなんだけどなという感想を抱いてしまうことも多々あるため、森本さんの尻の話がでてきた時点で小躍りしてました。顔のいい飄々とした男の尻に執着するのをやめられない……。
    内容だけでいうと⭐︎3かな。とくに山あり谷あり紆余曲折あるわけでもないので。あとは単純に前作での森本さんの出番が少なすぎて、そこなんだ、という(笑)攻め受け共にキャラクターの背景の掘り下げ不足かなという印象。顔のいい闇金男と派手なコンビニ店員の恋の話。それに尽きます。
  • ミィユは死んだ恋人を喚び戻したかった【単行本版特典ペーパー付き】

    阿仁谷ユイジ

    ミィユさんが、ミィユくんになっていく
    ネタバレ
    2023年4月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ エルフとその恋人の生まれ変わりの人間の話。
    異世界転生BLですが、どことなくジ◯リ(ハ◯ル)っぽい世界観。ミィユのキャラデザが長髪にエルフ耳、中世的なお顔立ちの美人さんなので、世界観に合っていて目が楽しかったです。
    寿命の違いから人間の恋人に先立たれ、死んだ恋人を甦らせるために自らの寿命と能力(魔法)を犠牲にしたミィユ。これだけ見ると悲しいお話にみえるかも知れませんが、内容的にはシリアスというよりもミィユの成長ストーリーでした。
    欲のないエルフが寿命と能力を犠牲にして、自らも人間になっていく。食欲も性欲も、大変旺盛(笑)なにも知らない子に一から教えていくのってたまらないんだろうなと思います。
    濡れ場はわりかし濃厚で、コマからはみ出るお耳と陥没した乳首が顔を出す描写は先生の”ヘキ”が感じられて大変満足でした。ちん…が修正で無と化しているので、他で魅せられる画力が素晴らしいです。
    本編ですが、人になったミィユはどことなく肉付きもよくなり髪も切って、中世的な美人というよりも完全に男の子なんですよね。俊介(攻め)よりでっかいのに、生活能力が皆無で性知識もない。でっかい赤ちゃんを見てるみたいで終始ニコニコでした。
    エルフのミィユには欲がなかったけれど、亡くなった前世の俊介は人間なので、きっと欲はあった筈。けれど現世の俊介はミィユに呼び戻されるまで性欲がなかったそうで……自分を呼び戻したミィユが人間になることを、必ずまた出会うことを、前世の俊介は知っていたのでしょうか。だとしたら執念が少し怖いけれど、お互いがお互いじゃなければ駄目というのは惹かれるものがありますね。ごちそうさまでした。
    試し読みのページ数が少なめなのがもったいないので、購入を検討している方は単話の方の1話無料分を読んでみてからでもいいかもしれません。
    ア●クサ(精霊)の人間verが最後にちょい出しするには良すぎるキャラデザだったので、ア●クサメインのお話も読んでみたいな(笑)
  • 食べたくなっちゃった【電子限定描き下ろし付き】

    小畑つねちか

    やっぱり最高でした
    ネタバレ
    2023年3月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ WEB.Bloomで最終話まで既読なのですが、とっっってもよかったので単行本も購入。あらためて全編通して読んでみたけれどやっぱり最高でした。正直紆余曲折あるわけじゃないけれど、仁も秋貴も表情がすごく良くて、記憶に残る作品です。
    立ち読みでどこまで読めるのか分からないのですが、WEB.Bloomで1話読めるので、まずは読んでみて下さい。1話で十分に最高だと伝わるし、このふたりのこれからを読みたいと思う筈なので。



    会社の同期。意気投合して同居生活10年目からの恋。秋貴が些細なことで嫉妬して自分の気持ちに気づくところから恋が始まるのですが、あらためて読み返すと仁はもっと早くに自分の気持ちに気づいていたんじゃないかなあと新たな気づきを得て大の字になりました。秋貴を試して自覚させて……どこか子供っぽく無邪気なのにそういうズルさがあるの最高すぎる。上下を決めるときも、初めて挿入に至るときも、最終的に決断するのは秋貴だけれど、決断させているのはいつも仁なのがたまらないです。私が攻め至上主義だからかもしれませんが、とにかく仁の表情がいいんですよ……。初めての時も、描き下ろしでも、秋貴にめろめろなときの仁の表情が、いい(何度でも言う)
    秋貴は秋貴で普段前髪で隠れている目元が見えたときの特別感が、読んでいてワクワクさせてくれます。
    暗い過去とか重い題材がある作品じゃないけれど、大満足で超ハッピー。読後幸せになれる作品だと思います。
    ちなみに同人誌の方もすごくいいので、単行本読んでハッピーになった方はそちらも読んでみて下さい。多分健やかに眠れます(?)
  • しゅきしゅきMAXハート

    山野でこ

    タイトルとのギャップ
    ネタバレ
    2023年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ しゅきしゅきMAXハート。タイトルで敬遠されるBL2023大賞作品ノミネート(笑)
    表紙と試し読みからタチネコを察知して、おっきくて美人な方が受け!間違いない!と意気込んで購入しました。
    まず、絵が好み。本当にキャラデザって大事です……。とくに受けのユキくんは私の目に狂いはなかったと言えるくらいの可愛さで、すぐにメロメロになってしまいました。
    いざというときには押せ押せになる龍仁(攻め)くんも好みですし、攻めも受けも性癖に刺さりまくりなので評価甘めかも。だって、ユキくんかわいいんだもの……。
    肝心のストーリーはタイトルからはまったく想像もつかないタイムリープもの。尚且つ攻めの龍仁くんは毒親と同居する苦学生という重めの設定があります。
    上巻はタイムリープの条件を探り探りしつつちょっぴりエッチな展開になってきたなというところで終わってしまうので、内容らしい内容があるわけではありません。
    個人的には攻めも受けもお互いのことが大切で大好きなんだなというのが上巻ですでに十分すぎるほど伝わってくるので、読後感としては大満足です。
    上巻ということは上下巻で完結する内容なんでしょうけど、タイムリープと龍仁の家庭環境どちらも下巻で一気に回収ということになるので、物語が駆け足で進んでしまわないか、そこだけが心配かな。
    ともあれ、はやく下巻でとろとろになっちゃうユキくんがみたい〜!(欲望に忠実)
    表紙みてビビッときた方は私と似た性癖をお持ちの方だと思うので、読んでみてほしいです。
  • 二度目は正直 【電子限定特典付き】

    喃喃

    うーん
    ネタバレ
    2023年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 攻め×攻めが三度の飯より大好きなので購入。
    苦手な方は苦手であろう問題の4P部分も私はとくに気にならないというか、むしろあそこが一番「攻め×攻め」を感じられてよかったとすら思う。けれど攻め攻めを謳う上でやはり気になるのは、受けになる方の攻め度というか、男らしさ。どれくらい堕ちないでいてくれるか、どれくらい意地をはっていられるか。
    今回の受けは元タチだけど、攻めというより美人受けとか女王様受けとか、その類の言葉の方がしっくりくる気がする。
    スマートさが求められるからと王子様攻めを演じていたけれど、その実泣き虫で子供っぽくてってギャップはすごく良いんだけど、初めて仁(攻め)の店に行ったときから大和(受け)はもう受けだった(笑)少なくとも私の目にはあの時点でもう受けとして映ってました。
    おそらく負けず嫌いの美人受けが好きな人には刺さるじゃないかなと思う。仕事はできるしビジュアルも外面もいいけど、少しお酒に弱くて感情豊かで気持ちいいこと大好き。そういうギャップ、大抵の腐女子が好きだと思うし私も大好き(笑)
    でも、攻め×攻めを読みたくて読むと拍子抜けするというか、物足りなさを感じるのではないかな。私がそうなので……。
    攻め攻めとしてみなければ雄みのつよい攻めと負けず嫌いな美人受けの良いBLだと思う。
    4P部分はかなり好みが分かれるので、攻めが受け以外の男抱いてるのが地雷という方は飛ばすか薄目で読むかした方がいい。私はタチしてる大和に腹立てながら欲情してる仁が見れたので大変好きな場面。むしろあそこがクライマックスでした(笑)
  • センチメンタル♂セクキャバナイト 【電子限定特典付き】

    U

    褐色受け好き集まれー!
    ネタバレ
    2023年2月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 金持ちのボンボン実業家×セクキャバのボーイ。
    正直なところ、内容らしい内容はない。よくある金はあるけど愛は知らない金持ちが絆される系。でも読後感がめちゃくちゃいいのはやっぱりビジュアルがつよつよだから。
    「先生触診してくださいッ」でも同じこと書いた気がするのですが、ロン毛攻め、良。でも今回は受けの翔くんのビジュアルがまあ〜刺さりまくりでした。銀髪、褐色、よわよわ乳首。見た目の派手さに反して真面目で、一般的な恋愛観をもってるのもツボでした。ノンケなのに気持ちいいことに弱くて、ちょっとM入ってて、乳首がよわよわなのも大変良。
    あとこれは個人的な好みもあると思うのですが、U先生の描かれる所謂トロ顔?がすごく好みで、大好きです。喘ぎ声に使われる独特のフォント(手書きなのでしょうか?)も雰囲気に合っているというか気持ちよさそうで、興奮します(笑)
    前作が刺さりまくりだっただけに多少は身構えつつ読みましたが、信じて購入して大正解でした。描き下ろしも良かった〜!
  • ホワイトナイトビターポルノ

    野花さおり

    家庭環境の話はどうなったの……?
    ネタバレ
    2022年12月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 童貞わんこに絆されていく恋愛初心者ビ◯チ。
    丸々一冊表題作ですが、本当にただそれだけのお話。垂れ目のわんこ攻めかわいいな〜と思うくらいで特別キュンとくることもなく、印象に残る台詞やシーンがあるでもなく、パラパラとページを捲り気づいたらサラッと読み終わってました。
    というのも、受けが恋愛しない理由として家庭環境がどうのという話が出てくるのですが、そこの回収がないので「えっ……?」というかんじ。その家庭環境がどうのという話も職場の先輩が勝手に攻めくんに話した内容で、その時点でちょっともやもや。受けが学生時代からお世話になってる先輩らしいので恐らくいい人なんだろうけれど、他人の家庭環境のこと勝手に話す人ってあんまりいい印象ないです。
    そして本当にただ話しただけ、そして攻めくんは聞いただけ。だからどうこうとはならずに両思いでハッピーエンド。
    えっちシーンは多い方だと思うし絵柄もかわいいので、ワンコ攻めが好きで、尚且つあまあまいちゃいちゃみたいなのが好きな方にはおすすめです。
    私は細かいところが気になってしまって刺さらなかった……。
    スピンオフらしいので前作?読めば分かるんですかね?そうだとしても補足は欲しかったかも……。
    評価下げてしまってすみません。
  • セブンティーンシロップス

    あらた六花

    顔面の圧がすごい、眼精疲労に効くBL
    ネタバレ
    2022年12月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直なところ、ストーリーだけなら個人的には☆4くらいかなと思う。まだ続いているというのもあるけれど、受けの背景に関してもわりかしありがちではあるし、高校生同士、可もなく不可もなく。


    鬼上司〜の方も拝読させていただいているんですけど、ストーリーだけで言えばあちらの方が好みだし、登場人物の年齢も私には刺さる。けれど、あらた六花先生の絵柄に高校生とリーマンどちらが合ってるかと聞かれたら圧倒的に前者だと思う。
    顔面の圧が、☆5以外ありえないと言っている……(笑)

    顔×顔、イケメン×美人。一日中コンタクトを着けてカラカラに乾いた目が喜び、潤っていくのを感じる……。
    このふたりの甘酸っぱい今後ももちろん気になるけれど、危うい年齢の青年同士がどんないい男に育っていくのかみてみたいという気持ちの方が正直大きいです。
    学ランも最高だけど、大学生になったふたりとか、めちゃくちゃかっこいいんだろうな。
    次巻も楽しみです!
  • ふくしゅうがとけない

    時羽兼成

    共依存3P
    ネタバレ
    2022年11月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ずっと気になっていた作品。ようやくコミックスが発売されたと思ったら上下巻の大ボリュームということもあり、即購入しました。
    大前提として3Pに嫌悪感がないことと、あとは激しめのエロが好き、もしくは精神的なSMが好きという方なら大満足な内容なのかな。濡れ場自体はかなり多く、描くのも上手なので。
    私自身えろほんはえろほんと割り切って楽しめるタイプなのですが、こちらはえろほんという括りに入れるには微妙に違っている気がするんですよね。
    攻め二人と受け一人の3Pものですが、攻め二人は元々二人だけで付き合っていたので正確には攻め一人、リバ一人、受け一人というかんじです。真ん中の桔梗は桜に対しては受けで、カズマに対しては攻め。
    物語の始まりは中学時代、桜と桔梗が付き合っていることを聞いたカズマが、嫉妬心から二人がゲイであり付き合っているということをバラしてしまうところから始まります。
    自分の行いを悔いたまま歳を重ねたカズマがゲイバーで働いている桜と再会。そこからカズマの罪悪感に付け入るようにして、精神的支配が始まります。
    途中までは桜の怖さや気持ち悪さにゾクゾクしながら読んでいたのですが、1巻を読み終えて2巻を少し読んだあたりから「アレ?これ3人である必要とある?」と感じるように。
    というのも、真ん中の桔梗が精神的には桜に対して隷属化にあり本人もそれを望んでいるので、もうそこふたりで補えてない……?と思うようになってしまったんですよね。
    物語的にはカズマが主人公ですしカズマがいないと「ふくしゅうがとけない」んですけど、カズマと再会しなければ二人で上手くやっていけたんだろうなと感じるのもまた事実で。
    それと、桜の背景はもう少し掘り下げて欲しかったな。ああなった原因は家庭環境であり母親でしたが、そこの掘り下げが甘いのでよりヤバいやつな印象に。あとは3人ともまだ若いので、思考が子供というか……今の関係がこのまま永遠に続いていくと思っていそうなふわふわ感があって、胃が痛くなりました。
    共依存ハッピーエンドではあるけれど、どちらかというと大人になってからの3人が見てみたかったかな。
    それからこれは完全に好みの問題なのですが、個人的には桔梗受けの方が好きなので、桔梗受けもっと見たかったです(笑)
    続編があって欲しいような、このままでもいいような。
    でもきっと続きがあったら買っちゃうんだろうな。
  • 【単話】不屈のゾノ

    しっけ

    大満足の番外編
    ネタバレ
    2022年10月30日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 不屈のゾノ番外編、35P。作家買い。
    番外編って基本的には本編が終わってから(付き合ってから)のお話が多いので、短かさも相まって内容的に満足できないことも多く、正直なところ読後感としては「ウーン、まあ安いしこんなもんか」くらいで終わってしまうことが多いのですが、こちらは本当に大満足の内容でした。
    本編では貧乏学生だった攻めがめちゃくちゃ人間的に成長しててスパダリ化しているのがすごくよかった。キツめのお顔に反して可愛いもの好きの受けを当たり前に受け入れて救ってくれる懐の深さは本編から変わらないけれど、年齢を重ねたことでより一層愛が深まっていました。サプライズのためのデート貯金っていう発想、すごくいいなあ……。
    エロもありますし、頭突きでうっかりさんのシーンはあまりににやけすぎて口角が大気圏を突き抜けるかと思いました……。
    最初から最後まで、35Pにラブがぎゅっと詰まっている。癒されました。
  • はきだめに恋

