ルックバック
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ルックバック

藤本タツキ

まどか☆マギカの匂いがする

ネタバレ
2022年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ やばいな〜これ邪な目で読んでしまった。男性がとくにこれを評価してるって聞いたけど、なんか分かる気がする。まどか☆マギカを見た時と同じ気持ちになった。
というのも、幼い女の子二人がものすごくかわいそうな目にあって、痛々しくて、ひどい扱いを受けていて、それでもがんばって、最後は二人が仲良くなるっていう百合ものとしても見れるって感じがして。この二人の少女が最後なかよくなるってところがミソ。そしてあまりにも痛々しい扱いをうける途中のひどい描写はちょっと作者にそういう性癖がないとかけないんじゃないかってくらい生生しい。無限の住人の作者にも感じたんだけど、普通は目を背けたくなるようなところも執拗に描くっていうのはある意味、作家性を超えたヘキがないと無理だと思うんですよw
無限の住人の作者も、本当に漫画家になってそれを表現する人になってくれてよかったと思ったけど、この作者にも同じようなヤバさを感じました。(褒めてる)
これがもし少年男子二人の物語で、最後はこの原作通りちゃんと仲良しの二人になって違う世界線で親友になっているというものだったら、婦女子の方々はけっこう萌えたんじゃないかなと思うわけです。
作品としてどうのこうのじゃなくて、そういう萌え漫画でもあるという側面も持ってる。絶対。そう思えてならない。
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