宗純の原点、すべてはここから。

目覚めていない天才の感受性を突き破ったアラタのギターは宗純の原点でストーリーの中でも重要な軸となっています。アラタの原点はカートですね。
現代と過去の話を行き来しながら進んでいきますが、中高生時代の宗純が可愛くて切なくて愛しくて何度読んでも心臓がぎゅっとなります。宗純が上京してからは2人の揺るぎない愛が土台としてしっかりあるので、音楽をメインとしたストーリーにどっぷりと浸かることができました。
宗純の想いとアラタの葛藤、そして宗純がプロになってからの出来事がこれでもかと切なく苦しく心が揺さぶられます。そんな2人をずっと見てきてからの4巻は至るシーンで泣けて泣けて。後半は宗純の長年の気持ちを思ったら涙が止まりませんでした。
最初は読み放題で読みましたが、My本棚に置いてこれからも繰り返し読みたい&素晴らしい作品を生み出してくださったウノハナ先生へ感謝の意を込めて全巻購入しました。未読の方にも是非読んでいただきたい作品です。