猫、愛を知る
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猫、愛を知る

阿部あかね

どこまでも ついて行きます あかね愛

ネタバレ
2022年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5・7・5の俳句でレビュータイトル詠んでみました。にゃあぁぁ~。ヤバいです。楽し過ぎて心臓が踊る。跳び跳ねる。めっちゃ面白かったぁ。『花といっくん』から始まりスピン『月と太陽』『華と楽』さらにまたスピンの本作品と、あかね作の神作品たちです。激推しですよ~。
あの、あの腹黒きのこがまさかのスピン。先生がどんな風にきのこを料理されるのか、とても楽しみでした。あやつがメインディッシュになろうとは!
遊び過ぎの成れの果てが、『きのこのきのこがたたずにきのこ不全』(早口言葉じゃないですよ。)若い身空で残念なヤツだけど、きのこ将太は相変わらずの腹黒で、ゲスッぷりは健在(苦笑い)が、美しく成長しているのが悔しい(笑)
想像してみたんです。そんな将太が恋をする?ないないないって思うでしょ?どんな人に、どんな風に恋に落ちるかなんて想像つかなかった。それが弱点があったわけですよ~。『圧倒的雄み』
はぁ…納得。さすがのあかね先生です。そうですよね。確かに、親戚・詩郎にはソレがあるのです。ぽ~っと見惚れてしまうような圧倒的雄みと、駄々漏れる男の色気がプンプンと…あぁ、じゅるっとヨダレが出る。両方兼ね備えてるって何なのぉ。あかね先生の描かれる色気が堪らなく好き。伏し目がちなあの目がたまらんし、ゾクゾクします。崩した髪とキス顔と…はぁ、素敵。振る舞い全て男前。
猫にまたたび、将太に詩郎。
生まれて初めて知ったであろうきのこのカオス。カオスなのです。それを恋と呼ばずに何と呼ぶーッ。
混乱ぶりが怖すぎて、面白すぎて腹が痛い。ヒーッ。可愛いんです、とっても。キラキラきのこ。恋する気持ちで、あんなに可愛いくなるもんだ。そしてその本気にマジでしびれました。
壁にぶつかって、へこんで、放った一言の大嫌いは、大好きにしか聞こえなくて、ちょっぴり切ない。
それでもただでは引き下がらないのが将太らしくて、面白いヤツ。それでこそきのこだ!
詩郎にとっては尻の青いクソガキで、だけど可愛いくて放って置けなくなるくらい、きのこの毒まみれがニマニマしちゃうな。もう降参して陥落するしかないヤクザな大人に万歳です。もう、何だこの最高の二人。エチがエロくて美しくて合掌ものですね。修正が邪魔なの(涙)復活きのこもほとばしる。溺れる詩郎、デレる二人がぜひ見たい~。
将大と椿さんのラブラブも、まだまだ見足りないのです。先生、信じてますよ~。
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