    はなぶさ数字

    山鹿さん、今年一番好きな攻めかも
    ネタバレ
    2022年10月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ、全204P。
    どちらかというと体格のいい受けの方が好みなのですが、試し読みを読んで面白そうだったので購入。
    結果、心の底から買ってよかったと思える本になりました。
    ここの回収は?とか、あの後どうなったの?という点もいくつかありますが、気にならないくらい攻めの山鹿さんが魅力的だった……。
    試し読みの印象では「顔のいいクズ」でしかなく、それはそれで魅力的ではあったのですが、実際は情に厚く、とても魅力的なキャラクターでした。
    自暴自棄になって死のうとしていた山鹿さんが徐々に絆されていく過程、堪らなかったです……。
    ネタバレありにしているので参考に見てもらえてるかは分からないけれど、クズ苦手な方にも是非敬遠しないで読んでほしいな。
    受けの比呂くんは所謂うじうじ系で物語当初は好きになれなかったのですが、読み進めていく毎に芯の通った強い人だと理解が深まり、読後は大好きになっていました。年相応?に性に関心があるのも可愛かった。
    描き下ろし(?)のホテルデートもボリュームたっぷりで、最終話までエロらしいエロがない分満足感がすごかった(笑)
    モテすぎて怖いから筋トレ始めた(!?)山鹿さんが二年も右手のお世話になるなんて、比呂くんパワーは偉大ですね。
    カバー裏のアザラシまで含めて、大大大満足な内容でした。
    続編とかあれば嬉しいなあ。
  • 高杉先生は×××に弱すぎる【単話版】

    なつだ大正解

    これは大正解
    2022年9月17日
    好きな作家さんが商業デビューなさるとのことで勇んで購入しました。その結果、大正解。夏は過ぎてもう秋だけれど、大正解!
    個人で描かれているお話と商業ってやっぱり違っていて、この人は個人の方が好きだなって方も、商業でも最高って方も勿論いらっしゃるんですけど、先生は圧倒的に後者でした。
    読切ということなので続編はないのかなと残念に思う反面、この短いページ数の中でちゃんと起承転結があるというか、物語になっているのがすごいなと感動しました。切ないお話ではないけれど、攻めも受けもキャラが立っていてきちんとおもしろい。
    これからも応援していきたい作家さんです。
  • 純情でなにが悪い

    冬縞しぐれ

    文句なしの★5
    ネタバレ
    2022年9月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 画力★★★★★、テンポ★★★★★、エロ★★★★★、どれを取っても文句なしの★5。文句なしのデビューコミックスでした。
    外見で遊んでいると判断されがちだけど、実は初体験に夢見てる受けと、お仕事はきっちり系のデリボーイ攻め。一見するとヤ◯チン×めんどくさ処女だけれど、蓋を開けてみれば可愛さしかない、恋愛初心者×恋愛初心者の大学生同士のお話でした。
    普段の自分なら「この二人はどのタイミングでお互いのことを好きになったの?」と疑問に思うところも、圧倒的な画力とテンポで少しも気になることなくあっという間に読了してしまいました。そして、キャラデザって大事だなあと改めて実感……。見た目が好みだとストーリーに多少の荒があっても視覚から凌駕してしまうんですよね(私だけ……?)
    デリボーイの方はその後どうしたのかとか、キャラ濃そうな先輩のその後とか、まだまだ読みたい話、掘り下げて欲しい話はたくさんありますが、こちらもコミックスになるまで3年かかったということなので、ご自身のペースで執筆を続けていただけたら幸いです。
    すっかりファンになってしまったので、また出会えたら嬉しいな。
  • ロスタイムに餞を

    ココミ

    空白の四年間が惜しい
    ネタバレ
    2022年9月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様の言葉通り、別れから始まるお話です。
    絵柄は嫌いな人いないんじゃないかなと思うくらいいい感じに流行りの絵柄で(?)、雰囲気がよく、引き込まれます。
    タチネコが想定と逆だったので最初は「そっちか!」となりましたが、読み進めていくうちにしっくりくるように。
    ストーリーはわりと淡々と進んでいくので展開は読めていたのですが、それでも最後、桐生が尽に縋りつくところはかなりグッとくるものがありました。
    むしろそれだけで☆4つけたみたいなところもあります(笑)
    個人的に残念だったのは、4年付き合ったふたりという前提があるのに、物語は4年後から始まるので、4年という決して短くはない月日が軽く見えてしまうことです。
    要所要所で過去の鍵となる話がでてくるものの、私はいまいち入り込めませんでした。
    読後感は悪くないのにうっすらともやもやが残るというか、こういう恋愛してる人いるよなあというか……。濡れ場は少なくエロさもないのに妙な生々しさがある、不思議な感覚でした。上手く言葉にできなくてすみません。
    もう少し話数があるか、ドラマチックな展開があればハマったのかな。
    あくまで私はハマらなかったというだけで、今のBLの傾向的にも好きと感じる方の方が多いと思います。
    絵も上手で入り込みやすい絵柄だと思うので、友人に気になってると言われたら間違いなく勧めるかな。
  • パブロフィリアの犬

    うにもし

    設定は面白い
    ネタバレ
    2022年8月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シガーバーというめずらしい舞台が洒落ていて気に入ったのと、雰囲気のある絵柄が好みだったので購入しました。
    煙草、酒、毒親、刺青、裏社会。その他諸々、小物に至るまで恐らく作者さんの性癖というか好みが詰め込められていて、描きたいもの、やりたいことは伝わってきます。
    ただ、登場人物それぞれが抱えている背景の掘り下げが雑というかチラ見せで終わるので、感情移入ができない。最後まで物語に入り込めませんでした。
    攻めは元ヤクザ、受けは毒親トラウマ持ちの元ホスト、バーのマスターも過去はやんちゃしていたようですが、設定はもりもりなのに色んなことが匂わせで終わってしまう。そしてキャラクターの背景が分からないまま、攻めは受けの、受けは攻めのどこに惹かれたのか……体の関係から始まり、あれよあれよという間に両思いになっていました。
    シガーバーという舞台と設定が面白いだけに残念です。
  • エンゲージ

    南月ゆう

    素晴らしい!けども!
    ネタバレ
    2022年8月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ラブネストで脇役なのに主役オーラ全開だったナルの物語。
    ラブネストの二人も勿論大好きだけれど、それでも気になりすぎた、ナルの存在感(笑)
    ずっと心待ちにしていてようやく、ようやく読むことができました。
    期待以上でしたし大満足の内容ですが、やはり続きが気になりすぎる。
    8話かけてエッチどころかキスにも至ってない、恋人にさえなっていないし左右さえあやふや(おそらくナルが攻め?)なふたりの関係がどのように変化していくのが楽しみという反面、単話売りがないことが残念でなりません。
    推しに貢ぎたい、推しに還元されてほしいオタク心……。
    続刊読めるのがいつになるのかは分かりませんが、それまで何度も何度も読み返して記憶を繋ぎ止めておきたいと思います。
  • タカラのびいどろ[コミックス版]

    鈴丸みんた

    嘘じゃん!(天を仰ぎ手を合わせ涙を流し)
    ネタバレ
    2022年8月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 本編は単話ですべて購入して読んでいるので、とりあえず書き下ろしから読もうとズル(?)したのがいけなかったのでしょうか……。最高すぎて再起不能になってしまいました。
    宝先輩、その形で、そのお顔で、本当に童貞だったの……?
    それなのに、大進くんのこと気遣って、きっと色々調べて勉強して我慢して……ハア(クソデカ溜息)
    生粋の攻め厨、みんた先生の絵柄と攻めがとにかくドストライクなのですが、宝先輩の童貞吐露からの貴重な照れ顔で今日一日どころが今月いっぱいハッピーに過ごせそうです。
    付き合う前は大進の方が「先輩好き好き大好き〜」ってかんじなのに、両思いになってから立場が逆転して宝先輩の方が大進にメロメロになるの、堪らないですよね。
    みんた先生はびいどろに限らず、攻守が逆であっても、そっけなかった方がズブズブにはまっていく描写を描くのが本当に上手いと思います。そのシチュ大好き、何度でもみたい……。
    私にとっては宝先輩の照れ顔で実質無料も同然なので(?)紙でも絶対に購入します。
    とりあえず1話から読み返して、この散文レビューからも分かる通りの興奮を落ち着けてくることにしますね……。
  • スウィートルームエスケイプ 【電子限定特典付き】

    おわる

    う、うーん
    ネタバレ
    2022年7月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 楽しみにしていた上下巻の新刊ということと、作家買いということもあり、試し読みせずに購入しました。
    上下巻通して読んでみた率直な感想としては「これ分ける必要あった……?」です。
    いつものスパダリ。いつものちょっとアホの子受け。トンデモ展開ハッピーエンド。そこまではいいんです。分かっていて、好きで買っているので。でも今回の話、驚くほど印象に残らなかった……。ただただ1話1エロというかんじで、そのエロもあまりエロく感じませんでした。
    ビジネスクラスの出会いから山も谷もなく、財力も権力もあるスパダリに体から落とされる自由恋愛主義者くん。よく言えば王道なんだと思います。
    プッシーキングがビジュも中身も個人的に刺さりすぎたのか、期待値が高すぎたのかもしれません。
    本当にただただ抑揚なくページを捲り、最後は両思い、ハッピーエンド、よかったねで終わりました。
    評価は高そうですし、おわる先生の作風は好きなので、好みの問題なのかな……。残念です。
    評価下げてしまってすみません。
  • ラブストーキングメロディ 【電子限定特典付き】

    都みめこ

    天岳のかわいさに刮目せよ
    ネタバレ
    2022年7月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 全206Pすべて表題作。
    童貞ストーカー×ムッチムチのチョロビ◯チ。
    細かいこと気にせずに読む本なので細かいことを言及せずに口コミ書いてます(笑)
    とにかく受けの天岳がチョロくてとろとろで、たまらなくかわいい。童貞ストーカー(言い方)も無駄に計算高いのに天岳が好きすぎてつねに空回っていて大変かわいいです。
    正直攻めがかっこいいタイプのBLではないですが、ただただヘタレているわけじゃなくて、受けがそんな攻めのことを大好きなのが伝わってくるので終始ニッコリ顔で読めました。ページ数のわりにサラッと読めるのも◎。
    ストーカー部屋みせたときの天岳の表情、大好きだなあ……。
  • 運命すらも呼吸をとめて

    滝端

    サラッと読めるけど読後感はいい
    ネタバレ
    2022年6月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバース、女の子みたいな受けちゃんが苦手なので読むものは厳選しています。
    こちらは試し読みをして、突然変異のα×Ωということもありどちらも美丈夫なことを確認してからの購入。
    βからのαと、αからのΩ。それぞれのバース性故の家庭環境の設定はありがちでしたが、テンポ良く進んでいくのでそれほど気にせず読み進めることができます。
    それにしても、オメガバース特有のα至上主義の社会、そういう設定だと理解していてもあまり気持ちのいいものじゃありませんね(苦笑)
    けれど、そんな世界だからこそ絆が深まるのでしょう。
    ものすごく紆余曲折あったわけじゃないけれど、元々αだったΩの受けが芯の通った人間で、αだった頃の強さをしっかり残したまま自らの性を徐々に受け入れていくので、読んでいて苦じゃなかったです。
    むしろ上手くまとめてくれたなあというのが正直な感想。絵柄も線が細く綺麗で、個人的には好きな絵柄なのでページを捲るのが楽しみでした。
    軽くはないけれど、重すぎない。絶妙なバランスで、番になってからのふたりをもっと見てみたかったなと思える、そんなお話でした。
  • 今宵ツバメと見る夢は【電子限定おまけ付き】

    ここのつヒロ

    褐色スパダリ×トラウマ持ち元ヤン庭師
    ネタバレ
    2022年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ いや〜、よかった。おっきい受けを好きになる傾向にあるので褐色は受け派なのですが、サイードさんが作者さんの絵柄にとてもあっていて大変色っぽく、それだけで満足感がありました。
    試し読みからは想像できないくらいの純愛さで、エチは2巻後半になってようやくというかんじです。
    でもそこに至るまでのもだもだがとにかくよかった。
    母の死と引き換えに産まれたことに対する償いとばかりに奉仕することで生きてきたサイードと、男に縋って生きている母親の情事をみてしまいトラウマ持ちになったつばめ。その母親像の対比と、誰にも見せたことのない心の奥底に踏み込んでいく描写が好きでした。
    トラウマ持ちのつばめくんが元ヤンということもあってかいざという時に男前なのも読んでいて清々しかったです。
    ひとつ心残りがあるとするなら、つばめの母親が現在に至るまで息子にトラウマ植え付けたことに対してまったく悪びれてる様子がなかったことと、今の旦那が置いていったスナックにふたりが行ったのかどうかはっきりしていないこと、ですかね……。
    当時の母親にセーラー服着せて事に及んでいた男が旦那になってて驚きましたが、それ以上にその旦那の方が意外にもまともそうなことにさらに驚きました(笑)
    サブカプのその後も気になりますね〜。
    全体を通して読んでみて、前半は展開的に無理矢理な部分というか粗が目立ちますが(全面窓張りの丸見え部屋で事に及んでいるサブカプの部分だとか…笑)、テンポがよく後半は夢中になって読んでいました。
    なにより主要登場人物のキャラデザと設定が大変魅力的なので、スピンオフ等あれば是非読んでみたいです。
    あとはつばめの元恋人こと盗人クソニートに天誅がくだることを願うばかりです。
  • 痴漢じゃないです!!【同人誌】

    何某

    同人誌表記追加されたのですね。
    2022年5月22日
    レビュー内容変更しております。
    私が購入した時点では同人誌表記されていなかった為⭐︎の数に変化はつけておりません。作者様に非はないのかもしれませんが、明らかに不親切ですし、知ってて買うのと知らないで買うのじゃ読後感違うので……。
    内容ですが、おもしろいです!ページ数とお値段に納得して購入していれば純粋におもしろい!続きが気になるという感想になっていたかと思います。
    これから購入される方はコミックスではないのでご注意を。
  • こんなS彼に抱かせたいBL【特典付き】

    ときしば/池玲文/直江犀/SILVA/名原しょうこ/吉永だらお/高比良りと

    買ってよかった!
    2022年4月12日
    212P、7名の作家さんによるS彼に特化したエロ本もといアンソロジーです。
    普段アンソロジーの類は滅多に購入しないのですが、好きな作家さんが何名かいらしたことと、高比良りと先生の「ご機嫌彼氏〜」シリーズの読切が載っていたこともあり購入しました。あの2人大好きなんですよね……。
    アンソロジーって一作品あたりのページ数が少なかったり、表紙を担当している作家さんのお話は載ってなかったりなイメージがあったのですが、こちらは作家さんおひとりあたりのページ数が多く(私基準)エロも特濃で……大満足でした。
    商業アンソロジーのご依頼システムの詳細は存じ上げませんが、作家さんがそれぞれ描きたいプレイを詰め込んで描いた感が滲み出ていて、性癖が垣間みえるところもすごく素敵。
    とくに名原しょうこ先生、ときしば先生のお話はシリーズ化して欲しいと願ってしまうくらい、キャラデザと設定が好みでした。もし続いたら絶対買っちゃうな(笑)
    内容については短編ということと、エロに特化していることからここでは触れませんが、全体的に乳首と潮◯きと尿◯責め好きな方にはおすすめです!笑
  • 妖々恋桜

