ペディグリー
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ペディグリー

丹下道

指切りのダブルミーニング

ネタバレ
2022年3月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 勝手に丹下先生は「恋する〜」一本でいくのかなと思っていて、コミックス新刊発売を知らずフォロー様方のレビューで発売を知り即購入しました!今回の作品は人外BLということで、アムールトラの血統を持つ摩宗×蛇の血統を持つ朱充のお話で、表題作のみ全5話+描き下ろしで合計232ページ。摩宗と朱充がお互いの血統を絶やさないようペアリング目的で同居することになって…というお話です。丹下先生お得意のハイスペ同士の溺愛攻め×美人受け(色気があるのに実は処女)が堪能できる一作です。人外BLと銘打ってますが、人外要素は少なめかなぁと。蛇は低温に弱いとかその程度で、トラ起源の摩宗はケモミミありですが、朱充に至っては蛇なので耳なし。ビジュアル的にはほとんど人間と変わらないです。他の方も書かれてますが「恋する〜」の武笠×深津ペアを彷彿させるCPで、拗らせ両片思い系。でも朱充は深津よりも少し積極的かな。最初摩宗が勘違いして朱充に強くあたるのとか、まさしく武笠を思い出してしまいました。じゃあ「恋する〜」と違って良い部分は?と聞かれると正直回答に困るんですが、この作品だからこそのオリジナリティが欲しいというより、好きな設定&キャラがまた別の作品で読めて嬉しいという感覚に近いのかも。朱充がお金のために結婚したくないとか、摩宗をその気にさせようとアドバイスを真に受けて頑張ったり、根が良い人なのでどうしても肩入れしたくなるようなキャラというのが魅力なのかなと思います。あとはその濃厚エロ。汁気たっぷりな描写に、フキダシが連なる独特の喘ぎというのはやっぱり丹下先生の作品ならではかなと思います。完結表記はないですが「恋する〜」と同様、1巻ごとにメインとなるCPが変わる感じなのでしょうか?こちらの作品だけでもとりあえず一区切りついてます。ちなみに「恋する〜」と同様、クーポン利用対象外でした。明記ないですがポイント還元も対象外なのか、新刊だからなのかは不明ですが、購入時のご参考までに。
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