SHOOWA先生、一生ついて行きます!




その後出版された「向日性のとびら」(2009年2月初版)のスピンオフ、「ジンと猫は呼ぶと来ない」(2010年4月初版)に「残像」が収録されています。
この新装版の紙媒体出版が2012年12月なので「残像」の方がスピンオフとなります。
しかし先に「残像」を読んでおかないと、新装版で描き下ろされた「Progressing」の意味は解りません。
読んでおくとメッチャ泣けます。
逆に「NON 〜」を先に読んどいた方が「残像」を読んだ時にたまらない気持ちになります。
新装版には旧作に無かった「ケンタ2号捜索ファイル」が2話と、旧「Nobody Knows」に収録されていた「愛と現実の狭間に」が入っています。
めちゃんこヤヤコシイですねー。
SHOOWA先生のコミックスってわりと哀と楽が入り乱れて収録されているので、今回もシュールな「愛と現実の狭間に」は後から時間を置いて読んだ方がいいかと思います。
じゃないと哀惜交々を丸ごとカメと太郎に持ってかれてしまうかもw
………
さて表題作の感想ですが、ひとことでは言えない切なさと、ひとことでは言えないやるせなさで胸が詰まりました。
胸が詰まって苦しいはずなのに、何度でも読みに来てしまう中毒性があります。
それは一筋縄ではいかない複雑な人の心の有り様が、あらゆる角度から描かれているからだと思いました。
1番最初に見えたコトは実はほんのさわりで、人との交わりが深くなる毎に知ってしまう「本当」。
真摯に相対するからこそ、それを自分の中にどう落とし込めばいいのか煩悶します。
その中で過去に受け流してきた関わりにまで思いを掛けられるくらい成長していきます。
わかりにくいはずの人の気持ちの機微を、こんなに切なく胸に届けて下さるSHOOWA先生は本当に素晴らしい作家さまだと、何度も何度も確認してしまいます。
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