    名原しょうこ

    圧倒的”映え”妖魔BL
    2022年3月2日
    鬼の桜太郎×対魔師の匡臣。
    鬼攻め、というか人外(妖怪や鬼、神様の類)攻め、流行ってるんですかね? 最近よく見る気がします。好きな作家さん方がわりと描かれているので読む機会は多いのですが、BL漫画の特性上(?)一巻で完結の物が多いので、設定は面白いけれど内容は物足らないと感じることも正直少なくはないです。
    しかしながらこちらの作品、その画力も相まって非常に満足度が高かった。
    物語が駆け足で進んでいくことと敵があっさり倒されてしまうのは残念でしたが、そこはBL漫画という括りなのであくまで桜太郎と匡臣に重きをおいているため納得。
    何よりまず脇役や敵を含めたすべてのキャラクターが魅力的ですし、濡れ場も上手く濃厚で、話のテンポもいい。
    画力が高いのでもっと巻数があれば濃厚な戦闘シーンを見ることができたり、脇に登場するお兄さんやその式神のお話も詳しく知ることができたのかなと思うと少々物足りなく思う部分もありますが、読後感はとてもいいです。
    中盤以降にぐっと面白さが増すストーリーなので、試し読みで止めずに是非購入して読んでみて欲しい作品です。
  • かんしゃく玉のラブソング

    鈴丸みんた

    買わないという選択肢はない
    2022年2月26日
    作者買いですが、鈴丸みんた先生作品の中で猛生が一番好きな攻めです。落雷のときから性癖揺さぶられまくっていたので、スピンオフが決まったとき泣くほど嬉しかったのを覚えています。もともと攻め厨というのもあるのですが、モテを自覚している攻めってなんでこんなに魅力的なのでしょうか……。
    単話もすべて持っているけれど、それでも買わないという選択肢はなかったです。表紙だけでも元取れてると思ってしまうくらい、猛生と和晃の大ファンです。ちなみに紙でも予約済……(笑)
    描き下ろし、詳細は書きませんが、とにかく最高で意味もなく泣けてきました。
    このふたりが大好きなので、相変わらずモテまくっている猛生とすこし余裕のでてきたわこの大学生編が読みたすぎます……いつも和晃を振り回してる猛生が逆に振り回されてやきもきしてるところとか、見てみたいな。
    本当にめちゃくちゃ好きな作品なので、いつも以上にまとまりのないレビューですみません。
  • マイディア・エージェント

    ヱビノびすく

    久々の表紙買いで大当たり
    ネタバレ
    2022年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙のカラーのめずらしい色使いに惹かれて購入。
    回収しきれてない話も多少はあるけれど、絵が上手く読み応えがあり、それできて重くなく、すっきりとした読後感。
    1〜10に進んでいくというよりは5から始まり1に戻り10へ進んでいく物語なので(?)、上下巻一気に読むのがおすすめです。

    攻めの真利生は腕っぷしが強くいい男なのにとても一途でかっこよくて、受けの理一は初心で美人でかわいくて、脇役というには濃すぎる信康坊ちゃんはいいこで、読み終わる頃にはみんな大好きになっていました。
    あんな形して一途な真利生がずるいし、全部真利生が初めてなのに、初めてだからこそスポンジのように吸収してどんどんすけべに、魅力的に成長していく理一もずるい。
    足りない点をあげるなら信康坊ちゃんのその後と、社長がどうなったのかですかね。真利生を認知してないっぽいのに息子だと思ってる社長だけがなに考えてるのか分からなくて怖かったです。リオに住んでる真利生の家族や理一の家族とのその後も気になりますが、あえて回収してなくて続くとかなのかな……?
    ともあれ、デビューコミックスということですし、これだけ満足感のある内容と画力なら文句なしの☆5です。
    今後どんなお話を描かれるのかとても楽しみですが、今作のキャラクターがとても魅力的でストーリーもまだまだ膨らませられそうなので、続いてくれたら嬉しいな。
  • 強敵バーチャルヘルス【コミックス版】

    仁井ちく

    エロ重視で白抜き修正は萎える
    ネタバレ
    2022年2月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 仁井ちく先生の濡れ場と表情の描き方が好きなので甘めの評価です。安定のチョロ受け(かわいい)で、攻めも受けもなかなかに体格が良いところも好みでした。ただ、前作の褐色受けくんとちょっとキャラデザ被ってるかな。
    内容はよくある相互勘違いからの両思いですが、風俗店に勤める店長(?)同士、そんなのエロいにきまってるじゃないですか……VR風俗の新店舗を任されたふたりということもあって現実じゃまずできない触手プレイもでてくるのですが、とにかく全部が全部、白抜き修正。性器だけでなく触手さえも白抜きで、もうなにがなんだか……いい歳した大人の想像力を全力で駆使しても限界がありました。
    せっかく濡れ場描くのが上手いのに、修正でかなりの魅力減……内容重視のお話ではないので、本当に残念でした。
  • かわにさざなみ

    澄谷ゼニコ

    長編希望
    2022年2月15日
    カフェ店員のウタ×絵本作家のせっちゃん。ゼニコさんを知るきっかけとなったふたりで、一番好きなふたりです。顔がかわいい方が攻め!おっきい方が受け!(大好物!)
    少女マンガジャンルでの配信だったので、検索してようやく辿り着きました(笑)
    ページ数は148Pと少なめ。
    読んだことのあるお話が半分以上+すべて短編なので、このふたりが大好きか、ゼニコ先生のファンの方じゃないと満足度は低めかも。
    私もかなり甘めの評価です。
    ウーン、このふたりが大好きなので、どうしても連載長編で読んでみたいと思っちゃいますよね。
    長めのお話も描けると他の作品を読んで知っているだけに、一番好きなふたりが短編でもだもだしちゃいます……。
    あとは出会いやきっかけという意味で高校時代のお話が多めですが、個人的には大人になってからのふたりの方が好みなので、大人になってからのふたりのお話をもっと読みたかったかな。
    今後どうなるのか分かりませんが、連載も視野にいれていただきますよう何卒よろしくお願いいたします……。
  • ラブハグセラピー

    ☆4.5
    ネタバレ
    2022年2月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ デビューコミックスから鷹先生のファンです。
    待ちに待った2冊目のコミックスはルームシェアをする大学生同士のお話。
    秋月(受け)が早瀬(攻め)を好きになる過程もテンポ良く描かれていますし、早瀬がなぜ秋月を好きになったのかもきちんと回収されているので読後感はすっきりしています。
    秋月は家族に愛されて育ってきたんだろうなというのが窺い知れるとてもいいこで、邪な部分がないので見ていて気持ちいい。
    早瀬もルームシェアに持ち込んだりハグを強要(語弊)したりしてはいるものの、基本的には秋月同様いいこです。ちょっと風邪引きすぎだとは思うけど、完璧じゃないところがバランス取れているというか、かわいくてよかった。
    じっくり、それでいてテンポ良く話が進んでいくので告白からお付き合いを始めて初夜に至るまでよく一冊に纏めてくれたな〜という印象。
    ピュアな受けと一途な攻めという王道展開ですが、全体の満足度はかなり高いです。
    ただ絵柄が独特なので描き分けというか、キャラデザの面で前作のふたりと被って見えることがあり、あちらとは攻守が逆なので少し混乱する部分もありました。
    あとはやはり秋月から早瀬とのことで相談を受けたゲイの神城くんが不憫で、彼のその後がとても気になります。
    自分は周囲の人に拒否され蔑まれ恋人と別れてしまったというのに、秋月はどうやら友人にも結果的に受け入れられ早瀬とも上手くいっているようなので、神城くんの心情を察すると胸が痛い……。
    孫を欲しがっているという秋月のご両親への報告についても追々という感じだったので、これはもしかしたら続くのかな?
    山あり谷ありなのはこれからな気がしますが、作風としてハッピーな今のまま終わってほしい気もする複雑なファン心(笑)
    総評は☆4.5。
    続編新作どちらにしても、次回作が楽しみな作家さんです。
  • 獅子の踊り子【シーモア限定描き下ろし付き】【コミックス版】

    柳瀬せの

    あまりにかわいい(攻めが)
    ネタバレ
    2022年2月12日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作者さんでしたが、攻め好きにはとにかくもうたまらない1冊でした。
    美貌と富と名声を手に入れた、人と獣、二つの姿をもつ高等種族「ハイブリッド」と呼ばれるスーパー攻め様のアムランがとにかくずるい……スーパー攻め様なのに、なのに……!
    発情期をやり過ごすことができず、けれど他の誰かを慰み者に使うこともなく、愛しくてたまらないヨル(受け)を手酷く抱いてしまい、泣くんですよ。
    自己嫌悪で食事は喉を通らなくなり、お粥はヨルが口に運んであげないと食べないし、両想いだと分かればまたポロポロと泣き、寝起きはネコ科特有の伸びとすりすり。
    それなのに、踊り子のヨルに最高の舞台を用意して、けれどそれを恩着せがましくするでもなく、それでいてエッチはめちゃくちゃ上手い(笑)
    ヨルもとてもかわいいんですよ。性格は芯が通っていて男前だし、アムランを好きになっていく過程も分かりやすく描かれているし……けれど、そんなヨルのかわいさがちょっと霞んでしまうくらいにアムランが魅力的で、かわいすぎましたね。
    攻め好きな方には絶対に読んでほしい1冊になりました。
    作者買いする作者さんリストがまたまた更新されてしまいました。
    次回作が今から楽しみです。
    いやでもやっぱり、このふたりのこれからをもう少し見てみたい気もする……そう思ってしまうくらい素敵なふたりで、この散文から見て分かる通り、大変興奮しております(笑)
  • 忘れられない恋をして【シーモア限定特典付き】【コミックス版】

    もちぱむ

    素晴らしいデビューコミックスでした
    ネタバレ
    2022年2月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵が綺麗で嫌な人がひとりも出てこなくてハッピーで、文句なしのデビューコミックスでした。
    わんこ系の攻めくんと恋愛下手な大人受けというややありがちな内容ではありますが、ちゃんと個性が出ていてとてもよかったです。
    読み進めていくうちに「このふたり子供の頃に出会ってるんだろうなあ」となんとなく想像はついていたのですが、受けの藤乃が恋をしていた教師が攻めの亮太のお父さまだったときは驚きました。全然気づかなかった(笑)
    BLに出てくる受けの所謂「昔の男」って嫌なやつ率がまあまあ高いんですけど(※私調べ)、亮太のお父さまはとてもいい先生で、それでいてきちんとした大人で、好感しかありませんでした。
    告白さえさせてもらえなかったことは結果的に藤乃のトラウマになってしまい、恋愛から遠ざける要因になってしまいましたが、二度目の恋をしたのが先生の息子の亮太というのもまた運命的で、私は好きでした。
    今から次回作が楽しみな作家さんです。
    またひとり、素敵な作家さんに出会えたことを嬉しく思います。
  • アフター・ミッドナイト・スキン

    にむまひろ

    私には刺さりませんでした。
    ネタバレ
    2022年1月27日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 評価が高く気になっていたこちらの作品。
    ストーリーに抑揚があるわけじゃなく、よくある体から始まる関係的なお話。
    内容よりも濡れ場を重視しているのは理解できますしそういうお話も大好きなんですけど、その濡れ場がまったく刺さらず……受けが流されやすすぎるからですかね。どちらかと言うとやだやだ言いながら感じちゃうみたいな展開が好きなので、ウーンという感じでした。
    あとは絵柄がちょっと古いというか、私には合わなかったかな……評価はとても高いようなので、単純に好みの問題なんだと思います。
  • クソ上司はヤリ愛でるものと心得よ【小冊子付特装版】

    海野えび

    まさかの未完結です
    ネタバレ
    2022年1月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 6話まで読んで「えっここで終わるの!?」と物足りなさを感じたものの、特装版だし、そこそこのお値段するし、もしかしたら昨今たまに見る小冊子で続きが読めるという商法なのかな?許しましょう許しましょうと小冊子まで読んで、びっくり。
    いや、完結しないんかい。よくある擦れ違いが解消されてようやく本当の意味で想いが通じ合ったふたりのその後は!?と呆然としていたら……なんとなんと、すぐに単話で最新7話が更新されているじゃありませんか……なんていやらしい売り方なんだ(苦笑)
    しかしながら作家さんに罪はないし、絵も良く、話もいいところで終わっているので7話も購入しました。
    単話で全部買うより多少はお安いですし小冊子(虎尾のウリ専時代のふたりの話)のことを考慮したら多少はお得ですけど、それでもまあまあのお値段になっちゃいましたね。
    想いが通じあったふたりのラブラブセッ…が見たい方は7話を単話で購入しましょう…(笑)
    いやでもしかし、なんとかして7話まで収録にすることはできなかったのかな〜。ページ数の都合等様々な大人の事情があるのは想像に容易ではありますが、せっかくおもしろいのに消費者の購買意欲下げてしまってる気がするのでそこが残念です。
  • 午前2時まで君のもの

    奥田枠

    もやもやが残る
    ネタバレ
    2021年12月31日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 事故の後遺症の記憶障害で1日毎に記憶がリセットされてしまうミチ(受け)と、ミチに恋心を抱く中学からの友人恭一(攻め)の体からはじまる両片思いストーリー(だと思う)。
    設定はおもしろいです。ミチの記憶がリセットされてしまうため、読み始めたときはところどころクエスチョンマークを浮かべていた場面も、読み進めていく毎に理解が深まります。
    ただこのお話、上下巻に収めるには設定が濃すぎました。記憶がリセットされ、毎朝21歳に戻るミチと結婚した妻・灯が不憫すぎる。記憶がリセットされているといってもメモに残しながら何とか生活をしているミチに浮気の自覚がなさそうなのがまた……灯さん、気づいてたんじゃないかなぁと思うと胸が苦しいです。
    あとは単純に中学からの友人で、尚且つ両片思いのふたりが29歳になるまで何もなかったのに、よりによってミチの記憶がリセットされるようになってから体の関係が始まるのがややこしい(もしかするともっと前からそうなっていて、ミチが忘れてるだけなのかもしれませんが)
    タイトル通り、ミチは午前2時まで恭一のものなんです。制限があるからこそ切ないのも理解できるのですが、忘れること前提で奥さんのいるミチを抱き続ける恭一にもやり。
    恭一もミチもやってることはなかなかに酷いのに、最後は灯さんと別れてハッピーエンド、でも記憶障害はそのままでタイトル回収。
    奥田先生はこういうお話得意そうですし、喉に刺さった小骨が取れないみたいな読後感(?)が好きな方には合うのかなと思います。個人的にはもう少し話数が欲しかったというか、丁寧に話を進めていただけた方が満足できたかな……決められた話数に収めるからか、どうしても雑さが目立ちますし、ミチの記憶がリセットされてしまうので仕方ないのかもですが、もう少しふたりの過程が見てみたかったです。
    評価下げてしまいすみません。
  • あした虹がでなくても

    きはら記子

    すぐそこにあるリアル
    ネタバレ
    2021年11月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とても良かった。ドラァグクイーンとしてステージに立つ攻めホイップ(千歳)の華やかな姿とは裏腹なゲイとしての生きにくさ。ノンケリーマンの受け、凌のノンケならではの無神経さと同性愛者に恋をしてからの空回り具合。
    そのどちらもが妙にリアルで、身近でおこり得る非日常とでも言いますか……自分の行動や言動を鑑みて、知らぬ間に人を傷つけてるかもしれない恐怖と、決して戻すことのできない時間を憂いたりなどしました。

