官能リマインダー
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官能リマインダー

ウノハナ

ウノハナ先生の作品で、一番好きな攻め

ネタバレ
2022年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 楽しくて、キャラにもストーリーにも勢いのある作品がウノハナ先生らしいと思ってますが、それらと比べるとちょっと毛色が違うよう。官能的で、アンニュイな雰囲気が漂ってます。攻めのルカスのいい男っぷりと、受けの宗平がルカスに見せる、隠し持つ”欲”が、二人の空気感を官能的に見せます。同じ大学のフランス人ハーフ、ルカスと身体の関係を続けている宗平。写真部で、他から認められるほどの才能アリですが、ゲイであってコミュ障気味です。その壁をバリバリと破ってくるルカスにだけ、宗平は隠し持ってる欲や恋情を見せてます。ゲイで、縛られたい性癖があり、親友の彰広に恋をしている。その全てをルカスは受け入れて、抱いてるのですが。先に関係を変えたいと思ったのはルカスでした。宗平も重ねられる優しいs/exに、身体だけの関係でいられなくなる。ルカスにだけ、正直な自分でいられるのです。トラウマでなかなか前に進めない、そんな宗平を満たしていくルカスは、スパダリ。少女漫画なら王子様的ヒーローのですね。溺愛と表現するのは違うかな、とにかく大きく深い愛情で宗平を包んでる感が、羨ましいくらいたまりません。ルカスはホント素敵です。
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