友人と恋人 ~三上と里&あかりと彼 作品集~
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友人と恋人 ~三上と里&あかりと彼 作品集~

鶴亀まよ

愛おしいのです。

ネタバレ
2022年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 三上と里、あかりと彼シリーズ完結が寂しすぎます。終わっちゃうんですね…寂しいぃぃ。もっと、もっと見たかったです。大学生編とか期待してたのになぁ…いや、またきっと会えると信じて。
完結を飾るにふさわしく、優しさや思いやりや、愛がたくさん詰まった短編集です。これは必見です。友愛、恋人への溢れる愛、どちらも心を寄せ合う素敵な彼ら。大好きです。
あかりの恋を心配する面々(ハセ君もいて嬉しい。)みんながあかりを大切に思ってる中、小さい頃から側にいた里の思いは、他のみんなとはまた違う特別なものを感じます。里の心配と寂しさ。あかりも前は寂しかったんだよ?お互いに、それぞれの道が出来たとしても、変わらぬ友情が続くのだと思えるエピソードでした。何より、瑞貴の想いがね、素敵です。里に向けたあの言葉がカッコよくて、里たち以上にあかりをちゃんとわかってるんですよぉ。くぅ~。大人の包容力がありながら、対等にあかりを見ているのが、とても素敵な瑞貴さん。決して大人気なくはないですよ~。
◯◯しないと出れない部屋+αでは、楽しませてもらいました。この+αが面白いオプション付きで、そう来たかぁ(笑)それぞれのCPらしいやり取りに、思わず笑みがこぼれてしまった。
卒業編では、もう感極まる思いです。あかりと瑞貴の二人の言葉の深みを感じながら、走馬灯のように本編での思いが頭の中で巡りましたねぇ。誰かに自分を認めてもらいたくて、もがいて苦しんできたあかり。手を伸ばして、親さえも掴まなかったその手を掴んでくれたのは瑞貴だけ…
背負ってきた寂しさや哀しみを、制服と共に脱ぎ捨てて、辛い思いをしてきた自分からも卒業出来る。
あの「ありがとう」の言葉が心に響いて泣きそうになる。
僕を見つけてくれて、ありがとう。
僕を愛してくれて、ありがとう。
そして、これからもよろしくね。
そんな風な想いが込められているように伝わって来ました。あっ、ダメだまた泣きそう。
瑞貴の「お疲れさま」にも、一人でよく頑張ってきたねと言ってるように思えました。
素敵な素敵な二人だけの卒業式でした。

はぁ、またシリーズ全部読みかえそう。三上と里のレビュー書いてなかった事にビックリしました。続刊出て気づいて良かった(泣)

まよ先生、素敵な恋をありがとうございました。
三上&里、あかり&瑞貴、そしてハセくん。
君たちに出会えて良かったです。ありがとぉぉぉ。
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