    BL的には(?)女装攻めが性癖なこともあり、ドラァグクイーンをしてるときと男性の姿のときとの千歳のギャップに完全にやられましたね……。絵柄ともとてもよく合っているというか、魅力的でお茶目で色っぽくて、きっと女性を描くのもお上手なんだろうなあと思いました。
    あとこれは多分皆さん思ったことだろうけれど、ママには絶対に、絶対に幸せになって欲しい。
    ものすごく切なくて、すぐそこにあるリアルでした。
  • 鬼と天国 再 【電子限定特典付き】

    お吉川京子/阿賀直己

    このBLが沁みる2021大賞
    ネタバレ
    2021年11月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ もうね、ぼろぼろに泣いてしまいました。
    前作から良かったけど、今作は遥かに上をいく良さでした。
    よく一冊にこれだけ詰めて下さったと心からの感謝と称賛を送りたいです。
    台詞、表情、コマ割りetc、すべてが刺さりまくり、沁みまくりの一冊でした。
    人間皆色んな理不尽と戦いながらそれでも必死に生きてるわけじゃないですか。
    楽して生きてる人も好きなことだけして生きてる人も言いたいこと全部口に出せる人もそうそういないわけで、なにかを我慢して生きてる人が大半だと思うんですよね。
    この本というかお話は、知らず知らずのうちに溜め込んでいたものを曝け出して肯定してくれてるような、そんな気持ちになる本です。
    大まかに分けると天獄先生パートと青鬼先生パート、それぞれの背景と救いなのですが、その対比が素晴らしかった。
    足りないところを補いあって、凸と凹がしっかりはまるあのかんじ。
    作中の台詞の引用となってしまい恐縮ですが、青鬼先生とお母さまのお話になってからの天獄先生の「あなたを傷つける人を許さないで」は個人的にBL史(?)に残る名台詞でした。
    あのページ、コマも背景も少ないからこそ表情がすべてを物語っていて、めちゃくちゃに感情移入してしまいましたね。
    読者の私まで救われたような気がするんですから、青鬼先生はきっともっと心が軽くなったことでしょう……。
    というか再になってからの天獄先生、やばすぎますよ。
    人間的な成長が著しすぎて、何度ときめきと感動をもらったか分かりません。包容力があるのは間違いなく青鬼先生の方なのに、天獄先生は欲しいときに欲しい言葉をくれるというか……なんて言えばいいのかな。とにかくものすごくかわいくて素敵な「人」に成長してくれました。
    描き下ろしの花束をもらったときの台詞ももう、花丸百点満点でしたね……。
    このふたりのお話はまだ続いていくようで、大袈裟な言い方ですが、生きる希望ができた気がします。
    間違いなく今年の大ヒット作(個人的に)のひとつになりました。
  • 寺野くんと熊崎くん 【電子限定特典付き】

    依子

    依子先生のヤンキー受け…!
    2021年11月17日
    作者買いです。
    依子先生の描かれる受けって正直なところ私の好みとは少し違っているんですけど、絵柄とイチャラブと攻めのビジュアルとetcとでいつも好みを凌駕していってしまうんですよね。
    なので今回も安心して、サンプルも見ずに購入し即拝読させていただきました。
    最初はショートエッセイ?から始まった二人がその後読み切りとなりさらには連載化したと聞いて、ありがたさのあまり天を拝んでしまいましたね……。
    だって依子先生のヤンキー受けですよ?今までの作品傾向から見ると確実に逆というか、地味か可愛いか小さい子が受けなのかと思うじゃないですか(どの作品も大好きです)。なのに、依子先生がヤンキーの受けを……ありがてえ(?)
    依子先生の描かれるヤンキーなのでマイルドヤンキーもいうか、ひたすらかわいくて良い子なヤンキーくんでしたが、いいんです。強くてかっこよくて不器用なヤンキーの熊崎くんが一生懸命寺野くんのことを愛してて、終始相思相愛で、なんだかもうひたすら幸せな気持ちになりました。
    大好きな作者さんの作品は自らの好みを凌駕してくるものなのですが、大好きな作者さんに大好きな設定で描かれたらもう何も言うことないです……。
    山もなければ谷もないけれど、イチャラブはたくさんあります。いやしかし、熊崎くん本当にかわいい……猫被り優等生の寺野くんも熊崎くんにめろめろになるのがわかります。嫌な人がひとりも出てこないし、とっても癒されました。
    高校卒業までのお話でしたが、欲を言えば大学生と社会人になってからのふたりも見てみたいです。
  • カラーにくちづけ【シーモア限定特典付き】【コミックス版】

    OOY

    子持ちBLとしては☆3ドムサブとしては☆4
    ネタバレ
    2021年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 前作が良かったので分冊買うのをグッと堪えてまとまるのを待っていました。
    ドムサブで尚且つ子持ちBLってめずらしいなと思い、どちらの設定も好きなのでワクワクしながら読みました。
    第二の性についてはきちんと考えて作られていて、ドムサブならではのトラウマやそれを克服する過程が丁寧に描かれているのは良かったです。
    ただ攻め(Dom)の子持ち設定については必要だったかな……?
    受けのミキがシッターなので必要といえば必要なのですが、どういった経緯でできた子で母親がどうしてるのか、今はシングルなのか等の話がまったく出てこないので、ただ漠然と子供がいるというか……子持ちBL特有の癒しみたいなものはあまり得られませんでした。
    都合よく親戚に預けられてたり、Domである父親に懐いているわりにあまり父親らしくなかったり、シッターしてる受けが小さな子のいる家に突然抱かれにきたりと、ちょっと気になる点が多かったです。
    エロはそれなりに多いとは思いますが、コマンドを使っているだけでわりとサラッとしている印象。
    Domに目覚めてまだ日の浅い攻めとトラウマ持ちのSubという設定なので、これはこれでいいのかな。行為においても精神的な繋がりを重視したお話なので、過激なのを求めて読むと拍子抜けすると思います。
    あとは修正ががっつり白抜きなので、そのせいでエロさが半減しているというのもあるかな。
    どちらかというとSubである受け、ミキのトラウマの原因となった男、羽賀と、Domである攻め、森屋の担当編集のその後が気になってしまいました(笑)
    ただこれは羽賀受け(おそらく)の方がキャラデザや体格的に私の好みってだけなので、羽賀の過去については今回の主役である森屋とミキのお話に入れる必要があったのかどうか、少し悩むところです。
    苦手な方もいらっしゃると思うので。
    総評すると☆3.5、高評価のところ評価を下げてしまってすみません。
    作者さんの絵柄や表情の描き方はとても好きなので、今回は私には合わなかったと思って次回作に期待したいと思います。
  • 恋が満ちたら

    上田アキ

    メンズラブの最高傑作だと思います
    2021年11月2日
    前作が大好きで、続編のコミックス化心待ちにしておりました。
    終始穏やかで、それでいて初恋のようなときめきと切なさと激しさもあって、私の少ない語彙力では表しきれないくらい素敵なお話です。
    バツイチのノンケと臆病で尽くしがちなゲイが重ねた年齢に逆らうように恋を育んでいるのに、行為はしっかり歳を重ねた大人のソレで……そんなのって反則ですよ。
    なにより雰囲気が抜群にいい。身体のパーツ(とくに指先)、スーツや靴、ネクタイ等、作者さんのフェティシズムを感じるコマや小物がいくつもあって、読後の今ものすごく目が喜んでいるのを実感しています。
    続刊にありがちな都合のいい当て馬も出てこないし、性別が理由の両親問題も出てきません。波風立てることなく、山も谷もないけれど、そこがいい。変に他人が介入しなくてもちゃんとふたりで愛情を育んでいけるんだと見せつけてくれました(笑)
    恋に落ちて、恋が満ちたら、あとはもう愛するしかないじゃないですか。
    本音を言えば愛が満ち満ちたところもみたいけれど、それはふたりしか知らないというのもまた乙だと思うので、今はたぷたぷに満ちたこの恋をもう少し楽しみたいと思います。
  • 秘め婿【単行本版】

    芹澤知

    設定と画力にページ数が追いついてない
    2021年10月28日
    好きな絵柄は数あれど、芹澤先生、BLだけで漫画を描いていくのは勿体ないなと感じてしまうくらい絵が上手いです。
    秘め婿は単話売りの時からずっと気になっていて、1冊に纏まるのを待っていました。
    前作では画力もさることながら内容もとても好みだったので、秘め婿も発売日当日に購入し、本棚の中で温めておりました。
    ずっと楽しみにしていたので期待値が高すぎたというのも勿論ありますが、濃くて面白い設定とファンタジー的な要素、そして素晴らしい画力に対し、圧倒的にページ数が足りてないというのが率直な感想です。
    ページ数が足りないというのはコスパ的な意味ではなくて、すごく面白い設定とそれを活かせる圧倒的な画力があるのに1冊に収めてしまっていることで物語が駆け足で進んでしまい、すごく勿体ないと感じました。
    作者さんの体力的な問題もあるでしょうしプロットの段階で1冊に収めると決まっていたのなら仕方ないのですが、もっと掘り下げたら面白いだろうなという場面が多々ありました。
    物語としておもしろくないというわけではなく、むしろおもしろいからこそ、ただただ勿体ないと感じてしまうんですよね。何度同じこと言うんだよってかんじですが、本当に勿体ない意外の言葉が思いつかない……よく言えば簡潔ですが、画力が高いだけにもっと見ていたかったというか……うーん、勿体ない(まだ言う)
  • 【単行本版】ヘタレと馬鹿たれ

    秋好

    悲しい気持ちになりました。
    ネタバレ
    2021年10月24日
    このレビューはネタバレを含みます▼ とても好きな絵柄なので単話売りの時から気になっていました。
    1冊に纏まったことを知り、ついでにクーポンもあったのでレビューも見ず強気の購入(?)したことが仇となりました。
    攻めも受けも、恋の自覚から付き合うまで、すべてにおいて雑の一言に尽きます。
    他の方もレビューで書かれていましたが、これでエロがあればまだ多少は報われた感もありますが、抜き合いさえ無し。
    唯一のキスシーンは攻めが「仕方なく」してやってる風。
    脇役として登場する相談役のような教師は前後の話がまったくないので漠然と教師という情報しかなく、当て馬の腹黒彼女は当て馬として機能しておらず、ひたすら寒い……。
    長い片想いの末に攻め目当てで受けと付き合うものの、思惑がバレて、攻めに相手にもされず、挙げ句の果てには「私を振るなんて馬鹿な人」とは……な、何様なんだ……?というかその捨て台詞が許されるの昭和までじゃ……?
    内容がない、キャラクターが魅力的じゃない、エロがない、ラブもない。
    本当に絵柄が好きなこと以外何ひとついいところがありませんでした。
    厳しいことを言うようですが、今のままの構成力でしたら作者さんには二次創作の方が向いている気がします。それか担当さんなり編集さんなり、きちんとここをこうした方がいいだとかアドバイスをしてあげて欲しいです。商業においてエロが描けない(もし描けるならなぜ入れなかったのでしょうか…?)というのはわりと致命的ですし、描けない(描かない)ならそれをカバーするだけのストーリー性とキャラクター設定が求められます。
    一読者でしかない私より、プロの方々の方が商業BLというものを熟知していると思います。魅力的な表紙や絵柄、おもしろそうなサンプルで釣った一度きりの購入で売上を得られればそれで満足なのでしょうか……?
    BLが大好きなので、酷いデビュー作にあたると本当に悲しい気持ちになります。未来ある作家さんを殺すことなく、上手に育ててくれることを願っております。
  • ダブル・スタンダード【電子限定特典付き】

    碧本さり

    1巻はよかったけれど
    2021年10月21日
    すっごい前に1巻を読んだ記憶があったので、まだ続いてたんだ〜!と嬉しく思いながら2巻を購入しました。
    記憶を辿りながらペラペラとページを捲り…捲り…アレ?受けってこんな子だったっけ……?
    もしや1巻読んだという記憶が誤りだったか?と自らの記憶力を疑ってしまうくらい別人になってました。
    改めて1巻を読み返してきて思った率直な感想は「続く必要あった……?」です。
    サブカプ(医者と元サッカー選手の方)の方のお話も読んでいてそちらもわりと好きな話だったので、尚更なんでこうなっちゃったんだろう感がすごく……うーん、ごめんなさい、私は楽しめませんでした。
    1巻だけなら綺麗に話が纏まっていたと思いますし、登場人物も魅力的だったので☆5でした。
    どうせならヤバい兄と仁さんのお話が読みたかったな。
  • きもちいい穴シェアハウス

    仁井ちく

    表紙で損してると思う(笑)
    2021年10月18日
    3Pもの、正直あんまり得意じゃないんですけど、1話無料で読んでみてエロシーンの表情の上手さに惹かれて購入してみました。
    エロに重きをおいた作品なので紆余曲折あるわけじゃありませんが、3人でひたすらいちゃいちゃしてるのが可愛くてエロくて、そしてそこにちゃんと愛情があるのが伝わってくるので楽しんで読めました。
    なにより「儚くかわいい受けチャンを取り合い火花を散らす攻めたち」的なハーレム展開がかなり苦手なのでそうならなくてよかった〜!(笑)
    3人とも体格がいい男なのにエロシーンの切羽詰まった顔やトロ顔とのギャップがすごく好みでした。
    あと修正が太めの白線でちゃんとちん…の輪郭が見えるのが良い。最近白塗り多すぎて萎え萎えだったので元気を取り戻しました。
    少々お高いですが、いい買い物をしたと思ってます。
    欲を言えばバリーがネコしてるところもっと見てみたかったかな。
    個人的には良質なエロ本だと思うので表紙の吹き出しで損してる気がします(笑)
  • ドラマティックスパダリドリーム 【電子限定特典付き】

    野萩あき

    すごく良くなってた
    2021年10月8日
    野萩あき先生作品、結構前に読んで以来久々の邂逅だったのですが、そのときより格段に絵と濡れ場を描くのが上手くなっててびっくりしました。
    というか作風?キャラデザ?が変わったのかな。
    個人的には今の方が断然好みです。
    あとがきに書いてありましたが、設定や濡れ場の描き方について的確にアドバイスをしてくれるという担当さんに感謝。
    毎年いろんな作家さんがデビューしてたくさんのお話を読みますが、ちゃんと今の時代や傾向についてアドバイスしてあげられてたらもっとよくなってただろうにと思うことも正直少なくありません。なので制作秘話じゃないですが、そういうお話を聞けること自体貴重だし、きちんとアドバイスできる担当さんももしかしたら貴重な存在なのかもしれないなと思いました。

    話がずれちゃいましたが、やっぱり体格がよくて褐色の受けは最高ってことです(?)
    これは完全に好みの問題だと自覚しておりますが、私の場合はそれだけで評価があまあまになります(笑)
    長髪でむちっとしててどこからどう見てもかっこいい男なのに、素直で真面目で、ちょっとおばかなところがたまらなく可愛くてすごく良かった。そりゃ天下のスパダリ様もメロメロになるわけだ〜と納得でした。
    作家さんと担当さんの努力に感謝しつつ、次回作も楽しみにお待ちしております。
  • ロマンスには程遠い

