発情トーキングマシン330
」のレビュー

発情トーキングマシン330

りーるー

読み応えハンパない。

ネタバレ
2022年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ お笑い芸人のトリオがひとり亡くなるとこから始まります。喪失と再生の物語。で、いいのかな? ひとりは天才だけど男がいないとダメな松尾くん。もうひとりは2人の後輩でじゃない方芸人って言われるくらい・・・なんというかまぁ人任せ、先輩任せで芸人やってた椎葉くん。その間を取り持つ?埋める?橋渡しする?とにかくなくてはならない存在だったモーちゃんが亡くなって、2人とももうダメだ〜!ってなったところから、立ち直るまでを、残されたふたりの恋愛を絡めて描いてます。読み応えあるし、内容も・・・なんともリアリティがあってズシンときます。お笑いだし暗いわけじゃないけど・・・ズシンときます。松尾くん見てるとなにかに一つのことに秀でてる天才ってこういう感じなのかなぁ、とか、でも椎葉くん見てると、何かを自分で欲しいと思った時に男の人ってこうやって変わってってかっこいいなぁと思ったり。周囲の脇役?もみんないい味出してます。今まで読んだ作者さまの作品からの勝手なイメージは、まほろ師匠みたいな年上の包容力あるおじさま攻め!だったので、ちょっと意外というか不思議というか。でもこういうのもいいなぁと思いました。ただのBLって感じじゃないです。すごく良かったです。でも何度も読み直すのはなかなかしんどいですね。レビューを書くために久しぶりに読み直しましたが、面白いとしんどいのブレンドでした。
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