ギンモクセイの仕立て屋
」のレビュー

ギンモクセイの仕立て屋

マミタ

上質な雰囲気を楽しめます

2022年4月6日
作者さん買いです。今回も良かった!
舞台が銀座のテーラーということもあって、全体的に上質感のある作品です。
スーツの柄はもちろん、小物なども丁寧に描かれているのでなおさら雰囲気が良く、物語の世界観を後押しする感じで作品に入り込めました。
(表紙の裏地が特にお気に入りです!)
生吹と灯生、メイン2人に"生"の文字が入っているのが印象的で、各々の生きる姿勢が現れているような気がしますね。
そして店名でもあるギンモクセイ。
一般的にメジャーなキンモクセイではなく、なぜギンモクセイだったのだろう?と思っていたのですが、甘い香りとフェロモンの下りを掛けたのかな、なんて勝手に解釈しています(笑)
ただ、上巻本編156P、下巻本編142P、描き下ろしは上下併せて20P以上ありますが、上下巻にするならもっとボリュームが欲しかったな、とそれだけが残念…
いえ、もっと見ていたかっただけなんですけどね。
個人的には下巻の描き下ろしのマウンティングがツボでしたので、あんな番外編を希望します!
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!