    アマミヤ

    ロマンスに程近い
    ネタバレ
    2021年10月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ というよりめっちゃくちゃロマンス。ロマンチックの塊。どことなく少女漫画を読んでいるようなときめきを思い出してしまいました。ラブがすごい、キュンがすごい(語彙力よ)
    英国の美少年がアニメの聖地巡礼で訪れた小さな港町でコンビニバイトの受けと出会い恋をして、ちゃっかりファーストキスまで奪って数年後再会し手中に落とすお話なんですけど、ここまで書いてるだけでもうロマンスに程近いですよね(?)
    なにより美少年から英国紳士へと変貌を遂げたルイス、一途で最高な攻めでした。かっこよさとかわいさの配合が絶妙で、必ず落とすという意気込みとやり方が比例していないところが良かった。正攻法で、それでいて自らの顔の良さを分かっていて十分に利用しているようなずるさもあって、そりゃ好きにもなりますわ……。出会った頃は美少女のような顔した少年で(実際受けも女の子だと思っていた)、成長したらあんなにかっこいい攻めになってるって反則じゃないないですか?大体の腐女子が好きなやつですよ。
    同性ということに特別高い壁が立ちはだかるわけでもなく、登場人物は皆良い人で、終始穏やかに話が進んでいきます。けれどこんなに満足感と読後感がいいのはアマミヤ先生の絵柄にとてもよく合ったお話で、あたたかい気持ちになるからなのかな。
    コマ割りが絶妙で、ところどころ絵のないコマに台詞や文字だけという場面があるんですけど、そこがまたたまらなくいいんですよね。細い線が多めの絵柄だからか絵のないコマがすごく目立って、文字がじわっと心に沁みてくる。
    アマミヤ先生のお話はどれも大好きですが、私の中では間違いなく一番大好きな作品になりました。
    欲をいえばこのふたりのその後がもう少し見てみたかったな。
    ルイスのルイス、まだ半分しか挿入ってないらしいし(笑)
    漁業と営むお父様とのその後がどうなったのかも気になります。
    また、見れたらいいなあ。
  • 恋をするには近すぎる【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

    中田アキラ

    可もなく不可もなく山も谷もない
    ネタバレ
    2021年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 突然家族にということだったのでママ◯ード◯ーイ的な展開になるのかなと思ったけど、終始穏やか〜に進んでそのまますとんと終わりました。
    要約すると親同士がパートナーになったことがキッカケで一緒に暮らし始めたふたりの息子が惹かれあい付き合うことになる話なんですけど、まずあの年齢の男性が同性の親同士の再婚(というか同居?同棲?)するってなったとき同居するかな…とか考えてしまいました。
    学生なら分かるけど成人した社会人だし、なにより父が突然同性のパートナーと同居することになったのに順応性高いな、と……(笑)
    攻めは元々ノンケで、受けはゲイの父と元のパートナーの間に引き取られた子供でって、結構はちゃめちゃというか重たくしようと思えばいくらでもできそうな設定なんですけど、なんせいい人しか出てこないので、とくに掘り下げることもなくあれよあれよという間に恋人になってえっちして、ハッピーエンド。
    もったいないと言えばもったいないけれど、BL読んでまで疲れたくないという方はいいのかも。
  • 嫉妬は愛を曇らせる【単行本版】

    汀えいじ

    う、うーん……?
    ネタバレ
    2021年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単行本にまとまるのをずっと待ってました。
    歌舞伎町バッドトリップがとにかく良かったのでこちらもワクワクしながら読んだんですけど、全部が全部中途半端で消化不良というか……描きたい物ややりたいことはなんとなく伝わってくるけれど内容が登場人物の心情に寄りすぎてて、全体的にふんわりしてます。
    まず攻めが、とにかくチョロくて情緒不安定すぎる(苦笑)
    最初は来る者すべてを傷つけるナイフみたいな男で受けにレ◯プ紛いのことまでしたのに、次の瞬間にはもう受けのこと好きになってしっかり依存してて「ええ……?」というかんじ。あとあれだけピアノやめるやめる言って部屋からピアノまで片しておきながら最後には生徒さんにピアノのレッスンつけてて笑ってしまった。いや、辞めてないやん(笑)
    そして受け、何に対しても興味が薄く、たまたま連れられて行ったコンクールで攻めの演奏をみてピアノを始めたというところまでは良かった。ただ、その攻めとの接点ができてからがちょっと支離滅裂だったなぁ……。どう見ても憧れの範疇を超えているし、実際あれこれ許しているのに「何も求めてない」は無理があると思いました。最後には「先輩は僕を分かってない。僕は興味あるものが少ないからそれは全部手に入れたい」的なこと言っていたし、いやいやどっちなん……?と。
    そして、攻めがピアノを続ける理由でもあったお母様が亡くなってすぐに再婚したという攻めの父。結局なにを思って息子にどうして欲しかったのか分からないままおわりました。私の読解力が足りなかったんですかね……。
    そして時々でてくる攻めの友人のような男。とくにモブとして仕事をするわけでも当て馬になるでもなく、ただただ情緒不安定な攻めにキツく当たられるかわいそうな男でした(笑)
    結局才能があったのは受けの方で、成功するのも受けの方で。攻めはピアノを辞め(てないけど)、海外で活躍する受けの帰りを健気に待ち、嫉妬は愛を曇らせ……てないよね?
    攻め、受けに依存しまくり愛しまくり。受け、攻めを盲目的に愛しまくり。というお話でした。
    私はものすごーくモヤモヤしたけど、このモヤモヤが好きという方もきっといるからBLは奥が深いですね(オチ!)
  • コントラスト

    itz

    lastが秀逸
    ネタバレ
    2021年10月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 雰囲気もグループもまったく異なる翔太(かなた)と陽(あきら)、大ボリュームで丁寧に描かれる男子高校生の恋でした。
    まず、エロはないです。でも満足感がハンパない。
    ページ数もさることながら、内容が素晴らしく良い。
    他所の作品に例えたりするのって作者さんに失礼かもしれないけれど、同級生を読んだときの感覚に似ている気がします。
    最後の最後で二人がようやく付き合うことになってから出てくる、陽のトラウマになっている元友人の話がとにかく秀逸でした。
    私事ですが、BLに出てくるやたらと寛容で理解力の高い周囲の人間にいつもどこか違和感を感じていて。創作の世界なのでそれはそれで好きだし、創作だからこその優しい世界でもあると思うんですけど、やっぱり自分の身近な人に同性が好きと告げられたら口では何とでも言えるけれど、多少は戸惑うと思うんです。
    陽のトラウマとして登場する彼はそんなリアルを最も最悪な形で体現してくれていて、よくある話をよくある話で終わらせないでいてくれてます。
    彼は永遠に陽のトラウマのままで、それを後悔しているのに自らが楽になる道を選ばなかったことがとても印象的でした。
    新しくてそれでいて人間らしくて、あんなに嫌いになれない嫌なやつ、初めてだなぁ。というか、嫌なやつじゃないんですよね。どこまでもヘテロで、いい人。だからこそ親友を失って傷ついたのだろうし、やり方は最悪だったけれど、距離をとったのだと思います。
    ひとつ気になる点をあげるなら、陽の兄と元家庭教師のその後が気になりすぎる(笑)
    あのふたりってどこかで描かれていたりするんでしょうか……?
    男子高校生ふたりが徐々に距離を縮めていって恋をして、という過程を丁寧に描いた作品なのに、ふたり以外の登場人物がとても魅力的で、なんだかそっちの方が印象に残ってしまっていて……すみません。
    でも総合的な満足度は文句なしの⭐︎5なので、それだけ「人」を描くのが上手ということなんだと思います。
    いやでもやっぱり兄と元家庭教師、気になるよ〜!笑
  • 陵辱! 潜入捜査官【電子単行本】

    柊柾葵

    エロに特化した漫画なのかと思ったら……
    2021年9月16日
    エロ本はエロ本と割り切って読むし、わりと楽しめるタイプです。
    作者さんの宣伝を見て気になって購入した口ですが、エロ本というにはエロくもなく、かと言って内容があるわけじゃないのでストーリー性があるわけでもなく……絵柄含め一昔前のBLみたいというか、ツッコミどころ満載……(笑)
    2冊目まで出てるなら面白いのかなと思ったけど、ボリュームがあるからといって面白いとは限らないですね。
    乳首だけはすけべでよかったです!
  • 先生触診してくださいッ 【電子限定特典付き】

    U

    ただのエロ本じゃない、だと……!?
    ネタバレ
    2021年9月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ U先生の作品は今までいくつか読んだのですが、サラッと読んでしまうお話が多くてあまり記憶に残りませんでした。
    今作はタイトルと表紙に惹かれ試し読み……これは!間違いない!すけべブック!そう自分の勘を信じて購入。
    結果、全然ただのすけべブックじゃありませんでした。
    いえ、エロは特濃なんですよ。だからすけべブックであることに間違いはないのですが、厳密にいうとすけべブックじゃないというか……
    性に対して興味津々でノリノリの受けとそんな受けに流されつつやっぱりノリノリの攻めの心情の変化が1冊を通して丁寧に描かれていて、不自然さがまったくないんですよね。
    なのですらすら読めるのにちゃんと内容が頭に入ってくるし、画力もあるので「あ〜!ここ最高!」って部分は何度もページを戻って読みたくなる魅力があります。
    あとやっぱり、キャラデザって大事です。
    とくに攻めのお医者様、あの髪型とお顔って最早反則じゃないですか?嫌いな人います?
    内容に関してはとにかく読んで欲しいとしか言いようがないのですが、敢えてあげるならメスイキするためにはムードが大事という話題が出てからのふたりのエッチはもう、言葉では言い表せないほど最高でしたね。
    攻めはラストでようやく自分の気持ちを自覚するけど、ムードを盛り上げるために好きって言い始めたときからあれは完全に受けのこと大好きでしたね。私の目は誤魔化せないですよ。
    そして読後には語彙力はすべてどこかへ飛んでいき「ラブラブセ◯クスしか勝たん……」と自然と口から溢れていました。
    めちゃくちゃお気に入りの作品です。絶対人に勧めまくります。
  • ハビービーにくちづけを

    熊猫

    目が喜ぶBL
    ネタバレ
    2021年8月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 熊猫先生のファンです。
    絵柄が独特で小物まで凝っていて、背景や衣装の描き込みがすごくて、とにかくお洒落なんですよね。
    あと出てくる女性キャラと子供がとってもかわいい。
    女の子描くのも上手だな〜といつもニコニコしながら読ませていただいてます。
    今回はファンタジーということで、架空の国の図書館(?)が舞台のお話でした。
    異国情緒溢れるファンタジー世界で図書館が舞台ってかなりめずらしいですよね。
    オタクは図書館が大好きなので最初から最後までもうウキウキでしたよ。


    タチネコ、最初想像してたのと違って「お?」と思ったのですが、やっぱり想像通りでした(笑)
    攻めの尻は絶対死守過激派の皆さんはもしかしたらファイティングポーズを始めたりするのかな……程度のタチネコ逆描写がほんのちょこっとあります。
    ちなみに白い方が攻め(確定事項)ですよ。

    内容としては攻めにまつわる絵本の話が作中に登場するのですが、それがなんともまあ素敵で、実際にあったらいいなと考えてしまうくらいに魅力的でわくわくしました。
    そして受けの色弱(?)設定が実際にモノクロの漫画を読んでいる私自身の視界と重なって強烈に「エモ」でしたね……。
    けれど、モノクロは確かにエモいんですけど、前述した通り衣装や小物の描き込みがすごいことと、そこかしこに散りばめられた「色」というテーマもあいまってカラーのコマがひとつもないことだけが残念。
    商業コミックス印刷の内情や実情は正直よく分からないんですけど、このコマだけでも、この見開きだけでも、瞳の色だけでも……モノクロの中にパッと目を引く「色」がひとつあるだけで印象に残る率がグッと上がる気がする、そんな本でした。
    BLという括りで内容のみをレビューするなら多少補完不足の部分もあるので☆4かなとも思いますが、視覚からの満足感がとてつもなく大きかったので圧倒的に☆5です。
    あとやっぱり褐色受けはかわいい(笑)

    物語に登場する絵本、別冊で付いてくるとかそういう特典があったなら絶対紙媒体で買っちゃってただろうな〜。
  • テイク ユアー タイム【電子限定描き下ろし付き】

    多賀タイラ

    初恋にまっすぐな攻めに胸を打たれます
    ネタバレ
    2021年7月22日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みをして「これ絶対おもしろい」と確信したので購入。
    結果、大正解でした。
    あとがきを読むまでスピンオフだと気づかずに夢中で読んでいたのですが「メルトアットナイト」にちょこっと出てくる二人のお話とのこと。
    メルトアットナイト、見てみたらすでに購入済みで自らの性癖の分かりやすさに思わず笑ってしまったのですが、スピンオフだと言われるまで気づかない程度には今作の二人の出番は少ないです。
    前作のメルトアットナイトの方はウリ専で働く大学生×あがり症の癒し系男子リーマンなのですが、エロ多め。
    今作のテイクユアータイムはメルトアット〜の受けの職場の二人のお話ですが、エロは少なめ。
    濡れ場も描けると分かるともっと見たいと思わなくもないけれど、テイクユア〜は少ない濡れ場を補えるだけの内容があるので全然物足りなく感じませんでした。
    テンポも良いし、表情にはあまりでないけどまっすぐに感情をぶつけてくる滝藤(攻め)に志島(受け)が絆されていく過程が丁寧に描かれています。
    滝藤の初恋をバグと揶揄した志島に対する滝藤の「朝見かけたらその日一日ツイてると思う〜」のところには思わず「あー……これは恋だわ」と頭を抱えました。
    基本的に無表情で率直だからこそ、滝藤の台詞や表情の変化は刺さるものが多かったです。
    前述の通り、あとがきでメルトアット〜のスピンオフだと知ったので今作を読んでから久々にメルトアット〜の方を読んでみたのですが、滝藤については今作よりも生意気な印象を受けたのでちょっと驚きました。
    けれど物語として描かれていないところで志島に対する恋心を募らせ、今に至るのかと考えるとそれもまた感慨深いです。
    今作はメルトアット〜の方を読んでなくても十分に楽しめる内容になっていると思いますが、個人的にはあっちもかなり好きなので読んで欲しいかな。
    だってあの、ほら、ムチムチ受けなので……(笑)
    ただし方向性が全然違うことと、前作に滝藤と志島はほとんど出てこない上に二人のラブな雰囲気は皆無なので、試し読みをしてみて気になったら読んでみるという感じでいいのかなと思います。
    作者買い、確定です。
  • 森のくまさん、冬眠中。【単行本版特典ペーパー付き】

    ハルチカ

    単行本ずっと待ってました
    ネタバレ
    2021年7月20日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 乳離れできない子犬(大型犬)のアイリ×アイリを拾った保護者クマのノワ。
    広告で何度も何度も何度も誘惑されながら我慢を重ね、ようやくでた単行本版!
    試し読みだけは何度も読んだのでクマさんの方が受けなのは分かっていましたが、想像以上にかわいい…!
    褐色でムチムチでゆるふわで、全然凶暴じゃないタイプのえっちなクマさんでした。
    攻めのアイリは中身はかわいい子犬のまま、体だけはどんどん成長していく(笑)
    見た目のかっこよさと中身のヘタレ具合のギャップがいいです。
    発情期のクマさんとのエロもわりとたっぷりあり、脇役(今後展開がありそうかな?)も魅力的で大満足でした。
    乳首責め好きな人向けかな(笑)
    でも1巻じゃやっぱりすっきりしないので、早くも続刊待ちです。また広告と戦う我慢の日々が始まる…。
  • 甘えたい獣【電子限定漫画付き】

