すのーふれーくす
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すのーふれーくす

京山あつき

タイトルと絵柄を裏切る斜め上の変態DK

ネタバレ
2022年4月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 高2の向井タケルは、化学の押間先生のことが好きです。それを知ってもらいたくて、先生に見つかるように試験管を挿入するという暴挙に出ます。でも、いざ見つかると、みっともなくて恥ずかしくて先生の前で号泣するのでした。そんなとんでもない生徒を押間先生は見放すこと無く、つかず離れぬ絶妙な距離感で接してくれます。先生との距離がもどかしいタケルは、中3の弟•ユウマの親友シュウくんが押間先生に似ているような気がして好きになります。だけど、タケルはシュウくんのシャーペンを舐めてしまい、返す前に消毒しようとお湯で煮てダメにしてしまうのでした。セ◯レがいたり、クラスメイトとキスしたりしてしまうタケル、タケルは自分が人と違うこと、変なことをしてしまうのが辛くて悲しくて、泣いたり落ち込んだりします。身体が成長して性癖に気が付き、性欲やら承認欲求やらの中で、焦ったり迷ったり間違ったりするタケルのアオハルは、2年のインターバルを置いて再び押間先生、弟、シュウくんの間で回り始めます。バカでイタくて恥ずかしくで、でも何故か憎めない変態くんのお話です。野球部の中嶋くんに幸あれ。タケルに振り回された彼は普通にいい人でした。
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