このレビューはネタバレを含みます▼
兄の借金のかたにヤクザに売られた燕と、組の構成員 砂塚の物語。
任侠ものってあまり得意ではないのですが、こちらの作品はみんないい人ばかりのほのぼのテイスト。のんびり安心して読めます。
絵もすごく綺麗で、二人ともとても魅力的。
【以下ネタバレ】
だけど暴力団抗争の顛末……私はもっとシリアスなものを想像していたので、肩透かし感がすごかったです。
今までずっとツバメを守ってきた砂塚の努力も、あれですべて吹っ飛ばされた印象。
このオチはちょっと…なんとかならなかったんでしょうか……。。
後半、お互いが結ばれてゆく過程も唐突で、もっとゆっくり二人の絆が深まっていくところが見たかった。
あと燕くん、君の進路はいいのかそれで…。
絵はとても綺麗だったのですが、読後かなりモヤモヤが残りました。
ヤクザのファンタジーですが、任侠ものだからこそ、どこかに一本筋のある展開が見たかったです
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