    ゆいつ

    コワモテの意味を辞書検索しました
    ネタバレ
    2021年7月18日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 喧嘩は強いしいかついし、バイクに乗ってる姿なんてめちゃくちゃ様になってる高校生の「潤太(受け)」がでろでろに甘やかされてとろとろになっていく様をひたすら見せつけられるだけの上下巻。
    一見L○Hにでもいそうな雰囲気の潤太ですが、そんな顔しちゃうの!?と驚くほどとろとろふにゃふにゃのギャップフェイスをたっぷり見せてくれます。
    体格が良く、コワモテで、腕っぷしの強い男前の受けが性癖な私は大満足、お腹いっぱい、最高に幸せな気分。

    物語はレンタルお兄さんのバイトをしている攻め「新」を見つけた潤太が新をレンタルするところから始まります。
    上下巻というたっぷりボリュームなわりに新が潤太に惹かれるのの早いこと(笑)
    ちなみに手出すのも早いし、付き合うのも早い。でも全然物足りなく感じないのはやっぱり登場人物が魅力的だからなんだろうなと思います。
    新は新で恋愛不感症気味だったにも関わらずどんどん潤太に溺れていくし、顔に似合わず喧嘩は強いしエッチは上手いしでこれまた魅力的な攻めなんですよね。
    どんなチートキャラなのよとツッコミたくなるけれど、どうしてか腑に落ちてしまう。
    紆余曲折あるわけじゃないし、たっぷりボリュームだけど、シリアスというわけでもない。
    本当に、ただただバイク乗りでコワモテで、喧嘩が強くて弟妹思いで、それでいて毎日タコさんウインナー入りのお弁当作りしているような健気な高校生が甘やかされ、色んな意味でとろとろになっていくだけのお話(笑)
    でも、読後感は最高なんです。
    性癖の合致する方ならきっと気にいるだろうし、コワモテって言葉の意味を調べたくなるはず(笑)
  • 先生、我慢できません

    Arinco

    本番が……(涙)
    ネタバレ
    2021年7月14日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 三度の飯よりα受けが好きな私、勇んで即座に購入しました。
    よくあるちょっと鼻につく感じの生意気なα様受けではないですが、教師という立場もありますし人間性の良さにはとても好感がもてました。
    そもそもが読む人を選ぶα受けですが、たまにはこういう綺麗な大人αもいいなあと思いつつペラリ……ペラリ……えっ!?おわり!?
    折角のΩ攻め、それも超ド級のヘタレ攻め(すぐに尻を濡らす(笑))とスーパーモテ優男のα受け、それなのに、本番が、ない……。
    いやいや先生、「あと一ヶ月待てるよな?」じゃないよ……こっちが待てないよ……。
    専攻学科を変えてまで一切の会話を断ち耐えて耐えて耐え抜いた魂の番がようやくひとつになれたのに抜き合いで終わるなんて、いろんな意味で涙がとまりません。
    いやでもこれは純愛だから、セ○クスがすべてじゃないから……(言い聞かせ)
    テンポは良すぎるほどに良く(もう少し長ければもっとじっくり話が進んで面白かっただろうなとは思います)、生徒には絶対に手を出さないという自制心と倫理観のしっかりとしたαが受けなので教師モノとしてはかなり好きなのですが、ラストだけがほんとに残念でした。
    αが受けてるところ見たいよー!笑
  • 【衝撃】推しの美容系配信者が客として来た結果、、、【電子版限定特典付き】

    うり

    教祖の自覚をもって!
    ネタバレ
    2021年7月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 男性BAのハルミくん×美容系動画配信者の榊さんというめずらしい組み合わせ。
    榊さんオタクであるハルミくんの言動と行動にわかる、わかる、と頷きながら、時々笑い転げて読みました。
    私事ですが(?)若手俳優のオタクをしている身なのでハルミくんの気持ちや言いたいこと、すごく分かります。オタクって俯瞰してみるとだいぶヤバいやつなんだなと改めて実感……(笑)
    とくに描き下ろしのカップルチャンネルの下りなんてもうね。
    榊さんだから許されるけど現実だったら炎上案件だろうなと思いながら血涙流しつつ笑い転げてました。
    榊さん、中身はゆるふわおじさんなんだけど、淑やかでそれでいてすけべで、ハルミくんの前では綺麗でいたいと努力してるところが恋愛に性別は関係ないんだなあと思わせてくれて素敵でした。
    なんでこんなに面白くてかわいい作品を今まで読んでなかったんだろう……多分というか確実にタイトルのせいだと思います(笑)
    年の功なのか害なのか、BLもたくさん読んでいると変なセンサーが働いてタイトルだけで敬遠する作品もあるので、まずは読んでみると自戒するいいきっかけになりました。
    次回作はタイトルで読まず嫌いせず購入しようと思います!
  • ヤンチェリキッス! 【電子限定特典付き】

    安堂ろめだ

    前作から3年半…!笑
    ネタバレ
    2021年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 物語の舞台は私立チェリーパイ学園(笑)
    チェリーパイファ◯クと呼ばれる新入生のスラックス狩りが恒例となっているバカ高に通う男子高校生たちのツッコミどころ満載なお話です。
    かなりぶっ飛んだ設定なので1巻の試し読みをしてからの購入をおすすめします(笑)
    私はあの振り切り具合とオシャレな絵柄、かわいいのに濃厚なエロが大好きで記憶に残っていたので、続編も即購入しました。
    1巻はメインのふたりと友人カップル、2つのCPのお話でしたが、続編ではまさかの生徒会長×保健医のお話が追加。
    濃い内容を求める方には向いてないと思いますが、とにかく受けの臣くんがおバカで流されやすくてえっちでかわいいんですよね…。
    テンポも悪くないしかわいいタイプのヤンキー受けが好きな人には刺さると思います。
    そして2巻ではエロもパワーアップ!
    ギャグもあいまって、読後感はお腹いっぱいの一言でした(笑)
  • 蜜果【単行本版】

    akabeko

    落果のスピンオフだったのに…!
    ネタバレ
    2021年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 単話も持ってます(笑)
    まとめて読めるの嬉しいのでコミックス版も購入しました。というか表紙が美麗すぎてそれだけで購入する価値あると思ってしまうのは私だけでしょうか。
    読後に表紙をみると「店長も希雄も、そんな顔するようになって…」と堪らなく幸せな気持ちになるのでお勧めです。
    そんなに年月は経ってないと思うんですけど、改めて1話から読んでいくと絵が上手くなっててびっくりしました。
    まだ読んだことのない方は落果から読むことをお勧めします。
    それはそうとこの二人、落果ではスピンオフとして描かれていたんですよね。
    表題作のりんごさんを差し置いて1、2巻の大ボリュームで描かれることになった店長とレオですが、密果では特別ドラマチックな展開があるわけじゃなく、山あり谷ありということもなく、店長は店長のままで、レオはホストのままです(レオの方は最終的に辞めて別のお仕事フラグがたっていましたが)。
    でもお互いがお互いのことを必要としていて、依存していて、愛しあってるのがちゃんと分かる内容になっているので、非常に満足度が高いんですよね。
    最初は軽い分からせのつもりでレオを抱いた店長がめろめろになっていくのを見るの、めちゃくちゃ楽しいです。
    元NO.1タチ専ボーイということもあり行為はえげつないですが…(笑)
    エッチは上手いけど恋愛は下手な攻めと夢を売ることはできても自らの恋愛は下手な受けが足りない部分を補いながら手探りで恋愛してるの、一生見てたい。
    まだまだ続いてほしい作品のひとつです。
  • エゴイストにはなびかない【単行本版(特典付き)】

    五月女えむ

    ウーン…
    ネタバレ
    2021年7月8日
    このレビューはネタバレを含みます▼ タチ受けという矛盾設定が大好物なので脊髄反射で購入しました。
    スーパー攻め様みたいな顔したプライドの高いタチが組み敷かれ、アンアン言わされてるところを見るのが好きなんですけど、なんか違う…。
    画力は高いし、エロも上手だと思います。
    けど攻めが自分本意の行為しかできないヘタクソという設定があったにも関わらず、あっさり感じてしまう受けに違和感……そもそも攻めがハワイに来た理由が元恋人の結婚式(?)の時点で自分的には違和感を感じていたのだと思います。
    そして一度は拗れて攻めは帰国したのに、すぐにまたハワイへ駆けつけ結ばれる二人にも違和感……よく分からないけど愛の力は偉大なんですかね。
    最初から最後までどことなくすっきりしない気持ちのまま読みおわってしまいました。
  • 宵々モノローグ 小冊子付き特別仕立て

    じゃのめ

    今度はそこか〜
    ネタバレ
    2021年7月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ シリーズ通してすべて読んでいます。
    とくに山あり谷ありということもなく、ひたすらいちゃらぶしながら毎回「えっここで終わり?」ってところで終わるんですけど、絵がオシャレで雰囲気あるのでなんだかんだでいつも買ってしまいます。
    今回は受けの詩音くんが初登場になるのかな?
    攻めの礼くんは3年生の時の副部長さんですね。
    シリーズ通して3カップル目、男子校が舞台ということもあり同時多発BLしてます(笑)
    個人的に2作目(3年元部長×2年現部長)の2人が一番好きなのですが、いがみあってるわりにくっつくのがやたら早くて平坦なお話だったのが少し残念だったので、今回もそうなるのかな〜なんて思いながら購入しました。
    詩音くんがきゅるんきゅるんの恋する乙女で、きゅるんきゅるんな受けちゃんにあまり食指が動かないタイプなのでどうかなと思っていましたが、読後には大好きになってましたね(笑)
    見た目は可愛いんだけど中身は男前そのもので、泣き虫だったりポエマーだったり忙しいのに芯が通っていて、とても好きなキャラクターになりました。
    作中の台詞曰く「ドクズ」の礼がわりかしあっさり絆されてメロメロになるのも納得かな。
    感情に疎い人間が成長して人になっていくのを見てるのは楽しいです。
    ちょっと恥ずかしくなるくらい詩的な台詞も絵柄と合ってて好きでした。礼が詩音のこと「君」って呼ぶのすごく良かったな。
    ただやっぱり内容は薄くもないけど濃くもなく、小冊子付きを購入したことを忘れてしまうくらい「えっここで終わり?」となったので☆をひとつ減らしました。
    一貫してるのは絵柄と雰囲気、ジェンダーに囚われず個性を発揮できるやさしい世界、攻めのかっこよさ。
    個人的には「攻め、顔がいい〜!」って気分になりたいときに読むBLです(笑)
    いいね
    0件
  • 春懸けて、鶯

    那梧なゆた

    いい意味で表紙詐欺
    ネタバレ
    2021年7月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1話目ではク○ーズかな!?とこれから始まるヤンキー漫画ならではのてっぺんとったる戦争にわくわくしたのですが、はい、しっかりBL漫画でした(笑)
    表紙からは想像もつかないほどゆるふわな現最強ヤンキー×元最強の教師という2人ですが、受けに関しては売られた喧嘩を買ってたら最強になってたというチートタイプなので、強いけどやんちゃ感は薄いです。まあ教師ですしね。
    受けを振り向かせようと一生懸命な攻めはとっても良かった。とくに拉致られた受けを助けにきた(必要なかったけど!笑)ときの攻めのガチギレ顔は画力の高さも相まってドキドキしました。そこそこ遊んでそうな描写もあったのに、付き合い始めてから1年以上エッチしなかったのも良かったな。
    画力は文句なしの☆5です。つり目の美人受けが好きな人は絶対好きだと思う。
    ただ私の場合元々ヤンキー漫画が好きだということでそちらに期待しすぎた為、内容の部分において☆をひとつ減らさせていただきました。評価下げてしまってすみません。
    でもこれはヤンキーBLというより一生懸命な攻めが必死になって受けを振り向かせる王道の生徒×教師BLだと思います(笑)
  • カットオーバー・クライテリア

    大麦こあら

    作者買い確定
    2021年7月3日
    試し読みをしてデビューコミックスということと、かわいい絵柄に惹かれて購入しました。
    内容的にはテンポがとても良くて、受けが攻めに絆されていく過程も分かりやすいですし、サブキャラも魅力的で尚且つ受け攻め両視点あるので各場面でのそれぞれの心情も丁寧に描かれていたと思います。
    SEの専門用語がちょくちょく出てくるのですが、コマの外に一言説明があるのも面白かったです。
    作者さんがプログラマー経験者さんなんですかね?
    自分の仕事とはまったく関係のない専門分野の話なので、読んでいて新鮮でした。
    でもなにより、絵柄最強じゃないですか……?
    頬が丸くて目がくりくりで、下まつ毛が描かれてて、でも女の子とはまた違う、好きな人はとことん好きな絵柄だと思います。ちょっと少女漫画っぽいのかな?
    私は大好きな絵柄なのでわりと即決で購入したのですが、デビューコミックスということもあり、正直内容はそれほど期待してませんでした。
    なので、中身もしっかりしていたのは嬉しい誤算でしたし、それ以上に攻めがかわいいのはもっと嬉しい誤算でしたね……試し読みじゃ攻めがこんなにかわいくなるとは想像できなかったな。
    押せ押せで一生懸命で涙脆くて……三度の飯よりかわいい攻めが好きな皆さんに自信をもっておすすめしたい一冊がまた爆誕してしまいました。
    今からもう次回作に期待しかないです。
  • シティ・ライツ・バースデイ【電子限定描き下ろし付き】

    本郷地下

    必ずしも運命が幸福とは限らないと言う話
    ネタバレ
    2021年6月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースにおいて重要視される運命の番について、別の視点から描いた作品の中では最も好きな作品となりました。
    作者様のあとがきにもありましたが、オメガバースは起源こそ左右の明確な差別化であれ、二次性を3つに分けている以上、それぞれの「役割」に縛られた悲しい物語が多いように思います。
    αは強者、Ωは弱者、βは運命には敵わない。
    その役割を理解しているからこそ、今まではΩ攻めやα×αなど、起源と役割を敢えて無視した作品を好んで読んできました。
    身体的な負担が多く社会的にも蔑ろにされがちな弱々しいΩを見ているのは辛いですし、役割を越えてひとりの人として見る方が自分には向いていたからです(オメガバースそのものを否定するような意図はありません)。あと、運命に抗うという展開が好きなんですよね…(笑)
    今回こちらを購入するに至ったのは立読増量中で、運命の番を探すΩとそのΩに惹かれるβという二人がテンポよく描かれていたことと、二人が人間的に心地の良いキャラクターだったからです。
    結果的に、大正解でした。
    運命は運命、恋は恋。枠に捉われないその考え方が大好きです。運命を自認しながら運命とは別の場所で恋をして、生活をして、子を授かり、幸せに暮らしている人がいる。
    オメガバースの世界では決して当たり前じゃない普通の人としての営みがここにはありました。
    恋とは別の運命の相手がいるから一層恋が輝くという面も確かにあるのですが、運命の人は運命の人でちゃんと生活があり、愛する人がいて、まったく当て馬感を出していないのも素晴らしかったです。
    言葉や台詞の選び方も率直かつ秀逸で好みでした。
    過去には色々あれど最終的に誰も不幸にならず、誰もが運命や性に囚われすぎずに自ら選択し生きている。
    運命の番という設定上の圧倒的な旨味を得られる作品では正直ありませんが、いつからかBLの中で蔓延したオメガバースという独特な世界観の中では個人的にとても印象に残る作品となりました。
    次回作も楽しみにしております。
  • 羊の皮を着たケモノ【SS付き電子限定版】

