このレビューはネタバレを含みます▼
初めての作家さんです ちょっと絵が苦手だったので買うか迷いました(ごめんなさい 結構絵から入る人間なんで…) レビューも両方の評価を見て購入 これはBLのジャンルだけにしておくのはかなり勿体無い 沢山の人に見てもらいたいです
みなさんの言ってる通りかなり泣けました 先入観なく読んだ方がもっと泣けると思います 自分はずっと泣くよりも読み終わった後に命とは何か?を考えさせられる方がかなり強かったです めちゃくちゃ色々な事 人の立場や感情など考えさせられました
生きる事を選ぶ人 死を選ぶ人 子を亡くした親の事 色々人生生きる上で挫折はつきものだが現代社会の問題をギュギュと詰め込んだ内容になっていて今の日本での生きづらさ(一度失敗をすると普通には戻れない 這い上がっていきにくい事)を焦点にあげて描かれてます どう考えても どれが正解なのか答えは出ないのですが考えさせられます どんな大変な人生でも最後まで生きるという事 別れ際の天使(天志)くんの笑顔が胸が痛くなる程のとびきり優しい顔で微笑んでてちょっと辛かったです いなくなってからのつらさも痛いほどわかる 命を失おうとしている者と断たれようとしている者とが同じ場所にいて偶然出会ってしまう これはある意味天使くんのワンチャンが幸紀くんに命のバトンを託されたのか?と考えてしまいました
命のあり方や生きる事を選ぶ意味 人生とは何か?何を見出していけるのか?などなど…
最後には幸せになれた人生だったのかなと思えました
QRコードも余計に泣けてきます ちょっと色々な感情も出て難しいところですが(本当色々な事を考えしまうので元気な時に読んだ方がいいです かなり頭使います) 話の作り方も上手くて絵の見せ方もすごいなぁ…よく計算されてるなぁって思われます 本当よく出来ています
少しでも気になるようなら読んだ方がいいです 損はないと思います 先入観を持たずにフラットな気持ちで見て欲しいです 泣きたい時にオススメしたい一冊です