放蕩王子と囚われの獣 【電子限定特典付き】
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放蕩王子と囚われの獣 【電子限定特典付き】

爺太

サウロもアランも筋肉が綺麗!

ネタバレ
2022年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さんで、Twitterでコミックス発売の告知を見た後、1話試し読みしてみたら面白そうだったので購入しました。褐色の戦士サウロ×コルス国の第2王子アランのお話で、表題作のみ全6話+描き下ろしでボリュームたっぷり258ページ。現国王の愛人の息子で自由奔放に生きてきたアランが、実の母親の思惑により意図しない継承位争いに巻き込まれることに。家族を守るために、投獄されていたサウロに亡命の手助けを依頼して…。いや〜絵が綺麗で目の保養になりました!サウロもアランもガッチリ系で筋肉がすごい綺麗。サウロは褐色ならではの色気があるし、男らしいビジュアルのアランが受ける側というのも良かったです。というか、アランがもっと強気受けとかそういったイメージのビジュアルっぽかったんですが、思ったより穏やかな性格でした。間違ったことは素直に謝ったり、他部族への理解があったり、とても好感が持てました。ストーリーも上手くまとまっていてファンタジーものの割に読みやすかったんですが、ここでグワーっと盛り上がりそう!というところが思ったより頭打ちだった気が。マタラの誓いが抱くことと分かった時もっと葛藤があるのかと思えばそうでもなく、亡命先で兄と遭遇して一触即発かと思えばそうでもなく、マタラ到着後アランが余所者ということで爪弾きにされるかと思えばそうでもなく…。個人的にはもう少しアップダウンがあっても良かったかな。でも家族を大事にするアランにサウロが寄り添って、お互い支え合いながら新しい人生を歩んでいくということで、読後感はとても良かったです。
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