いつもそこには愛がある
」のレビュー

いつもそこには愛がある

綺月陣/周防佑未

17歳で悟りを開く真崎史彦

ネタバレ
2022年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ...といっても、これから10年間セ フレに甘んじるワケですけどね。
「いつも」シリーズ第4弾。
この巻は遡って高校時代のお話です。
高校での出会い、倫章のファーストキスからのロストバージン...。
そして、童貞喪失ももちろん真崎の手解きにより済ませます笑。

視点は交互にありますが、主に真崎の恋心の自覚、綿密な計画、想いの強さについて内面がひたすら描かれているので、コイツ本気で高校生か...?とツッこみつつ気の毒になってきました。
いやー、真崎の屈折した愛し方はここから始まっていたのですね。
無感情だった真崎をここまでにする倫章ってばすごい。
ニブチン倫章を見ていると、可愛さ余って憎さ万倍...になるのわかります、うん。
もう強引にいくしかない、すべては愛ゆえに。
ということで、サディスト真崎は高校生ですでに完成形を迎えております。

個人的には長瀬のキャラもなかなか好きなので、最後ホロリとしました。
(2015年7月/305p)
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