洗脳執事
」のレビュー

洗脳執事

浅山わかび

執事であり家族であり相談役であ(字足りヌ)

ネタバレ
2022年3月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ こちら2回目のレビューです。
熱いレビューを書き連ねたらタイムオーバーで投稿されず😩

1年ぶりに留学先から帰国した苺は屋敷の皆の変化に戸惑ってしまう...
苺のいない間に勤めるようになった一人の執事のせいだった...

『洗脳執事』というタイトルに興味を覚え試し読みした。
怪しげな作画タッチも(失礼)加わり、執事を尊敬し執事の一言一句を信じ執事がいないと不安がる屋敷の面々。執事と(洗脳されていない)苺の一騎討ちが最後にはあるのだろうと思ってました。

家族に何か問題が生じると先走る苺に対して、クールな執事が見事に解決する。そして家族は当たり前のように執事を尊敬する。

執事・九鬼のことを疑わしく思い家族のために九鬼のことを追い出すことに決めた苺に対して九鬼は苺にだけは他の家族にはしない行動に移す。
【家族のために一生懸命頑張る】苺の化けの皮を剥がそうとし、学校のみんなや家族までも【出来て当たり前】と褒め称える苺を【ただの努力の人】と言いきる。

これは『暗殺教室』に似ていると思いました。あの作品は化物が落ちこぼれ学級の生徒に学問だけでなく、人生の指針も教えました。タイトルからは考えられないほどに感動した作品です。

この作品は皆が喜ぶからと自分を追い込んで頑張る苺を解放させようとする九鬼と見てとれました。
全2巻ですが長すぎず短すぎず、伏線も回収されて2巻目ではウルっときて、タイトルからは考えられない感動作品でした。

九鬼の英断に感動し、苺の行動に感動し、彼らのこれからをもっと見てみたいと思ってしまうラストです
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