このレビューはネタバレを含みます▼
青年誌の任侠漫画を読んでるのかと思う位ド迫力満載でした。ヤクザの抗争シーンはスプラッターのオンパレードで緊張感がありました。この作者さんの描く大人の男性は渋みがあるイケオジなので任侠漫画にピッタリなキャラデザな所が高ポイントです。30、40代以上の男くさい人物の作画がホント上手いと思います。先代とかザ・極道な風貌で凄味がありました。韮沢の健気とか一途なんて言葉がぬるく感じるほどの加賦さん至上主義、加賦さん以外アウトオブ眼中でブレないキャラ、最高です。目的の為には手段を選ばないとは正に彼の行動理念そのもの。ブッ飛んでますから加賦さんがビビるのも無理は無い?wそんな加賦さんも(特に最初の方は)絆されない様に頑張ってますが結局は韮沢が可愛くて仕方ないんでしょう。2人の時は甘やかしてイチャイチャしてます。嶺石の「新婚かよ」は誰もが納得するセリフでしょうwもちろん若頭から組長になるまでの葛藤とか覚悟を決めるシーンとかカッコ良い所が多く、韮沢が惚れるのも当然だよなぁと思ってしまいました。漢気溢れるイケメン、素敵です。「やるよ全部終わったら」「死んだら後を追っていい」とかプロポーズじゃないですか!!また姐さん達の男に負けず劣らずな覚悟のガン決まりっぷりにも痺れました。任侠ものにある仁義を通すとかその道を貫くという筋を通すって考えは好感の持てるものなので、身内でもきっちりカタをつける締め括りは潔くて良きです。(反社じゃないですよ)あと画力が高いのですけべは抜群にエロいですね。(18歳以上であればX sideは18キン版を推奨します。)本編が血みどろでハードな展開な分、巻末のおまけ漫画がギャグテイストでいい箸休めになります。