このレビューはネタバレを含みます▼
アニメの第一話を見て、余りのレベルの低さに驚いたのですが、アニメ化されたなら、漫画は面白いのかもと期待して読みましたが…
最初に、拉致された子供が誘拐は犯罪だと抗議した時、「そっちに頼まれてやってるんだバーカ、参加しないなら帰してやるよ」と言われて黙らされましたが、頼まれようが帰そうが、暴行、傷害、未成年者略取誘拐罪が消える筈ないだろ(笑)武装した黒服が並んでいるとか、見せしめで誰かが殺されたとかならまだしも、友達よりお金が大事なのかとの低レベルな煽りで、金の重さを誰よりも知っている主人公が、ウン千万の借金を背負う、意味不明のゲームに参加したりはしないでしょう。
そもそも、違法に借金を負わせる時点で犯罪者確定なんだから、勝ったとしても本当に借金を免除してくれる事は愚か、無事に帰れる保証すらない。主催者も、神様とか悪魔ではなくビジネスなら、警察や司法が手を出せない理由提示位は必須。
ゲーム内容もまた酷く、主催者側が個別に違う条件を出せるなら、清々しいデキレ。主催者の匙加減で借金を増減出来るから、心理戦も何もない(苦笑)第一、最初のゲームでは順番まで勝手に決められて、一番不利な最終走者をさせられた人間が堪らない。
ウン千万円を負けた場合に、親が簡単に肩代わりしてくれる子供と、人生終了レベルのハンデになる子供に、同じ選択を求める事自体が間違い。日本の市会議員にそんな権力はない。
裏切者は彼でした、いや、真実は彼女でした、彼は裏切者でしたが、本当の黒幕は…と、理由は全て後付で、やっていない事を自分で証明しろというのは、悪魔の証明で不可能。最後に、友達を騙して犯罪組織に誘拐させる人間は、その時点で友達ではない。