このレビューはネタバレを含みます▼
ずっと読みたいと心に留めていた作品ですが、読むのは人生に絶望した時にしようと心に決めていました。今日は私の誕生日です。泣きながら読み進めて行くにつれて、物語に引き込まれ、自分の抱えていた苦しみが安まりました。
主人公と同じようにわたしにとっての人生も、ただ長いだけで苦しいことの方が多く、消えてもいいけど積極的にいなくなるのも面倒、そんな感じです。けれど、やっぱり、私たちは誰かを愛するために、愛されるために生まれてきたと思わされることもいっぱいあります。というか、誰かに必要とされることでしか人生を悲観せずに生きる方法は無いと思います。
自分を絶望に突き落とすのは最終的に自分です。
さみしくて、くるしくて、つらいくらやみから主人公が希望を見つけたように、わたしもここから這い上がって見せます。ありがとうございました。
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