    九號

    続編希望
    ネタバレ
    2021年6月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです。九號先生久々の新刊ということで何の下調べもせず迷わず購入。
    読み進めていくうちに「これ、1冊に収まる内容なのか…?」と不安になりましたが、大ボリュームということもあり、綺麗にまとまっていました。
    まとまってはいたんですけど、辛い過去や境遇を持つ二人のお話なので、やっぱりちゃんと付き合って(という言い方が正しいのかは分からない不思議な関係性ですが)からの幸せな二人も見てみたいというのが正直な感想です。
    初エッチも同意の上とはいえ薬を飲まされて、という展開でしたし、なまじエロも描けると知っている分見たい欲がムクムクと……(笑)
    あとはやっぱり受けのお姉ちゃんと攻めが対峙する泥沼展開は見てみたかったかな。泥沼にならなくてもいいけど、攻めが元結婚詐欺師で受けの姉は被害者なので、そこを有耶無耶にするのはちょっとだけ勿体無い気がしました。
    でもあとがき見たかんじだと続かなそうというか、描ききった感はあるのかな〜という印象だったので期待薄ですかね。
    本当にすごく綺麗にまとまってるし大満足なんだけど、良作だからこそ、ただただ続きが見たいです、先生…。
    とはいえ作家に描きたいもの以外を強いるのは本意ではないので、一縷の望みに縋り泣きながらもう一周してくることにします(笑)
  • 惚れ薬つくりたい同好会【コミックシーモア限定特典付き】

    ドンドン

    クセの強い背景と小ネタ
    ネタバレ
    2021年6月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄はとても可愛らしく、内容も大変可愛らしいのに適当なネーミングの数々(ポポポ大学陽キャ学科等)と味のある背景や小ネタに終始笑わせていただきました。
    白黒の中に突然虹色の吐瀉物が出てきたときは声出して笑ったんですけど、あれは紙版でもカラーなんですかね?そうであって欲しいな(笑)
    前述の通り絵柄はすごく可愛らしいんですよ。でも小ネタで出てくる惚れ薬の材料の数々やモブおじさんや友人等は絵柄からは想像もできないほどシュールで、1回読んだらまた新しい発見を求めて必ず1から読み直したくなってしまうと思います。
    最後に惚れ薬の材料一覧の説明?があるんですけど、それもすごく馬鹿馬鹿しくて(褒めています)面白かったな…。
    受け取り手によって合う合わないのある作風だとは思いますが、私はものすごく楽しませていただきました。
    肝心の内容についてですが、恋を知らない攻めと恋に空回りしがちな受けという設定としてはわりかしありがちな内容になっています。
    でも作者さんが描くとありがちにならないのはサンプルを読めば分かるんじゃないかな……(笑)
    ご時世柄気が滅入ることも多いので、趣味のBLでこんなに楽しい気持ちにさせていただいて、とても良い気分転換になりました。
    コミックスはどうやら2冊目のようなので、デビューコミックスも必ず購入します。
    またひとりお気に入りの作家さんが増えました。
  • オフィスの豹【単行本版】

    ホン・トク

    綺麗な絵が見たい人向け
    2021年6月25日
    お名前から察するに海外の作家さんなんですかね?
    だからかは分からないけど、登場人物の名前がみんな変わっていて違和感がすごく、あまり馴染めなかったです。
    絵はとても綺麗でした。絵だけで☆3つけたと言っても過言ではないくらいに。中盤くらいからこれは画集と自分に言い聞かせてペラ読みしてましたね…(笑)
    エロはあるけど下品さやリアルさはあまり感じなかったので耽美系になるのかな。体を描くのが上手いです。
    内容を求めて購入した訳じゃないので中身について詳細にレビューするつもりはありません。
    ただ、中身を求める方が購入すると物足りなさを感じる内容かなというのが正直な感想です。
  • それじゃあこれから何をする?

    木山はる

    期待大
    ネタバレ
    2021年6月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミックスとのことで、試し読みをして綺麗な絵柄とテンポの良さに惹かれて購入しました。
    恋愛童貞のバツイチノンケ×恋愛童貞のゲイ?(言及されてなかったと思うので、一応クエスチョンマーク付き)のお話なんですけど、攻めが良い意味で素直でさっぱりした性格なので重くなりすぎず、最後まで気持ちよく読み切ることができました。
    個人的に、受けの兄に対する感情は常に比べられて育ったことによる劣等感や憧憬、執着を恋愛感情と勘違いしているようにみえたのですが、そこの掘り下げが深くされていなかったところも逆に好印象でした。
    この人嫌だなってキャラクターがひとりも登場せず、それほど多くはない登場人物がみんな魅力的で読んでいて気持ちが良かったです。
    受けの母親とのその後はどうなったのかとか、来るもの拒まず去るもの追わずの攻めがどうして受けだけ特別に思ったのかとか、細かいところを挙げたら気になるところも多少はありますが、デビューコミックスでこの出来は素晴らしいと思うし満足です。
    ただ、やっぱり初エッチはみたかったな…(笑)
    このふたりのお話はもう終わりなんですかね?
    まだまだ色々と広げられそうな展開だなと思ったので、また見られたらいいなと願いつつ、次回作に期待したいです。
  • 僕らは運命じゃない【コミックシーモア限定特典付き】

    桂馬びんぞこ

    ものたりない
    ネタバレ
    2021年5月28日
    このレビューはネタバレを含みます▼ α×α、体格の良いムチムチ受け、かわいい顔して腹黒な攻め。好きの三拍子揃ってるのに、どこかものたりない……くっつくまでの過程がちゃんとあるのは良かったのですが、厳格な父をもつらしい受けが同じくαの攻めをパートナーに選ぶことをどう思っているのかとか、中○ししてもαは孕まないんだっけ…?とか、攻めのトラウマになった過去の掘り下げの浅さとか、色々気になってしまいました。
    なにより、受けが自覚のあるMという設定なのに肝心の頸を噛む場面がないのが残念……受けがΩじゃないのであえて描かなかったのかなとも考えましたがマゾヒストだと分かっているからこそ、見たかったな。
    エロい表情や柔らかそうな唇を描くのが上手いなあと思ったのでもっとエロに全振りしてたら良かったかも。
  • 全メ連 horny BAAAD【電子版限定特典付き】

    やんちゃ

    こんなん笑う
    2021年5月20日
    全メ連って、なんだ…?
    あまりに気になりすぎるのと表紙の逆バニーに誘われてポチッ。
    結果、めちゃくちゃ笑いました。
    どエロい話なのかな〜と期待してましたが、意外とそんなにエロくない(笑)
    エロに期待しすぎると拍子抜けするかもです。
    私は個人的にビ○チなお兄さん受けがあまり得意ではないのですが(何故買った)、なんかもうビ○チとかそういうのを凌駕したギャグでしたね。
    多分疲れたもうなんもしたくね〜って時に読み返すと思います。
    いいね
    0件
  • パーフェクト・エデュケーション 【電子限定特典付き】

    なりた晴ノ

    ウーン…?
    2021年5月20日
    薄暗い背景を持つ受けと、ヤクザの攻め。よくある話ではあるけれど、個人的に好きな設定です。
    でもなんだろう、内容がありそうで、薄い。
    とくに引き込まれることなくパラ読みして、気付くと読み終わってる。
    潔癖の受けが突然エロいことされて感じちゃうのもン?と思ったし、攻めに至っては最後まで受けのことちゃんと好きなのか分からなかった。
    デビューコミックスが面白かったので期待して購入しましたが、今回のお話は私には刺さらなかったです。
  • 放課後のエチュード

    昼寝シアン

    2冊目がこれとは恐れ入ります
    2021年5月12日
    デビューコミックスが素晴らしかったことはあまりに記憶に新しく、作家買いする作家さんが増えて嬉しいなと思っていたところでした。
    肉体美を描くのが上手いというのは存じておりましたが、1冊目はどちらかというとエロメインの作品だったので(内容的にも大満足でしたが)、今作の題材がバレエと知って「おや?」と思ったものの、迷わず購入。
    もう大正解中の大正解でした。
    こんな作家さん、今までどこに眠ってたんですかね。
    やっぱり絵が上手い、バレエやダンスの解説も楽しい、一生懸命な攻めに絆されていく受けの心情の変化も素晴らしい。
    デビューコミックスとのギャップありすぎますよ。
    今作は肉体美こそ拝めるものの、エロはそれほど多くはありません。
    本番も描き下ろしでようやく見れるくらいですし、それだって体を描くのが上手いので色っぽいけれど、体より心の繋がりの方に重点をおいているかんじでした。
    だからこそ、こんな話も描けるのかと思うとますます大好きなっちゃいましたね。
    今回の題材については作者さん自身が経験者(?)というのもあるかも知れませんが、やはり知識のある方が描くと魅入ってしまいます。
    唯一気になる点をあげるなら先生のその後と、あとは付き合ってからのイチャラブでしょうか。
    なまじ描ける、というのをデビューコミックスで思い知らされている分、この二人のエロももっとみたいと欲深く思ってしまいました…。
    続いてくれたら嬉しいな。
    とりあえず極上の肉体美を拝みにもう一周してきます(笑)
  • イ尓好(ニイハオ)マンション605 【電子限定特典付き】

    Luria

    好みの問題
    ネタバレ
    2021年5月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 目的のためとはいえ、受けが攻め以外と性行為をする(それも複数)のが個人的に苦手で、受け入れられませんでした。
    なんだろう、たとえば風俗店に勤務している設定とかなら受け入れられるんですけど(ウリ専とかホストとか、わりとよくある設定なので)、攻めとのお店を維持するためのテナント料を身体で稼いでるとなるとなんか違くて……上手く説明できなくてすみません。
    絵はすごく可愛くて好きだし、単話の評価も高かかったのでよく調べずに購入してしまいました。
    ひとりくらいまともな思考のキャラクターがいたら違っていたのかもしれないですが、それじゃきっと作者さんの描きたいものやコンセプトに当て嵌まらないんだろうなあ。
    絵がとても好きなので、性癖の合致するお話にいつか出会えるといいな。
  • SHOW TIME!

    厘てく

    独特な間合いと急展開
    ネタバレ
    2021年5月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ SNSで試し読みをして、マジシャンという設定が気に入り購入しました。
    もっと話数があれば面白かったんだろうなというのが率直な感想です。
    よく纏まっているなとは思うけど、旅行会社に勤めている攻めが受けの知らぬ間に会社を辞めて航空会社の面接受けていたりだとか……フリーターのカフェ店員マジシャンの受けがページを捲ったら世界を股にかけるスーパーマジシャンになっていたりとか…(笑)
    限られたページ数の中で起承転結を考えて収めるのって簡単なことじゃないと思います。
    そう頭では理解してるんですけど、読者としてはやっぱりもう少し過程が見たかった……どうして好きになったのか、どこが良くて、どこが悪くて、なぜその選択をしたのか。攻めも受けも、圧倒的に言葉が足りない印象を受けました。
    折角おもしろい設定なのに、攻めが夢を叶えて客室乗務員になり、受けがスーパーマジシャンになるまでの遠距離恋愛描写がまったくないのは残念だったな……。
    読後感は悪くないけど、どこか物足りなさが残る、そんな作品でした。
  • 穴のあくほど 【電子限定特典付き】

    はいき

    修正が白抜きじゃなければ☆5でした。
    2021年5月7日
    BLというよりゲイ寄りですが(ケツ毛もあるよ!)はいきさんの描かれるエロが大好きなので商業コミックス楽しみにしてました。
    ムチムチな男の気持ち良さそうな顔がみれるので、体毛が大丈夫な方には滅茶苦茶おすすめの作家さんです。あとはとっても濡れ場重視なので、過度に内容を求める方向きではないかな。シンプルにエロいのを読みたいときに読むかんじです(笑)
    ただね、修正が本当に本当に残念……。
    商業で尚且つ電子書籍とくれば修正が濃くなるのは仕方のないことですが、エロ本で白抜き(というより塗りつぶし?)は残念としか言いようがない。想像力の限界を駆使してもまったく見えない修正……大人にはなかなか辛いものがあります。
    同人誌も購入して読んでいますが、局部を描くのもとってもお上手なんですよ……どこまで描き込んでいるのかは分かりませんが、もし修正で消されているなら亡き局部を憂いてしまうほどです。
    成人向verがでたら、必ずそっちで購入してリベンジします!
  • 明けても暮れても -続 いつか恋になるまで-【単行本版】

    倉橋トモ

    絵が上手いんですよ…
    ネタバレ
    2021年5月5日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 絵がね、上手いんですよ(語彙力の欠如)
    好きな絵柄というのも勿論あるんだと思うんですけど、とにかく絵が上手い……攻めも受けも顔がいい。
    これは私だけかも知れませんが、倉橋先生の漫画って一度読んだだけだと内容があまり頭に入ってこないんですよね。
    何故なら絵が上手くて、攻めかわいい!かっこいい!受けかわいい!かっこいい!と思ってるうちに読み終わってしまうので…。
    今回は3周目でようやくちゃんと細かいところまで読んで、咀嚼することができました。
    「いつか恋になるまで」では千秋の方が圧倒的に和馬のこと好き好き!だったんですけど、続編では和馬の方が千秋にメロメロで、千秋の気持ちが本当の意味で報われたようで、夢祖母のような気持ちで読んでしまいました。千秋、よかったね…。
    1冊目の「家族になろうよ」から読んでいるので今後の展開も知っているし、とくに山あり谷ありということもなくイチャコラしてるだけの200ページ↑でしたが、それがよかった。
    だって、初めて読んだときのふたりはもう家族だったので(笑)
    そこに至るまでの過程をこんなに丁寧に描いていただけるなんて、ファンからしたらそんな贅沢なことってないです。
    まだ続くのか分からないけれど、ずっとずっと見守っていきたいふたりです。
  • オールドファッションカップケーキ

    佐岸 左岸

    顔面がぐしょぐしょになりました
    ネタバレ
    2021年5月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ なんとなく仕事して、なんとなく生活して、そんな風になんとなく生きてることに少し不安を覚えたりする30代独身未婚女。
    良質な映画を一本観た後のような不思議な読後感とともに散文レビューを書いています。
    今作も台詞のひとつひとつや登場人物の葛藤がとにかく刺さる……たっぷり時間をかけて、大事に大事に読みました。
    「何が現実的なのか、あんたが決めることで、世間の目に決められることじゃない」
    作中の台詞になりますが、こんなこと言ってくれる友人が私も欲しかったと心の底からそう思ってしまいました。
    どうすべきか決めるのは自分だと理解していても、他人の意見や目に左右されない道を選ぶのって簡単なことじゃないんですよね。
    それを肯定してくれる友人が身近にいるというところに野末の人間性が出ていると思います。

    オールドファッションカップケーキは1作目が本当に素晴らしくて、あれはあれで綺麗に完結したように見えたので続編を描かれていると知って正直どうなんだろうとワクワクするような怖いような、不思議な気持ちで発売を心待ちにしていました。
    お付き合いを始めたあとのふたりのお話になるので、ひたすらイチャイチャ展開になるのかなとか、それはそれで悪くないなとか、全部杞憂でしたね。
    まったく失速することなく、1作目を読んだときの衝撃を2作目でも与えて下さいました。
    BL漫画という括りの中で、人生やジェンダーについてこんなに考えさせられるのは初めてです。
    悲しいことに現実の世界では理解のある人たちばかりじゃないし、きっと私自身も無意識に差別的な発言をしてしまっていることもあるんだと思います。それでも、オールドファッションカップケーキを読んでるとこんな風に物事を捉えて考えられる人になりたいと望んでしまうんですよね。
    BL漫画で、大袈裟ですかね(笑)
    年間通して多種多様なBL漫画を読みますが、きっと何年経っても私にとっては特別な作品になるんだろうなという確信があります。
    ずっと大好きです。
  • クズバカビッチ【単行本版】

