利火羅
」のレビュー

利火羅

水上シン

淫らに咲いて

2011年4月10日
前半3編が古代中国、後半2編が現代日本。
中国編は美しく妖艶さ、淫らさが漂うのに対し、日本編は軽いノリでギャグテイスト、な短編集。

「利火羅」
大陸のある地域のある小さな部族の美しい顔と体を持つ男リカラ。王の慰みものになるも、強く高潔な心を失わず、妾腹の息子セイテンにその強い心をぶつけ、熱い体を与える…。
セイテンが恋心に目覚めたと思ったらいろんな意味で突っ走っていく!凄い勢い(笑)!!
「牢獄に咲く花」
黒髪の美しい上司セイジョウに密かに想いを寄せる裁判官ハクト。牢獄にいる罪人ドウコクにその想いを知られてしまい、黙っているから、と体を触れられて…。
鉄格子を挟んで、日を追うごとに淫らに乱されるハクト…。なんてシュチュエーション…、たまらないわ(笑)
「未練」
王のために、家臣としてそばにいたい。一人の男として、そばにいたい…。
まるで中国の古典のように、幻想的で美しい物語。
「セミWベッド」
部活のキャプテンと後輩。社会人になって同棲するも、エッチしようとするたび、邪魔が入る…。
焦れったさを楽しんで(笑)!!
「タッチアウト!」
いくつもの会社を経営する社長シノブと社長に一目惚れした高校生タマキ。アルバイト募集中と知り、タマキはシノブの家でアルバイトすることに…。
すぐ赤くなるタマキが可愛いそんなタマキをみて少し赤くなってる社長も可愛い

「牢獄に咲く花」や他数編に、☆5つ。
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