このレビューはネタバレを含みます▼
『恋のつま先』『恋の靴音』『恋の誘惑』『恋の行き先』と続く「恋する靴屋シリーズ」の第3弾。一冊丸ごと鷹場×四谷編です。大企業の後継者•鷹場さんの恋人•高級洋靴店の店員•四谷は、かつて靴職人を目指してフランスで修行をしていました。その頃の兄弟子•レオンが来日し、四谷を訪ねてきます。鷹場さんからは何故か「レオンと二人きりにはならないでくれ」と言われるのですが、靴店の皆との飲み会の流れでレオンを自宅に泊めることになってしまいます。酔って夢を語る四谷に、レオンは「君は僕の初恋の人なんだ」と告げるのでした。実はパリの老舗デパートの御曹司であるレオンは、鷹場さんに宣戦布告します。流石に余裕を無くす鷹場さんに、四谷は鷹場さんを幸せにしたいと心から願うのでした。鷹場さんの運転手の柳浦さんが初めて顔出しします。『友達を口説く方法』に始まるスピンオフとはまた違うお仕事モードな柳浦さんも楽しめます。