    CHILLDOL

    予想外に良かった…!
    ネタバレ
    2021年4月19日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 正直3Pはあんまりだけどエロそうだし絵上手いしくらいの気持ちで読みました(すみません…)
    ぶっとんでるし内容らしい内容もないんですけど、読後感はちょっとびっくりするくらい良かったです。
    他に描いてないのかなって即検索するくらいお気に入りの作家さんになりました。
    攻めがクズなのに受けがバカ(褒めてる)で何があっても基本的に悲観的にならないので、読んでてまったく苦痛じゃなかったです。ナヨナヨしてないのに快楽に弱くて、頭も弱い(笑)
    クズもクズで本当に不愉快になるタイプのクズじゃなく、オープンクズなのがよかった。
    ビ◯チちゃんもかなりの不思議ちゃんだけど、クズとバカの良いスパイスになってます。
    なにより最終的に3人でハッピー!な展開を見るとそんな馬鹿な(笑)と思ってしまうタイプなので、メインのふたりがくっついてくれたのがよかった。
    あと、受けの気持ち良さそうな顔を描くのが本当に上手で、初見にも関わらず絵柄に圧倒的な信頼を持ってしまいました。
    次回作も絶対買います。
    読んでみてよかった!
  • クソアンチ・ラブデストロイ 【電子限定特典付き】[デジタル修正・コミックス版]

    さきしたせんむ

    表題作以外でもこんなに大満足するとは…
    2021年4月7日
    作家買いです。単話売りで買えなかったクソアンチ〜の1話と表題作以外の読切2作が初見でした!
    ずっっっっと読みたかったので1冊に纏まってくれて本当に嬉しい。
    読切は殺し屋のお話のみ既読で他2作が初見でしたが、さきした先生作品の中でも1〜2を争うエロさで大大大満足でした。
    えっちだった……こんなの語彙力どっかいっちゃうよ……受けのことが好きすぎて理不尽になってしまう攻めのバブみを感じる可愛さは通常運転ですが、薄顔受けも新鮮で可愛かった〜。
    たくさん笑って元気をいただきました。
  • いけにえもんぜんばらい

    加藤スス

    これはいい人外BL
    ネタバレ
    2021年4月1日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 引き篭もりの人外攻めと悲観的じゃない陽キャ受け新しくていい〜!
    見た目は大きくてちょっと怖いのにまんまと生贄にハマってメロメロになってる大蛇さんが可愛くてとってもよかった。
    神様の初恋、応援します。
    これで終わってしまうのはもったいないな〜
    大蛇さんのご実家の話とか、白蛇さんの話とか、チャリでも孕ませられる大蛇さん(笑)と生贄のその後とか、気になる事がありすぎる…!
    白蛇さんいいキャラしすぎているので、彼が恋する話も読んでみたい。
    ラーメン食べながらおわるな〜!と念じておきます。
  • ファシネーション・メルト【電子限定描き下ろし付き】

    町田とまと

    ゆるふわインキュバスBL
    2021年3月25日
    絵柄かわいい〜と思って購入。
    正直ストーリーというほどの内容はないけど、サラッと読めるインキュバスBLでした。
    攻め、過去のこと聞かれるの嫌そうにしてたのでどんな重たい過去が!?と期待してたら滅茶苦茶普通というかよくある話で、そこは拍子抜けしちゃいました。
    受けは一生懸命でかわいかったけど羽と尻尾とツノ以外とくにインキュバスっぽい描写はなかったかな〜
    受けを好きだと自覚してからの攻めが可愛かったのでそれで全部カバーしてくれた感あります(笑)
    いいね
    0件
  • 猫にまたたび俺にはあなた【シーモア限定描き下ろし漫画付き】【コミックス版】

    ずつうやく

    もったいない…
    ネタバレ
    2021年3月25日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みが絶妙におもしろそうで、初コミックスとのことだったので購入してみました。
    絵は個人的に好みの絵柄だったので良かったのですが、場面が急に変わったりいやいやそれは無理があるよって展開に置いてけぼり感が否めず…。
    えっなにどゆこと?と前のページに戻ることが多々ありました。
    あとは攻めの獣医さんという設定がまったく活かせてないのが残念。喫煙者であろうシーンがあったり、受け(ゲイ専ホスト)が店を卒業するまで買いきって通い詰めたり……攻め、獣医さんじゃなくてもよかったんじゃないかな。
    ポッと出の受けのストーカーも、とくにこれという出番はなく(最後にチラッと出てきて攻めにボコられてたけど)、そもそも出禁になってるんじゃなかったっけ…?
    双方を好きになる過程もサラッと描かれているだけで、攻めに至ってはよく分からないまま…。
    エッチして好きになっちゃいましたってことなんだろうけど、攻めも受けも何を考えてるのか分からないまま話の進んでいく場面が多々あって「これ本当にチェック入ってるのかな」と余計な心配をしてしまうくらいでした。
    獣医とホストっておもしろい組み合わせと設定を活かせてないのが本当に残念。
    エロいかどうかは置いておいて、そういうシーン自体は多いのでそこメインで読みたい方にはいいのかも。
    とくにトロトロメロメロ系のゆるふわ感情ジェットコースター受けが好きな方には合いそう。
    私には合わなかったけど、なんだか作家さんだけが力不足だったとかではない気がするので、次回作に期待したいです。
    おにぎりちゃん(猫)はかわいかった。
  • ラブネスト2nd

    南月ゆう

    大満足でした
    2021年3月19日
    個人的にノリノリで上に乗っちゃうようなエッチなお姉さん(お兄さん?)系の受けは苦手なのですが、話が面白すぎて毎回好みを超越しちゃいます。
    攻めのことを好きになってからの受けが本当に健気で、人間的に成長していく様が丁寧に描かれているので夢祖母のような気持ちでみてます。
    攻めも攻めでしっかり嫉妬深くて、脆い部分も垣間見えたりして……ストーリーとしてはわりと王道だと思うけど、これはもうラブネストというジャンルです(笑)

    まだまだ続いて欲しいな。
  • ヒーリングパラドックス 【電子限定特典付き】

    昼寝シアン

    また新たな神作家さんが爆誕してしまった
    2021年3月18日
    試し読みを読んでみて、おもしろそうだったので即購入。
    絵柄が若干独特かもですが、とっても上手い。そして、エロい。少々変態入ってる攻めは職業柄なのかやたらとテクニシャンでかっこいいですし、受けは元野球部ということもありむっちりしていて体格もいいのに、快楽に流されやすくてかわいい。
    全体を通してものすごく抑揚のあるお話というわけではないですが、ボリューム満点で読後感も最高。
    読み終わってすぐに最初から読みかえす作品は久々でした。
    次回作に期待しかありません!笑
  • 人生計画オブジエンド

    さきしたせんむ

    コミックスになるのはや!笑
    ネタバレ
    2021年3月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さまのファンなので、単話から購入しているのですが、コミックスになるの早すぎてびっくりしました(笑)
    ついこないだ最終話買ったばかりだけどな!?とちょっぴり戸惑いつつ、描き下ろしと、あとは少しでも作者さまの懐が潤ってくれたら嬉しいというおたく心でコミックス版も迷わず購入。
    単話で読んでいてもやっぱり1話からまとめて読めるのはいいですね。
    快楽に弱すぎるふわふわ(物理)上司の受けも、いつも通り少しヤバイ攻めも、BLあるあるな唐突にどちらかの家が燃えて同棲することになるという設定も、さきしたせんむさんが書くとより一層笑えました。
    今回もいっぱい笑った〜!
    難しいこと考えずに笑って、ああえっちだった!と思える作品をいつも描いて下さるので、安心して読めます。
  • リワインドラバー 【電子限定特典付き】

    木田さっつ

    斬新な設定
    2021年3月17日
    小さくなっちゃう病が流行ってる世界線ってめずらしくて、その発想力に脱帽しました。
    体格差萌えの皆様にとっては涎ものの設定だろうし、オメガバやドムサブみたいに流行ってもおかしくないですよね(笑)
    個人的にはおっきい方の受けくんとのえっちがもっと見たかったので☆4にしました。
    ちっちゃいのも可愛いんだけどおっきい方が好きなので、完全に好みの問題ですね…
  • クレイジーネイバー【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

    ツブキ

    ピュア
    2021年3月17日
    受けも攻めもキャラクターとして魅力的で読んでいて楽しかったしテンポもいいです。
    宗教に触れる作品はあまりないというか読んだことがなかったのでそういった意味でも新鮮で良かったですし、一個人としてためになる、グサっとくる台詞が散りばめられているところもいい歳した大人にはじわりとくるものがあって好きでした。
    ただやっぱり、えっちは見たかった〜!笑
    結局そこかよってかんじですが、めちゃくちゃ惜しい!って気持ちになりました。
    いいね
    0件
  • 絶望に啼け

    紫能了

    絵が上手い雰囲気リーマンBLかな…
    ネタバレ
    2021年2月21日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 高評価なのと上下巻というボリュームが気になって購入。
    いや、受けから攻めへの最初のレ○プなんだったん…?
    話の流れで必要なことは分かるし復讐がテーマだと理解もできるけど、やっぱりモヤモヤは残る。
    悪の組織と繋がっている真っ黒社長も罪を被せた社員を平気で殺そうとするし、そもそもその組織とやらの設定も薄っぺらい……そういう設定をつけるならもう少し会社や社会、物語の背景を描いて欲しかった。
    受け(開幕早々レ○プする)が片思いしていた先輩も最後はいいやつみたいな感じで登場するけど、いくら攻め(開幕早々レ○プされる)に提案されてやったこととはいえ、やってることはなかなかにゲスい。
    全体的に犯罪捜査やミステリードラマっぽくはなっているものの、細かな設定が練られておらずふわふわしていて入り込めなかった。もっと巻数話数が多ければ違っていたのかもしれない。
    なにより人間的に好きになれるキャラクターが一人も登場しないのがキツかったかな…。
    でも絵は抜群に上手い。
    評価下げてしまってすみません。
  • はいらなくても、いいじゃないか【コミックス版】

    ゆざきさかおみ

    BLだけど
    2021年2月19日
    どんな性別の恋人をもつ人でもあてはまる内容で、BLなんだけど指南本や自己啓発本を読んでるような気分になりました。
    ファンタジーな部分が多いBLのセ○クスに踏み込んで描かれていて、ファンタジーはファンタジーで楽しめるけどひとりの人間としてみると考えさせられる部分が大きかったです。
    タイトル通りの内容ではあるけどエロを全面にだした作品ではなく、そういうシーンはたくさんあるけど、行為そのものをみせるというより、そうする理由に重きを置いている作品です。
    登場人物に人間的に嫌なキャラクターがひとりも出てこないことにも好感がもてました。
  • 恋の仕方がわからない

    まちお郁

    攻めがかわいいBLは至高
    2021年2月15日
    恋を知らない攻めが初めて恋をして可愛くなっていく過程がめちゃくちゃ良かったです。所謂ショタ攻めとかじゃなく、ちゃんとかっこよくて女の子からモテるノンケの攻めが恋をして可愛くなっていくんですよ……受けじゃなく、攻めが(クソデカボイス)
    さっぱりとした絵柄で読みやすいですし、受けもなよなよしていなくて好感が持てます。
    攻め好きな同志の方に読んでみて欲しい一冊です。
  • 羽賀くんは噛まれたい【コミックシーモア限定特典付き】

    さきしたせんむ

    スパダリじゃないα
    2021年1月25日
    アルファアルファしたアルファ様を見ると「いや、受けやん…?」と思ってしまう厄介な性癖を抱えておりまして……オメガバースは厳選して読んでいるのですが、さきしたせんむ先生は安心安全安定の作家買い。単話売りの時からすべて読んでいます。オメガバース特有のどろっとした感じが苦手なので終始楽しんで読めて、あらためてまとめて読むと楽しさが大爆発でした!あときっと皆さんそうだと思うけど、山田が気になりすぎる(笑)
    山田の話もどこかで読めたら嬉しいな〜!
  • お前のほうがかわいいくせに

    秋良ろじ

    今一番続きが楽しみなBLです。
    2021年1月19日
    デビュー作がおもしろく、絵も綺麗で見やすかったのでこちらも購入。
    職人さん同士というのもめずらしいし、美人で言葉の足りない攻めがとても刺さった。
    続きが楽しみです。
    いいね
    0件
  • 同棲ヤンキー赤松セブン【電子単行本】

    SHOOWA/奥嶋ひろまさ

    失速したかな…
    2021年1月19日
    1巻はすごくおもしろかったのですが、巻数を重ねるごとに少しずつ評価が下がっていく。セブンとエイトの家庭環境の掘り下げや結末がいまいち私には合いませんでした。
  • 性癖ヤバめなオトコに狙われました。【単行本版特典ペーパー付き】

    bov

    勉強になるエロ本
    2021年1月19日
    今のところ内容はない!笑
    攻めがやばいやつで愛情があるように見えないので好き嫌いは分かれるかもしれません。ただエロに関しては濃厚だし勉強になる。
  • スモーキーネクター

    ミナヅキアキラ

    辛くない
    2020年12月3日
    内容がある話=長編orシリアスみたいな風潮(?)ある気がするんですけど、こちらはそのどちらにも当てはまらないのにちゃんと面白いです。
    設定がきちんとしていて、登場人物が過度に理不尽に傷つけられることもなく、中途半端に終わらず、キャラが立っていて、エロもある。
    絵柄もさっぱりしていて、線の細い流行りの絵柄じゃなく、綺麗で見やすい。
    内容の詳細はこれから読む方の楽しみを奪いたくないので書きませんが、起承転結から後日談まで1冊に纏められていて、素晴らしかったです。
  • ヘタクソラブステップ 【電子限定特典付き】

    依子

    好みじゃないのに…!
    2020年11月20日
    正直なところ地味受けもかわいい受けもあまり興味がなく、男前受けが好きなわたし……でも試し読みをしたら絵柄が好みだったのと攻めの子が好みだったので思い切って購入しました。
    結果は大正解。もうほんと、自分を信じて(笑)買ってよかったです。
    受けは流されやすいし地味だけどあまり卑屈じゃなくて素直で人間的にちゃんとしていて、読んでいて少しも不快感がなかったです。
    個人的に小さくてかわいらしい感じの受けチャンが苦手なので、攻めとの身長差や体格差が殆どないのもすごくよかった。
    攻めはヤ○チンなのに受けへの感情に気づきはじめてからがかわいくて……たしかにヤ○チン×地味男なんだけど、読後真っ先に思ったのは「かわいいヤ○チン×男前な地味男最高!」でした(笑)
    作家買いする作家さんが増えて嬉しいです。
  • 不屈のゾノ

    しっけ

    期待を裏切らない
    2020年11月13日
    作者買いです。かわいいもの好きの強面受け……はちゃめちゃにかわいかったです。
    作者さんのお話はすべて読んでいますが、正直なところ、すごく内容が濃かったり、山あり谷ありだったりするわけじゃありません。でもサラッと読めるというほど軽くはなくて、ちゃんと記憶に残るし、読後感もとても良い。脇役を含め、キャラクターがとても魅力的なんですよね。自らの感情に素直で前向きな子はみていて気持ちがいいです。
    これからも流行りにながされず、好きを貫いて描いていただけたら嬉しいな。
無料会員登録でもっと見る