このレビューはネタバレを含みます▼
一流レストランの元メートルデトル・灯生×祖父の遺した仕立て屋を継いだ生吹。銀座の老舗テーラーを継ぐも閑古鳥が鳴く日々を送っていた生吹の元に、突然現れた灯生。店の窮状を見抜かれ、押し切られるようにして手を借りることに。店の立て直しに奔走する上下巻、面白かった!技術的なことより経営面での試行錯誤がメインで読み応えありました。生吹が忘れている最初の出会いが互いの人生を変えて、仕事への情熱ややり甲斐を取り戻す中で気持ちが重なっていくのがとても自然。まだまだ店もこれからだし、細かいところで気になることもあるので続編欲しいなー。お祖父ちゃんの常連客達も戻ってきて欲しいし。二人を応援してくれるキャラ達が可愛くてほっこりしました。