トマトのてのひら
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トマトのてのひら

河馬乃さかだち

表紙の雰囲気より好みでした!

ネタバレ
2022年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題対象です。作家さんの初コミックス(2013年のもの)だそうです(^^
田舎のトマト農家を継がなくてはいけないカウントダウンが始まった智裕・・・東京の大学に行き、居酒屋で働き今は27歳。農家を継ぐ話をしたら、彼女には振られた・・・・そんな折り、アパート付近に傷だらけの不審な男が倒れていて・・・?!
これですね・・・ホント出会いとか最悪なんですよ(^^;親切心から家に上げたのに掘られてしまうし・・(^^;もうホント「事件」なんですよね。でもそこから何かが生まれてくるんです。勝人はいつもどこかケガしていて、家も汚くてだらしない、しょうもない奴・・・なんですが、何故かアレ以降知裕には優しいんです。基本は我儘自分勝手・・なんですけどね(^^;でもそんな勝人にどんどん智裕は絆されてゆきます💕ホントは寂しがりやで接し方が解らない子供みたいなコなんでしょうね・・・そんな不器用な勝人を、どうしても放っておけない。そんな描写の部分が、滋味~に心に沁みてゆきます✨
トマト農家へのカウントダウン迫る智裕と勝人は・・・・?腐腐腐(^^ですね💕
ああホント、思いのほか良い作品でちょっと嬉しくなりました(^^繰り返し読んでしまいそう♪
他1作品収録されてまして・・・こちらはビ〇チで歪んだ男:阿部と・・・・爽やかで明るくて純粋培養な男:柿沼の・・・・こちらはある意味、解された系・・・かな?歪んだ阿部が純な柿沼に・・・・✨
阿部の歪みは最初の男が悪かっただけで・・・ホントは純粋な愛に飢えた男・・・なのだと思われる内容・・でした(^^多少の闇はあるけど、割と爽やかに読める作品になってます。
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